年間アーカイブ

木組み 木の家 無垢の木 | 松井郁夫建築設計事務所「木組の家づくり」 - Part 4

2012年02月23日 Thu

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2012年度「木組のデザインゼミナール」募集

2011年3月11日14時46分、東北関東地方を未曾有の地震が襲い、その後の大津波によって多くの尊い人命とふるさとの町を流しさってしまいました。

わたしたちはあらためて、大自然の猛威を侮ってはいけないことを思い知らされました。
一瞬にして消えてしまった町の風景には、言葉もありません。
被災地のみなさまには、心よりお見舞い申し上げます。

この悲しみを乗り越えて、新たな生活の場を再建することが、
わたしたち日本人全体に課せられた試練だと思います。

わたしたちは、阪神大震災を契機に、地震に強い木組みの家づくりを実践してきました。
ワークショップ「き」組では、今回も被災地復興に向けて多くの仲間達と支援の輪を広げ、
これからも地震に強い家づくりの実践を重ねたいと思います。

今こそ、安全性を追及した木組みの家づくりが必要とされる時です。
利便性の追求から、手仕事による安心の施工へ、
これからの日本の住宅づくりは、大きく舵取りを変えなければならないと思います。

むかしから受け継がれてきた伝統的な構法と素材、
家づくりからまちづくりの作法にいたるまでを学びなおすことで、
いまを乗り越え、みらいにつなげたいと思います。

これから家づくりを確実な実践に結び付けたいと望んでいる皆さん、
安全な木組みの実践力をつけ、山と職人と住まい手がつながる安心の家づくりを学びませんか?
皆様の熱意あるご参加をお待ちしています。

2012年1月27日
ワークショップ「き」組 代表理事 松井郁夫

2012年度 「木組のデザイン」ゼミナール受講生募集要項

2012年度 「木組のデザイン」ゼミナール募集要項(印刷用PDF)

【開講日】4月~8月/9月~1月 基本的に月1回(日曜日)

入門コース:講義 4/8、5/13、6/10、7/8、8/26    美術講座と木組みの理念
上級コース:講義 9/9、10/14、11/11、12/9、1/13   私家版メンバーによる木組み講座
実践コース:見学 5/12、6/9、7/7、9/8、10/13    現場講座と、より実践的な木組み講座
※ 当ゼミナールを初めて受講される方は、入門コースからお申込み下さい。
(実践コースは木組みの家の見学会を予定しており、現場の進行状況により日程が変更される可能性がございます。あらかじめご了承ください)

【時間】10:00~17:00 各コース全5回(詳細は別紙スケジュールを参照)
一泊研修あり(植林ツアー、伐採ツアー、自力建設補助+スケッチ旅行:費用別途)

【場所】松井郁夫建築設計事務所内(東京都中野区江原町1-46-12-102)

【定員】各講座15名程度

【費用】1コース 95,000円(1講座16,000円×5回+入学金15,000円)

  • 複数のコースを受講される場合は入学金は一回だけで結構です。
  • 卒業生が改めて申し込む場合は、入学金は免除となります。

【講師陣】木組み・設計講座 私家版仕様書研究会メンバー
     松井郁夫(株式会社松井郁夫建築設計事務所 主宰)
     小林一元(小林一元建築設計室 主宰)
     宮越喜彦(木住研 主宰)

【講師陣】美術講座
     松井郁夫(東京藝術大学卒)
     松井奈穂(東京藝術大学卒)
     松井匠(多摩美術大学卒)

【特別講師】木組みゼミOB
     山本兵一(大兵工務店・宇都宮城修復の棟梁)
     青木正剛(青木設計・ワークショップ「き」組メンバーで名古屋の設計士)
     山田健太郎(一級建築士事務所山田屋・福井県福井市の設計士)

美術講座

「美術を身につける」
家づくりにかかわる基礎的な美術の実技を行い、プロポーションや色彩感覚を養う。
デザインの基本となるスケッチや色面構成、立体造形を学ぶ。

木組み講座

「木組みを学ぶ」
初めて木の家を学ぶ人や改めて木組みの家を学びたい人のための、実習。
木組みの家づくりにかかわる、実施構造図から模型までの木組みを学ぶ。
私家版仕様書執筆メンバーによる課題と講評。

実践講座

「現場研修」   実務に役立つ詳細設計や監理を、現場の実際を見て学ぶ。
「実践木組講座」 木組みの積算や申請業務などを学び、実務に即活用できる木組みの講座。

 

申し込み

所定の申し込み用紙に必要事項を 手書きで 記入の上、下記に郵送する。
一次締め切り 4/1(以降随時受付)

 〒165-0023 東京都中野区江原町1-46-12-203
 一般社団法人ワークショップ「き」組事務局 「木組のデザイン」ゼミナール 係

問い合わせ
一般社団法人ワークショップ「き」組事務局 (松井郁夫建築設計事務所内)
TEL 03-3951-0703  FAX 03-5996-1370  E-MAIL info@kigumi.jp

 

募集要項等はこちらからダウンロードできます。
2012年度 「木組のデザイン」ゼミナール募集要項(印刷用PDF)

2012年02月20日 Mon

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COMINET LIVE No.52 2012

2012年02月01日 Wed

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日本列島・伝統溝法の旅



「建築知識」に1997年10月号から1999年12月号まで連載された「日本列島伝統溝法の旅」をまとめた冊子です。

2011年12月26日 Mon

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「吉祥寺の家Ⅱ」完成しました

洗練されたデザインの現代木組み

吉祥寺の街に、木組みの家が建ちます。
スタイル良く、軽妙でありながら居心地のいい空間を目指しました。
地震に強い構造はもちろん、意匠を洗練させた木組みの家です。

設計  松井郁夫建築設計事務所
設計協力 春紫建築設計事務所(赤川真理)
施工  キューブワン・ハウジング
山   天竜T.S.ドライシステム協同組合
撮影  奈良岡 忠

2011年12月19日 Mon

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「吉祥寺の家Ⅱ」完成内覧会は大盛況でした

「吉祥寺の家・2」完成内覧会はたくさんの方にご来場いただき大盛況でした。
足をお運びくださった皆様に改めて御礼申し上げます。

2011年12月02日 Fri

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「吉祥寺の家Ⅱ」完成内覧会のお知らせ

「吉祥寺の家Ⅱ」が完成し、
2011年12月17日(土)18日(日)11:00~16:00
完成内覧会を開催させていただけることになりました。

吉祥寺の街に、木組みの家が建ちました。
スタイル良く軽妙でいて、穏やかな居心地の空間になりました。
日本の古民家に学んだ地震に粘り強い構造を持ち、意匠を洗練させた現代木組みです。
職人の手仕事による、無垢の木と漆喰の家を、どうぞこの機会にご高覧下さい。

印刷用案内はこちら
【「吉祥寺の家Ⅱ」完成内覧会のご案内】

参加のお申し込みは松井事務所までご連絡ください。地図をお送りします。
TEL:03-3951-0703 FAX:03-5996-1370 ok@matsui-ikuo.jp

参加をご希望の方は松井事務所までご連絡下さい。
尚、お車でお越しの際は付近のコインパーキングをご利用ください。

2011年11月24日 Thu

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「吉祥寺の家Ⅱ」外観があらわれました

足場がはずれて、外観がお披露目されました

内部はこのあと漆喰が塗られます

2011年11月24日 Thu

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「豊田の家」がTV放送されます

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豊田の家が、「渡辺篤史の建もの探訪」でTV放送されます。 放映日は2011年12月9日(金)午前4時30分です。 雑木林に浮かぶ木組みの家を、ぜひご家庭で御覧ください。

2011年11月12日 Sat

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木組でつくる日本の家

【日時】2011年11月12日(日)
【会場】富山県総合情報センター(4階 第1会議室)

【内容】木造住宅私家版仕様書を元に 究極の木組の家づくりを学ぶ講座
【講師】松井郁夫・小林一元・宮越喜彦

【主催】木の家スクール富山事務局(富山木構造研究所)
【共催】NPO法人緑の列島ネットワーク

<お問い合わせ> 
木の家スクール富山事務局
富山市西新庄10-10
TEL/FAX 076-433-7117

 

2011年11月10日 Thu

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盛岡銀行

盛岡に民家調査に行きました。市内を散策して素晴らしいレンガ造りの銀行を見つけました。
現在も使われている盛岡銀行です。明治44年辰野金吾の設計です。
当時の盛岡の隆盛がしのばれます。

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2011年10月07日 Fri

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「全国町家再生交流会in今井町」いよいよ明日からです

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「全国町家再生交流会in今井町」が、いよいよ明日から開催されます。
お近くの方は、ぜひご参加ください。 詳細な案内はこちらからダウンロードできます。
「第4回全国町家再生交流会in今井町」 地方都市からの町家再生 ~つながり、ひろがる町家の暮らし~

2011年10月01日 Sat

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COMINET LIVE No.51 2011

2011年08月30日 Tue

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「吉祥寺の家Ⅱ」上棟式を行いました

上棟式を行いました。工事の無事と家族の健康を祈願しました。
式の後の直会は、職人さんたちを労う大切な場です。
みなさん最後まで怪我のないようによろしくお願いいたします

2011年08月22日 Mon

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「吉祥寺の家Ⅱ」上棟しました

吉祥寺の家2建て方1

吉祥寺の家2建て方2

吉祥寺の家2建て方3

佐々木棟梁とみなさんの手腕で、見事に上棟しました。
若い大工さんに木組みの技術が伝承されていく瞬間です。
当日の見学会は大盛況でした。
天然乾燥ならではの、遠くまで木の香りが漂う建て方です。
上棟おめでとうございます!

2011年08月20日 Sat

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「吉祥寺の家Ⅱ」建方の様子

2011年8月に行われた「吉祥寺の家Ⅱ」建方の様子です。

2011年08月06日 Sat

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「大和の家」内覧会は盛況でした

木組みの店舗併用住宅

木組みの家づくりの教科書ともいえる【木造住宅私家版仕様書】(共著)に
掲載されている架構と間取りをご覧になって、共感してくださった建主さんです。
キューブタイプの架構に住まいを設け、下屋部分を店舗としてつくりました。
小屋組みを整理して、シンプルでスタンダードな店舗併用住宅となりました。
竣工おめでとうございます。

 

設計  ㈱松井郁夫建築設計事務所
施工  キューブワン・ハウジング
山    天竜T.S.ドライシステム協同組合

 

110806大和の家外観

110806大和の家居間吹抜

110806大和の家居間吹抜2

110806大和の家階段

完成内覧会は、たくさんの方に参加いただきました。
建築家の丸谷博男さんも来てくださいました。
この日は猛暑でしたが、窓を開けて吹抜のファンを回すと、
家全体を風が通りぬけ、熱気は越屋根から出て行きました。
外気温は35度でしたが、室温は28度でした。
体感温度は、風が抜けるたびにさらに低くなり、
クーラーを使わなくても涼しく過ごすことができました。
暑い中お越しいただいた皆様に、改めて御礼申し上げます。

2011年08月01日 Mon

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大和の家

大和の家

厚板でつくる屋根

区画整理事業で立ち退きになって新居を建てようとして、本屋で見つけたのが拙著「木造住宅【私家版】仕様書」でした。

専門家向けの技術書をご覧になって当事務所に依頼されたので、最初から信頼関係が出来上がっていました。

区画整理事業の移転という手続きも問題なく、出来上がった家は、大変気にいっていただきました。

内覧会のときには、多くの専門家の方もいらして大盛況でした。

この家は、屋根を厚い板でつくり垂木を無くして軒先をシャープにしました。屋根が軽く見えていると思います。

現在は、区画整理事業が終わり、周りに家が建て込んでいますので、写真のように見ることができなくて残念です。

 

所在 神奈川県大和市
構造規模 木造2階建(店舗併用住宅)
敷地面積 144㎡(43.56坪)
建築面積 84.60㎡(25.59坪)
延床面積 130.55㎡(39.49坪)
建築費
設計監理 松井郁夫建築設計事務所
施工 キューブワン・ハウジング
竣工 2011年8月
建ぺい率 80%
容積率 200%
地域地区 近隣商業地域
防火地域 準防火地区
構造材 天竜桧・天竜杉(葉枯し乾燥)
床板 天竜桧 厚30mm
外壁仕上 土壁風藁入りモルタル
断熱材 ウッドファイバー(木の繊維)
内壁仕上 漆喰塗・土壁藁入り
開口部 アルミサッシ(ペアガラス)

2011年08月01日 Mon

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「吉祥寺の家Ⅱ」上棟見学会のお知らせ

吉祥寺の閑静な住宅街に、地震に強い木組みの家が上棟します。
職人が手で刻んだ国産無垢の木を、金物に頼らずに木と木を組み上げることによって、
しなやかに地震の力を逃がします。

伝統の「足固め」と「貫」構法を採用した木組みの家は、民家に学ぶ日本の家です。
上棟したばかりの木組みの架構をご覧いただける貴重な機会です。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

参加をご希望の方は 松井事務所までご連絡下さい。
尚、お車でお越しの際は 付近のコインパーキングをご利用ください。

松井郁夫建築設計事務所
TEL:03-3951-0703 FAX:03-5996-1370 ok@matsui-ikuo.jp

印刷用PDFはこちらから

2011年08月01日 Mon

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あきる野の家・再訪

久しぶりに「あきるの家」を訪れました。
8年たって外部も落ち着いて、すっかり自然の中になじんでいました。
裏山の木を伐って造った、足かけ5年をかけた民家再生です。

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2011年07月29日 Fri

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「井土ヶ谷の家」高窓

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「井土ヶ谷の家」の越屋根に窓が入りました。
室内の熱気は、屋根なりに昇ってこの窓から抜けていくので、夏でも二階で涼しく過ごせます。
「き」組の家に一年点検に行くと、みなさんエアコンをほとんど使わずに生活されています。
深い軒による日射の調節、風通しの良さ、漆喰の調温湿作で、 機械に頼らずに、夏に涼しい家になります。
エアコンが苦手な方も安心です。

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