プロジェクトレポート
2017年12月27日 Wed
松井事務所のHPをリニューアルしました。
「古民家再生」のページを独立させて、充実させました。
従来の「木組みの家」も健在です。
こちらからご覧ください。
なお、レイアウトが混乱している場合は、ウエブの履歴を削除して見てください。
よろしくお願いいたします。
2017年12月27日 Wed
松井郁夫建築設計事務所は、2017年12月29日より2018年1月4日までお正月休暇をいただきます。
メールは随時見ることが出来ますので、お急ぎの方はok@matsui-ikuo.jpまでご連絡ください。
みなさま、今年も大変お世話になりました。良いお年をお迎えください。
2017年12月26日 Tue
このテーブルを造ってくれた大工さんが亡くなりました…。
事務所を始めた時に、7枚のタモの板を衝動買いして、板と板を組むテーブルを考えました。もちろん金物は使っていません。
元家具職人だった下山大工さんに頼むと、丁寧に丁寧に組んでくれました。
寡黙な人で、一度だけ大きな声を上げたことがありましたが、いつもは穏やかな人でした。
階段を造ると、どこから釘を打ったのかわからないので、不思議に思い覗き込んでいると、ニヤニヤして僕を見てました。
このテーブルの上で、多くの建て主さんや職人さんと打ち合わせを行いました。おかげさまで、長く事務所の顔の役目を担ってくれていました。
今は自宅の食卓になっています。今夜は、このテーブルで孫たちと一緒に過ごします。
ありがとう!下山さん、むこうでも僕を見ていてくれるかな?
合掌…
2017年12月21日 Thu
京町家は、繊細な千本格子の家並みで有名ですが、架構にはさまざまな工夫があります。
写真の斜め材は何か分かりますか?
軒先を支える材ですが、建築材ではありません。答えは、川舟の櫂です。
薄い軒先が、下がらないように桔木になっています。丈夫な櫂の再利用とは、京都らしいと思いませんか?
京町家作事組の祇園の町家の改修現場で見せていただきました。
2017年12月15日 Fri
先日上棟した「中落合の家2」のお祝いをしていただきました。
これで職人さんたちも頑張るでしょう。笑
7人の大世帯。来春の竣工です。
ブログ | プロジェクトレポート | 中落合の家II
2017年12月09日 Sat
中落合の家が上棟しました。
事務所の近所なので、毎日現場に通っております。
詳しくはこちらから。
2017年12月09日 Sat
セミナーのお知らせです。2018年3月1日。わたくしの敬愛するお二人とご一緒できる機会が生まれました。
岩崎駿介さんは、都市計画家として憧れた人です。わたくしが若いころアーバンデザイナーを目指し、歴史的町並み保存運動に参加して、今があるのは、岩崎さんのおかげです!
伊礼智さんは、住宅作家として万人に好かれる設計が素晴らしいと、日頃から憧れています。作品を見てそのエッセンスを学びたいと、わたくしの主催する木組ゼミの講師をお願いしております。
今回は、インテグラルの藤間さんの企画で、「美しさ」をテーマに参加することになりました。
わたくしは、日本の住まいのルーツである民家と家づくりの仕組みについてお話しさせていただきます。歴史に埋もれた構法と社会的な取り組みが今こそ重要だと思っております。
お時間のある方は、是非お運びください。
わたくしも、お二人の素晴らしい講演を楽しみにしております。
2017年12月08日 Fri
知っているようで知らないかもしれない、古民家の面白い話を連載します。
FBですでにアップされていますが、WEBにも転載します。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1526277344119241&set=a.114435651970091.23617.100002109705152&type=3&theater
2017年11月23日 Thu
「民家の知恵に温熱性能を付加」というタイトルで専門誌「日経ホームビルダー」に取り上げていただきました。
木組でも温熱を実現した例として、細かな数値が専門的でわかりにくいですが、省エネ基準をクリアしている様子が掲載されております。
外皮性能は、G2レベルを超えています。日射取得率は、夏少なく冬に多く採り入れています。
一次エネルギー消費も抑えられています。基準を下回っている様子がわかります。
数値で現れるので、性能がよく見えますよね。
2017年11月23日 Thu
「東馬込の家」の家は、温熱向上をめざして、外断熱で付加断熱を実施しました。
10月より始めた計測結果をご覧ください。
ブログ | プロジェクトレポート | 東馬込の家
2017年11月02日 Thu
遅ればせながら、「漢方の本陣」の由来を公開致します。
この建物は、270年前にあった大火のあとの建築と言われています。
江戸時代には、参勤交代の大名が木之本宿で宿泊する時に、この家にお姫様が泊まったとという正真正銘の「本陣」です。
それが証拠に某藩が連れていた「ウミガメ」が途中で死んだので、本陣で預かったという話があり、その剥製が飾ってあります。
また代々、漢方薬を商っていましたので、そのことと合わせて「漢方の本陣」と呼ばれるようになったようです。
明治時代には、薬剤師第一号の免状を取得しています。
ご紹介が遅くなりましたが、これが「漢方の本陣」の由来です。
調査、設計から3年。従前の温湿度を計測しながら、いよいよ再生工事が始まります。
2017年11月01日 Wed
「中落合の家2」は、少し大きな三世代住宅です。
木材は、履歴のわかる天竜TSウッドから入りました。雨の中、棟梁と一緒に番付を打ってきました。
詳しくはこちらから。
ブログ | プロジェクトレポート | 中落合の家II | ワークショップ「き」組の建物
2017年11月01日 Wed
270年前の古民家「漢方の本陣」の改修前の温熱の計測が始まりました。
古民家の再生には、耐震はもちろんですが、暑さ寒さを感じない断熱計画が大切です。もちろん省エネにもつながります。
今回の計測は従前、従後の計測を実施して計算値ばかりでなく、実際の数値を知ることが必要と判断し実施しました。
建物の座敷の床下と室内、小屋裏と外気に計測器を取り付けました。手元のスマホで随時数値がWi-Fiから確認できるようになっています。
写真は、外気と小屋裏の設定が逆ですが、温度と湿度がライブでわかります。
完成後の測定が楽しみです。
2017年10月14日 Sat
一日延期させていただき、快晴のなか建て方が始まりました。
多くの見学者の中に、富山から来た大工さんがいましたが、この日の建て方に飛び入り参加!
貫のある建て方は初めてと言いながら、ベテラン大工に混じって最後まで手伝ってくれました。
ちゃんと着替の服を持ってきたところが立派。次回の「中落合の家」の建て方も手伝いたいとか?
木組みを好きになってくれる仲間が増えて、嬉しい限りです。
マスコミの取材の方や教え始めたばかりの日大の学生さんも来てくれました。
木組みの家を建てようと考えていらっしゃる建主さん候補の方も2組。熱心に見学されていました。
「金物を使わずに組み上がる木組はいいですね。」と嬉しいコメントをいただきました。
建主さんも、一日で組み上がる速さと一致団結した職人のチームワークに感激されていました。
美しい架構の堂々とした「せがいの家」。完成が楽しみです。
ブログ | プロジェクトレポート | 浜田山の家III
2017年10月06日 Fri
基本設計を終えて概算中ですが、保育園の内部に木製のフレームで年齢の違う子たちの仕切り扉をつけることを考えました。
床も天井も無垢の木を貼りますが、柱や梁を木で作るのもいいかもしれない。
子どもたちには、少しでも自然の素材に触れて育ってほしいですね。
ちなみに外のルーバーも木製です。こちらは日射遮蔽のために考えました。
RCの建物ですが、木の香りのする保育園を目指しています。
ブログ | プロジェクトレポート | 保育園+マンション
2017年10月03日 Tue
浜田山の住宅地に、「せがい造り」の家が上棟します。
「せがい」とは、二階が一階よりせり出したつくり方を呼びます。
和船から来た、日本古来の民家の木組です。
建主様のご厚意によって建方見学会を開催させていただきます。
「木組の家」にご興味のある方は、ふるってご参加ください。
骨太の国産・無垢の木を職人の手で刻み、 金物に頼らず組上げる建て方は、木組の最大の見せ場です。
地震に粘り強くしなやかに耐える「足固め」と「貫」「渡り腮」を採用しました。
当日は、ダイナミックな組み手「継手・仕口」を間近でご覧いただけます。
力強く組み上がる「建て方」を見に来ませんか?
めったにない機会ですので、ぜひお誘い合わせの上お越しください。
お申込みは、松井事務所までメールもしくはFAXにてお申し込みください。
現場の地図をお送りいたします。
10月7日は雨模様ということなので、8日(日)に順延となりました。
皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。
ブログ | お知らせ | 住まいの相談会・見学会 | 浜田山の家III
2017年09月23日 Sat
現場の打ち合わせは、スケッチが一番伝わりやすいと思います。
部屋の様子を描いたパーススケッチは、一目瞭然。
和やかな打ち合わせとなりました。
ブログ | プロジェクトレポート | 井之頭の家
2017年09月15日 Fri
浜田山の住宅地に、「せがい造り」の家が上棟します。
「せがい」とは、二階が一階よりせり出したつくり方を呼びます。
和船から来た、日本古来の民家の木組です。
建主様のご厚意によって建方見学会を開催させていただきます。
「木組の家」にご興味のある方は、ふるってご参加ください。
骨太の国産・無垢の木を職人の手で刻み、 金物に頼らず組上げる建て方は、木組の最大の見せ場です。
地震に粘り強くしなやかに耐える「足固め」と「貫」「渡り腮」を採用しました。
当日は、ダイナミックな組み手「継手・仕口」を間近でご覧いただけます。
力強く組み上がる「建て方」を見に来ませんか?
めったにない機会ですので、ぜひお誘い合わせの上お越しください。
お申込みは、松井事務所までメールもしくはFAXにてお申し込みください。
現場の地図をお送りいたします。
皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。
2017年09月06日 Wed
整備が急がれる幼児のための保育園。
当事務所のすぐ近くの倉庫(3階)を建て替えます。
働くお母さんのために、2年後のオープンを目指して基本設計がまとまりました。
1階と2階を保育園として、3階には保育士さんの共同住宅を備えたマンションです。
低層のコンクリートですが、日除けルーバー(木製)の付いた外断熱の省エネルギータイプのビルを目指しています。
幼児が楽しくすごせる、無垢の木での内装を考えています。
松井事務所も、いよいよRCデビュー! アラマタマコト設計室との協働です。完成をご期待ください。
ブログ | プロジェクトレポート | 保育園+マンション
2017年09月03日 Sun
構造に自信があるから、架構の段階でお見せ出来る木組みの家です。
詳しくはこちらから
ブログ | プロジェクトレポート | 井之頭の家