国産材でつくる木組の家づくりと古民家再生を実践しています。豊かな暮らしは、自然素材につつまれた「住まい」から生まれると考えています。
それは、無垢の木の家で、木と木を組んで丈夫な骨組をつくる「木組の家」です。
地震や台風の多い日本では、自然災害に耐える「木組の家」をつくり続けてきた歴史があります。
心地の良い家を造るなら国産材の木を使い、手仕事の大工技術を駆使した、むかしからつくられてきた「木組の家」が良いと考えます。
わたくしは、雪深い城下町で生まれ育ち、実家は百年を超える古民家でした。通り土間のある町家は、太い柱や梁に囲まれ、安心して豊かな気持ちで暮らすことができました。
上京後、東京藝術大学で環境デザインを学びましたが、都会で暮らし始めて都市の住宅の貧弱さに気づきました。そこで、自分が生まれ育った古民家のような丈夫で長く生きる家が、本来の日本の住まいではないかと考え、大工棟梁の元で伝統の木組を学びました。
おかげさまで、いまではむかしながらの職人技術を生かした「木組の家」をみなさまに提供できるようになりました。伝統に学んだ丈夫で美しく、豊かに暮らせて、次の世代に住み継いでいただけるような家です。
わたしたちのつくる家は、自然素材と最新の技術で地震や台風に強く、あたたかい省エネルギーの家です。美しい日本の風景に溶け込み、家族団欒の心地よい生活をお約束します。
代表 : 松井郁夫
代表 IKUO MATSUI |
城下町に生まれ、職人街の古い町家で育ちました。幼いころから職人の手仕事を見て、ものづくりに憧れてきました。
学生時代に、ふるさとの歴史的な町並みが壊されていくのに耐えかねて、全国町並み保存運動に参加し、全国各地を見て歩きました。
その後、大工棟梁の下で、伝統構法を学びました。町並み保存運動からまちづくりを学び、古民家の保存再生から木組を学びました。伝統的な木組の家に新しい技術を加えることで、未来を見据えた家ができると思います。
木組でつくる現代住宅を広く提供することを使命とし、「美しい家」を「日本の山の木」と「職人の手仕事」でつくります。
また、温熱計算により「省エネルギー」を計り、あたたかい快適な住まいを目指しています。
古民家再生を得意としています。町並み保存や住民参加のまちづくりなども手がける他、設計者、大工達への育成もおこなっています。「木組の家」実践者育成を目的に「木組のデザインゼミナール」を2003年から主催しております。
丈夫で快適な木組の家づくりを通して、住まい手のみなさんの幸せと社会に貢献したいと願っております。
1955年 | 福井県大野市生まれ |
1977年 | 東京芸術大学美術学部卒業・工業デザイン専攻 |
1979年 | 東京芸術大学大学院美術研究科修了「安宅賞」受賞 環境造形デザイン専攻株式会社現代計画研究所入社 都市計画・アーバンデザイン担当 本郷台駅前広場設計担当(横浜市) 尾道歴史的環境保全市街地整備計画(尾道市) |
1985年 | 松井郁夫建築設計事務所設立 |
1992年 | まちづくりデザイン室併設 |
1993年 |
有限会社 松井郁夫建築設計事務所設立 元東京芸術大学講師 元金沢工芸大学講師 現・内閣府地域活性化伝導師 |
2003年 | ものつくり大学講師 国土交通省大工育成塾講師 |
2006年 |
株式会社松井郁夫建築設計事務所に変更 伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験検討委員・構法歴史部会班長(国土交通省) |
2009年 |
一般社団法人ワークショップ「き」組代表理事に就任 作事組全国協議会幹事に就任 |
2011年 | 一般社団法人 住宅医協会理事 一般社団法人地域素材利活用協会理事 |
望月麻紀 MAKI MOCHIZUKI |
1977年 東京都生まれ
芝浦工業大学工学部建築学科卒
2007年から3年間松井郁夫建築設計事務所に勤務。二児の母。
〈スタッフコメント〉
木組ゼミ受講をきっかけに松井事務所に入り、「木組の家に住みたい!」と事務所を訪ねてくださる建主さんの夢を叶えるため皆でアイデアを出し合える、アットホームな事務所でした。仕事のあと、近所の美味しいお店を巡ったのも楽しい思い出です。退所後は、田舎暮らしをしながらリモートでお世話になっています。
荒俣真琴 MAKOTO ARAMATA |
1978年 高知県生まれ
京都造形芸術大学大学院 芸術表現専攻修士課程修了
一級建築士事務所「合同会社アラマタマコト設計室」設立。二児の母。
〈スタッフコメント〉
木組みゼミ・古民家ゼミで学び、ご一緒させて頂いています。技術力の高い職人と培われた「チーム松井」の現場はいつも楽しく、たくさんの学びがあります。遠方の現場でも、すぐにその地域の方々との信頼関係を築きホームに変えてしまう松井さんのノミュニケーションパワーにいつも敬服しています。
中村季美子 KIMIKO NAKAMURA |
1981年 兵庫県生まれ
神戸松蔭女子学院大学短期大学部 生活造形学科卒
一級建築士事務所「森の中設計室」設立
〈スタッフコメント〉
木組みゼミ・古民家ゼミの受講をきっかけに、お手伝いさせていただいています。
建主さんの思いが、手書き図面やスケッチで表現され、それを大工さんや職人さんが手仕事で作り上げていく「木組の家」。その中には、昔からの素晴らしい技術が継承されていて、感服します。現場の方ともすぐに仲良くなってしまう力は、松井先生の最大の魅力です。
石井瀬奈 SENA ISHII |
1996年 長野県生まれ
長野大学企業情報学部デザイン課程卒
〈スタッフコメント〉
木組の家の魅力に魅せられ、HPのカスタム等、主にWeb分野のお手伝いをさせていただいております。
松井先生のパワーや、人を惹きつけるその人柄には日々感銘を受けています。そんな松井先生の想いや言葉を、より沢山の方へ伝えていけるようお力添えさせていただきます。
名称 |
株式会社 松井郁夫建築設計事務所 |
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代表取締役 | 松井郁夫 一級建築士 ワークショップ「き」組代表 元NPO木の建築フォラム理事 元東京芸術大学講師 元国土交通省大工育成塾講師 現 内閣府地域活性化伝導師・住宅医協会理事 |
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所在地 |
〒165-0023 |
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TEL | 03-3951-0703 | |
FAX | 03-5996-1370 | |
協力弁護士 | 秋野卓生(弁護士法人匠総合法律事務所) | |
会計事務所 | 笹山智之(笹川会計事務所) | |
協力事務所 |
望月麻紀(望月設計室) 石井瀬奈(ウエブデザイン)
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パートナー | 龍環境計画 寺川ムラまち研究所地域計画連合 株式会社地域計画連合 上野・藤井事務所 稲山建築設計事務所 FU設計 |
1985年 | 全国町並保存運動に参加 | |
1995年 | 阪神淡路大震災を機に、日本の木組を見直す「木住考」(これからの木造住宅を考える会)設立。 『建築知識』に読者とのワークショップ形式で「木造住宅『私家版』仕様書」を連載。 |
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1997年 | 「木造住宅【私家版】仕様書」発刊 | |
2000年 | 山と住まい手とを結ぶ「緑の列島ネットワーク」のたちあげに参加。同ネットワーク主催の「MOKスクール」講師 | |
2001年 | 職人がつくる木の家ネット発起人。初代事務局。 | |
2003年 | ワークショップ「き」組を発足。山と職人と住まい手をつなぐ、顔の見える家づくりのビジネスモデルとして「グットデザイン賞・Gマーク獲得」 | |
2000年~ | 「住宅産業研修財団」大地に還る家審査委員・真の日本の住まい審査委員 | |
2005年 | 木青連 木材利用コンクール審査員 | |
2003年 | 未来の大工を育てる(財)住宅産業研修財団「大工育成塾」講師、テキスト執筆 | |
2004年 | 木組みの設計者育成実践講座「木組のデザイン」ゼミナール開講 | |
2009年 | 一般社団法人ワークショップ「き」組 設立 | |
2009年 | 木の建築フォラム理事 木の建築賞審査委員 | |
2011年 | 住宅医スクール講師 住宅医としてリフォームに取り組む | |
2014年 | 古民家再生ゼミ開講 | |
2019年 | 出版社「ウエルパイン書店」設立 |
1979年 | 4月 | 安宅賞受賞 | ||
1996年 | 6月 | 「S邸」古民家再生でナショナル「健康な住まい」コンテスト入賞 | ||
10月 | 「陽明堂」茨城住まい匠大賞 | |||
11月 | 「M邸」越谷市建築景観賞 | |||
1998年 | 2月 | いわきの家設計コンペ特別賞 | ||
11月 | 「やなぎや薬局」古民家再生 大野市景観賞 | |||
2000年 | 2月 | 「宇都宮の民家再生」東京ガス「あたたかな住空間」コンペ優秀賞 | ||
2002年 | 2月 | 「まちづくり酒屋・情報銀行」古民家再生 熊本県景観賞 | ||
2004年 | 10月 | GOODデザイン賞受賞 ワークショップ「き」組がビジネスモデルとしてGマーク取得 | ||
2007年 | 1月 | NPO法人木の建築フォラム「木の建築賞」ワークショップ「き」組の活動が受賞 | ||
2010年 | 「検見川の家」漆喰作品賞受賞 | |||
「検見川の家」NPO法人木の建築フォラム 第7回 木の建築賞 「山と建てる賞」受賞 | ||||
2019年 | 2019日本エコハウス大賞受賞「漢方の本陣」 | |||
2020年 | 2020ウッドデザイン賞受賞「漢方の本陣」「東馬込の家」W受賞 | |||
2021年 | 2021ウッドデザイン賞受賞「八王子の古民家」 |
1991年 | 8月 | 住宅建築「鷹見泉石記念館」「篆刻美術館」古民家再生 | ||
1994年 | 12月 | 月刊ハウジング「N邸」 | ||
1996年 | 9月 | 月刊ハウジング「前田(斉藤)邸」 | ||
12月 | 造景 no.6「生協いいの診療所 かくて母屋は残った」 | |||
1997年 | 8月 | 木の建築42号「虎見邸」 | ||
9月 | 住宅建築「小西別荘」古民家移築再生 | |||
12月 | ディテール No.129「水回りを再生した茅葺き農家」古民家再生 | |||
1998年 | 10月 | ディテール No.138「西糀谷の家」 | ||
11月 | 建築設計福井「越前大野の町屋」古民家再生 | |||
12月 | 木造住宅[私家版]仕様書・架構編(共著・建築知識より出版) | |||
1999年 | 10月 | 住宅建築 「宇都宮の民家再生」 | ||
2000年 | 9月 | モダンリビング 「境野邸」 | ||
2001年 | 3月 | 造景 No.31「宮原まちづくり拠点」 室内 No.555「むかしといまをつなぐいえ」古民家再生 |
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7月 | ソトコト No.25「エコハウス情報」 | |||
8月 | 家庭画報マンションリフォーム革命「奈良岡邸」 | |||
11月 | 別冊太陽「実測から学んだ古民家再生のルール」 木造住宅[私家版]仕様書(エクスナレッジより出版) |
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2002年 | 8月 | 住む。創刊2号「古い農家に土地の恵みを得て暮らす。」 | ||
12月 | ウッディ-ライフ No.101「金沢文庫の家」 | |||
2004年 | 1月 | 「木組の家」に住みたい!(彰国社より出版) | ||
5月 | ニューハウスNo.583“「金沢文庫の家」 | |||
季刊春 | 住む。No.9「あきる野の家」古民家再生 | |||
6月 | 日経アーキテクチュア、No.772「鵠沼海岸の家」 | |||
2005年 | 5月 | 日経アーキテクチュア、No.797「再架構の家」「深く広くなる発注者の要求」 | ||
9月 | 木の家に暮らすNo.11「田舎暮らしを楽しむ家」古民家再生 | |||
2006年 | 2月 | 室内No.614「青梅の家」 | ||
3月 | 木の家に暮らすNo.13「鷹巣の民家再生」 | |||
8月 | 日経アーキテクチュアNo.828「葛西の家」 | |||
9年 | 日経ホームビルダーNo.87「葛西の家」 | |||
10月 | 日経ホームビルダーNo.88「それでも使う国産材」 | |||
2007年 | 3月 | 日経アーキテクチュア特別増刊号「葛西の家」 | ||
2008年 | 3月 | 百の知恵双書016 「木組」でつくる日本の家(農文協より出版) | ||
9月 | 「住む。」2008年27号「豊田の家」 | |||
2013年 | 7月 | 日経アーキテクチャー「高円寺の家」究める住宅 | ||
2014年 | 4月 | 住宅特集「高円寺の家」「ワークショップ「き」組の取組」 | ||
2019年 | 9月 | 「古民家への道」出版 ウエルパイン書店 | ||
2020年 | 1月 | 「初めての人にもできる!木組の家づくり絵本」ウエルパイン書店 「初めての人にもできる!古民家再生絵本」ウエルパイン書店 |
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2021年 | 9月 | TV放映 風景の足跡「鎌倉古今」 「美しい木組の家」出版 ウエルパイン書店 |
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2022年 | 9月 | 「古民家のみらい」出版 ウエルパイン書店 |
木組みの家に住みたいと考える「住まい手」のみなさまに、国産材無垢の木の家を手頃な価格でお届けするため、「山」「職人」「設計者」が協働して木組みの家づくりに取り組んでいます。 お互いのつながりがオープンになることによって、価格や仕事の流れがよく見える、共存共栄の仕組みです。
また、住まい手向けのワークショップ・見学会や、木組みの家をつくりたいと考える職人・設計者向けのセミナー「木組のデザイン」ゼミナールを行うなど、木組みの家の普及と人材育成にも力を入れています。
名称 | 株式会社 松井郁夫建築設計事務所 | |
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所在地 | 〒165-0023 東京都中野区江原町1-46-12 江原ジュールカースル203号 |
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FAX | 03-5996-1370 | |
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西武池袋線「江古田駅」南口下車 徒歩10-15分
木組みのショールームが目印です!