プロジェクトレポート
2006年12月31日 Sun
今年は1キロの大鉢を買いました。1キロを3回、そばを打ち、家族全員で年越しそばの会、です。お世話になった建具屋の親父にもこれからそばを届けます。今年は20周年の区切りの年でした。まだまだ勉強することがたくさんあるのを痛感した年でもありました。もうひと頑張りしなくては、と思っています。
皆様、よいお年をお迎えください。
年越しそばで よいお年を!
2006年12月27日 Wed
来年の全国町並み保存の大会は伊勢・河崎でおこなわれることになっています。(9月14,15,16日)この河崎は地域の人たちが長い間頑張って古い建物をたくさん残しています。江戸時代、船による運搬で発展した町並みが河の両側にありましたが、伊勢湾台風の後、護岸工事が始まり、川幅を広げるために護岸の家々がなくなっていきました。そのときに歴史ある建物郡を残そうという市民の運動がおこったのです。そのおかげで今その面影を残すことが出来たのです。
この蔵は今はおみやげやさんとして使われています。
伊勢・河崎
2006年12月26日 Tue
子どもつながりで親しくなった、芸大の先輩でもある野沢正光さんが、いわむらかずお美術館を設計しました。もう10年たちますが、「絵本の丘」として美術館の周りの自然や民家、畑などを取り込んだ形で構想が広がり、子どもたちのワークショップも出来るような場所となっていました。いわむらかずおさんも私たちの先輩で、飾り気の無い気さくな方でした。「14匹のねずみ」など、皆さんも目にしたことがあると思いますがとてもきれいなやさしい絵です。
野沢さんは環境問題に取り組んでいて、設計の上でも非常に強く環境問題へのメッセージ出しています。野沢さんの書いた、子どもに伝えたい家の本シリーズ「地球と生きる家」をぜひみなさんにお読みいただきたいと思いここに紹介いたします。
㈱インデックス・コミュニケーションズ 1600円
クリスマスの贈り物にどうぞ。
2006年12月25日 Mon
今日はクリスマスイブですので、手作りのクリスマスリースの写真を贈ります。
奈穂がやっている「アトリエかたつむり」で毎年作っています。今年はたくさんの糸杉の枝が偶然手に入り、ふんだんに使うことが出来ました。交差点で信号待ちをしていたら、なんとトラックにいっぱい糸杉を積んだトラックが止まったのです。すぐに運転席に近づき少しいただけないかと頼みました。大きな枝を5本ばかりもらい自転車に積んで帰ってきました。20人ほどの子どもたちとリースをつくるのに十分なだけの枝を準備できました。
こんなことってあまり無いことです。うれしかった!
毎週水曜日と土曜日に自宅や江古田駅の近くでアトリエをやっています。
たくさんの子どもたちと楽しんでいます。
メリークリスマス!
2006年12月14日 Thu
秋になると毎朝見る隣の公園の景色が日毎に変わっていきます。葉の色が変わり、それがだんだん落ちて枝だけになっていきます。その毎日の変化を楽しみながら描きました。今年は暖冬だったので真っ赤になるような紅葉は見られませんでしたが、やはり色とりどりできれいでした。
江原公園・秋
2006年12月12日 Tue
今年の紅葉は少し遅く、八郷の山はちょうど紅葉がきれいでした。八郷は里山として自然と人とがうまく調和が取れたきれいな村です。東京などからもずいぶん移り住んでいる人が増えているのもうなずけるほど、豊かで温和な土地です。
晩秋の八郷
2006年12月11日 Mon
西光寺を訪れるのは3回目です。東の清水寺と呼ばれているこのお寺は、断崖絶壁に「懸け造り」で造られています。その舞台から見る眺めは最高です。八郷の里山としての美しさにいつも感動してしまいます。
八郷・西光寺
2006年12月02日 Sat
奈穂です。友人のご主人がチェロの前身であるヴィオラ・ダ・ガンバという古楽器の奏者で、先日、新大久保の大きな教会でコンサートを開きました。ピアノの前身であるチェンバロとのハーモニーはすばらしいものでした。そのヴィオラ・ダ・ガンバは弦が7本あって透明感のある音がします。古楽器の魅力に触れた素敵なコンサートでした。
古楽器の音色
2006年11月29日 Wed
奈穂です。萩で泊まったホテルのすぐ裏は日本海、菊が浜が広がっていました。夏は海水浴場になるそうです。今年は11月でもあまり寒くなく、目の前に広がる日本海を描きました。毛利のお城があった指月山が右手に見えます。紅葉が始まったところです。近所のおじいちゃんと孫が楽しそうに遊んでいました。
萩・菊が浜
2006年11月28日 Tue
山口県の木造塾に呼ばれました。萩で設計した建物の構造見学会の後、少し足を伸ばして長門・湯本温泉へ行きました。小雨の中、萩焼の窯元を訪ね、山の美しさを堪能しました。ホテルの窓からの山里の眺めが良く、朝、まだ車がライトをつけて走っている頃から描きはじめ、朝のすがすがしさを描きとめようとしました。うまく伝えられていますでしょうか。
長門・湯本温泉
2006年11月23日 Thu
伊勢神宮見学の前に松阪に立ち寄りました。事前に何も調べずに行ってしまって、松阪牛のことばかり考えていたら、松坂屋も三井もここからはじまったという事を知りました。松坂は伊勢商人発祥の地だったのです。市民運動で大切に保存されている町並みが印象的でした。武家の長屋もいまだに人が住み続けていて利用されています。また国学者の本居宣長がここで生まれ暮らしていたことなど歴史に残る町でした。松阪城址に移築されている本居宣長の家を描きました。小さいながら、二階に書斎を増築したり、ウダツがあったり質素な家でした。ここで講座や歌会が催されたそうです。
本居宣長邸
2006年11月21日 Tue
伊勢の内宮へは五十鈴川の橋を渡ってから玉砂利の参道をずーと歩いていきます。200年も経ていると思われる楠や檜の大木が両側にあり、森林の空気がおいしく感じられました。本殿は写真撮影もできないので、裏のほうから少し見える場所から、見えた部分だけをスケッチしました。金が張ってあって神々しい神殿でした。
伊勢神宮
2006年11月16日 Thu
伊勢で泊まった旅館は、歴史的町並み保存地区・河崎の一角にある古くからの建物でした。なんだか懐かしい雰囲気の部屋が並んでいて、タイムスリップしたような気がしました。外国人のお客が多くなってきたと女将さんが話してくれました。ここは無農薬野菜の体に良い食事を提供しています。襖で仕切られた室内はとてもプライバシーがあると思えませんが・・・。伊勢へ行ったときはどうぞ宿泊地の一つとして候補に上げてみてはいかがでしょうか?(奈穂)
伊勢・星出旅館
2006年11月14日 Tue
伊勢・河崎町
伊勢神宮を一度は見なくてはと思いつつ、今まで機会がなくここまで来てしまいました。
今回、縁あって三重、松坂で開かれている「みえ木造塾」に呼ばれ講演をすることになりました。これ幸いと伊勢参りをすることにしました。
泊まったところが伊勢河崎の歴史的街並みが保存されている地区で、この街並みがまたとても良くて、たくさんスケッチを描いてきました。伊勢の台所をあづかる河崎は水路を使った物流と金融の中心地区でしたが、勢田川の改修工事のため多くの蔵や商家がなくなってしまいました。市民の町並み保存運動の力で、白鷹酒造の商家を中心に多くの家や蔵が残され、活用されています。今尚生きている町並みとしての魅力を感じました。
伊勢・河崎町
2006年10月31日 Tue
桐生には「異国調菜・喫茶室馬小屋」と書かれた看板を出し、独特の雰囲気で町の文化に影響を与え続けてきた洋食の芭蕉庵があります。昭和12年に開店以来、長い間変わらず、今でも若い人たちや文人たちが通っているところのようです。中には馬にちなんだものが数多くあり、所狭しと民芸が並んでいます。どこを見ても雰囲気の良い、絵になる場所です。馬小屋カレーが辛かった!おいしかった!
桐生・芭蕉庵
お店の案内を素敵な版画で作っていました。犬がかわいいです。
2006年10月30日 Mon
桐生は繊維の町でした。繊維工場だったのこぎり屋根の建物がたくさん残っています。近代化遺産の保存で、この建物もギャラリーとして使われています。会場では、「桐生再演プロジェクト2006」という展示がおこなわれています。11月5日まで。桐生市東7丁目3-62
お近くにお出かけの折には足を伸ばしてみてください。
桐生・のこぎり屋根
2006年10月27日 Fri
ブログ | プロジェクトレポート | 軽井沢の別荘
斜面地から森を臨むように、バスルームをメインとした別荘が上棟しました。
アイディアスケッチ。一番初めのスケッチにインスピレーションが詰まっています。
斜面を見下ろす大きなガラス窓になっています。角の一番眺めのいい部屋は大きなバスルームになります。
大きなバスルームとリラクゼーションルームがゆったりとした空間になっています。
正方形の竹マットが敷き詰められた方形屋根の別荘建築です。
照明は天井のスリットからの間接光で部屋を演出します。
浴室の天井にはスピーカーがはめ込まれていて、音楽が楽しめるようになっています。
2006年10月27日 Fri
きれいに並んだ唐辛子は部屋に掛けてあるだけでも絵になるかわいらしさがあります。地方に行くとまだこのような形体で売り買いされていて、人の手がまだこれを作っているのだと思うとなんだか農家の縁側にいるような気持ちがします。
とうがらし
2006年10月24日 Tue
江戸東京建物園に行きました。秋の良いお天気の日だったので、たくさんの人がいて、運動会などもやっていました。昔の街並みのように作られている真ん中、土管のある原っぱが町内会の運動会さながらにぎわっていました。その懐かしい街並みの中に小さな仕立て屋さんがありました。本当に小さくて、女の人が一人で住んでいるような家でしたが、チキンと作られていて、気持ちが良かったです。粋な感じがする黒塀に囲まれて秋の空の下に佇んでいました。
東京建物園の仕立て屋さん
2006年10月23日 Mon
碓氷峠
碓氷峠を走っていたら、トンネルのようなかわいい橋がかかっていて、驚いて車を止めて絵を描きました。むかし碓氷峠を走っていた機関車が通った陸橋やトンネルがたくさん残っていたのです。この先には大きなめがね橋と呼ばれる橋もありました。緑に埋もれてひっそりと残っている陸橋がいとおしく感じました。(奈穂)
碓氷峠
2006年-->