プロジェクトレポート
2006年10月22日 Sun
夭折の天才画家、青木繁が描いた「妙義山」が大好きで、一度スケッチしたいと思っていました。高速で軽井沢方面に向かうとすごい迫力で迫ってくる妙義山が見えます。ここから描きたい、と思うのですが車を止めるわけにもいかず、なかなか思った所では描けません。またゆっくり描きにいきたいとおもっています。
妙義山
2006年10月20日 Fri
ブログ | プロジェクトレポート | 検見川の家
空の高い秋晴れの日に完成内覧会が行われました。
当日は、通りがかりのご近所の方から神奈川在住の方、
国土交通省の方までお越しになり大盛況でした。
施工の持井工務店さんも手伝ってくださいました。
欅の古材と大きな松丸太はみなさんからも大好評でした。
デッキに出てせがいを下から見上げたり
古材に触れてみたりと、とても楽しんでいただけました。
当事務所の仕事の中でも特に純和風の
ダイナミックな造りなので、来てくださった方みんなに
木組みの力強い魅力を体感していただけたと思います。
はるばるお越しくださったみなさん
どうもありがとうございました。
2006年10月10日 Tue
今年は縁あってずいぶん那須へ通いました。乾燥した風が心地よい季節になり、那須高原の本当の良さが分かってくるとスケッチにも熱が入ります。果物やきのこがおいしい季節になり、いい温泉と空気を吸いにまた訪れたいところです。
「那須塩原・初秋」
2006年10月05日 Thu
千葉県は検見川浜に純和風の家が完成です。
欅の古材を使った大黒から、巨大な松丸太、天秤梁にくわえて、二階をせり出させるせがい造りと、じつに迫力のある家になりました。これだけ多くの材木を使った家を建てるのはうちの事務所でも珍しい仕事だったので、現場に行くのが楽しみで、竣工してしまうのが嬉しいような寂しいような妙な気持ちです。
完成内覧会のあとはご主人がこの家でお祝いの席を設けて下さいました。この家での宴会は上棟式に続いて二度目です。
夜、みんなで外に出て、明かりの灯った外観を見ました。一階と二階の間に入ったガラスから光がもれて、二階が浮いているようでした。
これからもたくさんのお客さんを招き入れる賑やかな家になると思います。
「検見川の家」完成
2006年09月26日 Tue
さようなら いせや
学生の頃から良く通った、吉祥寺の「いせや」という飲み屋が建替えになるというのでスケッチをしてきました。いつも焼き鳥を焼く煙が良いにおいをさせ、親しみのあるにぎやかさで迎えてくれる店でした。歌手の高田渡の行き付けでもあり、庶民的な暖かさが感じられるホッとする空間だったのに、また一つ昭和が消えてゆくかと思うと寂しい限りです。
「さようなら いせや」
2006年09月21日 Thu
石井崇さん直伝のパエリアを作ってみました。
今回はイカスミを入れなかったのできれいな黄色のご飯がたけました。
おいしそうでしょー 奈穂
「パエリア」
2006年09月20日 Wed
ブログ | プロジェクトレポート | 検見川の家
大きくせがいが張り出たがっちりした和風建築が出来上がりました。
建主さんのご厚意により完成見学会を開催いたします。
2006年09月19日 Tue
たくさんの方が来て下さり、大盛況のうちに終わることが出来ました。
友人、仲間も見え、ギャラリーにならんだいろいろな仕事を見てさまざまなご意見を聞かせていただくことができました。事務所としてもこの機会にここまでの仕事を振り返り、これからにつなげて行きたいと思っております。
これからもよろしくお願いいたします。
「20周年展、お越しいただきありがとうございました。」
2006年09月17日 Sun
16日から事務所をギャラリーに替え、20年間の仕事の軌跡を発表しています。特にこの5年間の住宅を中心に、模型や写真を展示いたしました。ワークショップ「き」組のこれまでの住宅も10棟、模型を並べております。17日、18日の3日間の開催です。みなさまのお越しをお待ちしております。
いつも一緒に仕事をしている大工さんたちも、現場から駆けつけてくれました。自分たちが作り上げた家がたくさんあり、楽しそうに思い出していました。職人さんと共に歩んできたという感慨があります。
「20周年記念展、始まりました。」
2006年09月13日 Wed
ブログ | プロジェクトレポート | 国分寺の家II
この家は、2004年夏にワークショップ「き」組で建てた「国分寺の家」のお向かいさんです。
お隣同士で依頼された、大変ありがたい仕事です。
施工は「国分寺の家」と同じく石川棟梁、山も前回と同じく徳島TSウッド。
オールスターメンバーが集結しました。
大黒の杉材が内側から輝くようにみえる、架構の美しい建物です。
設計 松井郁夫建築設計事務所
施工 石川工務店
山 TSウッドハウス協同組合(徳島)
外観正面から見たところです。モダンな外観でありながら木組みの特性を生かした「せがい造り」のテラスです。
キッチンは対面式です。ガラスの飾りだなが明かりを受けてきれいに見えます。
和室は引き戸を閉めれば完全に個室になります。普段は開けておいてごろりと昼寝。
たくさんの方がお見えになりました。徳島からTSウッドの和田さん(林業家)も駆けつけ、木材の説明をしてくれました。
ワークショップ「き」組のメンバーで完成目前の「国分寺・Ⅱ」を見学に行きました。
2006年09月13日 Wed
ブログ | プロジェクトレポート | 検見川の家
2010年度 漆喰作品賞受賞
第七回木の建築賞「山と建てる賞」受賞
「検見川の家」が完成しました。
本格的な和風の住宅です。太い柱、太い梁がしっかりとした骨組みになりどっしりした家になりました。
民家の持っている力強い木組みの醍醐味を存分に発揮できたと思います。
せがい造りで2階が張り出しているので、二重三重に組まれた梁は最大5段にもなります。
両せがいなので迫力ある架構になりました。1階のデッキも広々と気持ちの良い外部空間になりました。
建主さんは木工を趣味にする木が大好きな方で、日本建築にも造詣が深く、
使われている欅と松はご自分で探してこられました。
欅の古材は玄関ホールと和室でこの家を支えています。
2階の梁に使った松丸太は福島の山まで選びに行かれました。
ご一緒して製材所を訪ねたのも楽しい思い出です。
持井工務店もはりきって仕事をしてくれました。7メートルの松丸太を刻む仕事は、
大きな下小屋を持っている持井工務店ならではの仕事です。
建て方は若い大工さんも大勢加わって賑やかに行われました。
上棟後の設計監理は、現場で建主さんにお会いするたびにお酒をいただき、
木や山、技術の話などに意気投合しながらの、楽しい監理でした。
行くたびに良くなるこの家の完成が近くなるにつれ、通えなくなるのが寂しいような妙な気持ちになりました。
秋晴れの日に行われた完成内覧会は遠方からも大勢の方がお見えになり大盛況でした。
夜は建主さんのご厚意でこの家最初の宴会をしました。
持井社長並びに松澤棟梁、若い現場監督も大いに力を出していただき、みんなでできた家です。
みなさんありがとうございました。
設計 松井郁夫建築設計事務所
施工 持井工務店
山 天竜、福島材
撮影 奈良岡 忠、松井郁夫建築設計事務所
五段に組んだ梁の隙間から漏れる灯り。
松丸太が頼もしく架かっています。古材の存在感が、空間を引き立てます。
南の光が吹き抜けのスリットを通して、家全体に回ります。
ストーブもアクセントになっています。
二階の寝室です。
欅の大黒柱は古材です。床は栗を使いました。広々としたデッキで地域との交流をはかります。
奥様と打ち合わせを繰り返し、使いやすいキッチンにしました。
和室には、旦那様の持ってこられた木の板のテーブルが置かれました。
2006年09月13日 Wed
知り合いに誘われて、窯焚きの手伝いに行きました。ただでさえ暑いのに、1000度にもなる火の勢いで皮膚が焼けるほどでした。はじめはちょっとした手伝いのつもりでしたが、真夏の肉体労働は思ったよりも厳しく大変なものでした。けれど一度は見てみたかった窯焚き。いい経験になりました。 奈穂
風の郷・窯焚き
2006年09月04日 Mon
タイのカンチャナブリーというのどかな町でカヌーをしました。
はじめてカヌーをしたのですが川の真ん中には驚くべき静寂が待っていて
ただひとつの言葉もいりませんでした。聴いたことのないお経や鳥の声も一緒に川を下りました。
デスクワークをはなれていそしむアウトドアほど気持ちいいことはないと思いました。
タイの川 至
2006年09月01日 Fri
全国の「民家」を訪ね、描きためたスケッチの中から、今回は16点ほど展示いたします。「民家に学び、先人の知恵を現代に生かしていく」という想いから、これからも旅を続けて行きたいと思っています。16日からは当事務所にて、20周年記念展も開催します。
どちらもご高覧下さい。
「日本列島・民家の旅」スケッチ展 本日から始まります
池袋西口から徒歩7分ほどのところです。
立教の方向、斜めに入らず広い通りをそのまま西へ行き、デイリーストアーの角を右に曲がります。50メートルほど入った右側、2Fです。
2006年08月30日 Wed
金沢・町屋
金沢に滞在したときに、朝早く起きて散歩がてらスケッチに行きました。大手堀のすぐ脇の民家です。ビル化される街の中で生き続ける住まいは魅力です。金沢にはまだまだ生きている町屋が多く残っていて、街のあちらこちらにある豊かな緑と相まって、街全体のしっとりとしたよさにつながっています。何度でも訪れたくなる街です。
「金沢・町屋」
2006年08月24日 Thu
千倉・千田海岸
至です。久しぶりに千倉へ遊びに行きました。友達と海で泳いで楽しかった!千田海岸の岩場ではシュノーケルで潜りました。その時描いた海岸のスケッチです。薄い岩が何枚も重なっているようでおもしろい風景です。長年波に洗われて出来た節理です。
千倉・千田海岸
2006年08月16日 Wed
金沢美大に毎年集中講義に行っています。金沢は古い街並みを積極的に残し保存する制度が出来ているので、この東茶屋も来るたびにきれいに直され生き生きと活用されています。この風情のある町は置屋さんが並ぶ色町だったところですが、今はレストランや、甘味処などになって観光客や地元の人にも喜ばれています。
「金沢・東茶屋」
2006年08月13日 Sun
ブログ | プロジェクトレポート | 検見川の家
検見川の家は着々と完成に向かっています。
広く大きな空間がゆったりとした雰囲気を出していて出来上がりが楽しみです。
せがいで出ている2階をささえている梁。力強く飛び出しています。
2階の松丸太が外まで飛び出し、窓の屋根の上にひょっこり顔を出しています。
丸太、屋根、格子窓が見えます。 窓を内側から見たところです。
ポーランドの留学生が見学に来て、伝統的な日本の建築をじっくり見ていきました。
越屋根が出来てきました。温熱のコントロールにはとても大事な部分です。
2006年08月08日 Tue
千倉は南房総市になりました。昨今の市町村合併です。そのこととは無縁ですが、街道筋にはこの地方の特徴ある民家が残っています。スケッチの建物は、千倉でも珍しい塗り込め造りです。元材木商であったそうで、向かって右側の蔵が町行く人には目に留まるようです。この家は左官仕事がすばらしく、母屋の出し桁を一本一本塗りこめている様子や、軒裏を塗りまわして、喉を造っている仕事が特徴です。なかなか出来る職人仕事ではありません。あらためて昔の仕事のすばらしさを実感しました。
「千倉 民家・3」
2006年07月31日 Mon
やっと梅雨明けのようです。早く海へ行きたいナ、と思いながらスケッチ集を見ていたら石垣島で見た南の海の魚が出てきました。色とりどりのきれいなさかながさんご礁の海を泳いでいるところが目に浮かびます。水中眼鏡をつけただけで別世界が広がります。是非また行きたいと思っています。
「石垣島の魚」
2006年-->