ブログ

2021年01月14日 Thu

_

ワークショップ「き」組の「安達屋豆腐店」上棟しました

駒沢大学駅前の繁華街に、木組の豆腐店が上棟しました。

交通量の多いところで、建て方当日は緊張しました。道行く人たちも木の香りに振り返って見てゆきます。

動画も配信しておりますので、こちらからご覧ください。

「安達屋豆腐店」上棟

 

2021年01月09日 Sat

_

ワークショップ「き」組「江古田の家Ⅱ」建て方動画配信

2021年2月竣工予定の「江古田の家Ⅱ」建て方動画をアップしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021年8月21日の建て方の様子です。

通し柱の門型フレーム、足固め、貫、梁と柱が一体になった折置組が特徴です。

じっくりご覧ください。

「江古田の家Ⅱ」建方動画アップしました

2021年01月06日 Wed

_

復刻版「日本列島伝統構法の旅」電子書籍化

好評だった建築知識連載の「日本列島伝統構法の旅」を電子版にて復刻しました。

伝統的な家づくりにこだわる全国の大工棟梁を取材した記事です。

日本の伝統技術がユネスコの無形文化財に登録になったいまこそ、本来の日本の家づくりを考えるときだと思います。

1997年から1999年まで日本列島を縦断して描き下ろした記事です。

アマゾンからも買えます。お手にとってご覧ください。

2021年01月06日 Wed

_

「初めての人にもできる!木組の家づくり絵本」好評発売中

25年前に発刊した「木造住宅【私家版】仕様書」をわかりやすい絵本にしました。

「初めての人にもできる!木組の家づくり絵本」です。

ウエルパイン書店より販売しております。電子版もあります。

楽しいイラストで、山から始まる、丈夫で地震に粘り強く、温かい木組の家づくりのノウハウが、手にとるようにわかります。

これから木組の家を建てる方、木組の家に住みいたいと考える方に最適な入門書です。

書店でもアマゾンでも手に入ります。どうぞお手にとってご覧ください。

初めての人にもできる-木組の家づくり絵本-松井-郁夫/dp/4910069011/ref=tmm_hrd_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=1609893546&sr=1-1

2021年01月01日 Fri

_

あけましておめでとうございます。

 

 

 

 

 

 

2021年があけました。

今年は、わたしたち人類にとって、試練の年の幕開けだと思います。

昨年、世界中に広がった「コロナウィルス」の感染は、まだまだ治まっておりません。

むしろ変異を続けて広がっています。

異常気象も予断を許しません。異常な積雪は北国を圧迫しています。

政治の世界も混迷を極めております。

なんとしても、この国の倫理や正義を取り戻さなくてはなりません。

このようなカオスな状態ですが、平静な気持ちを持ちながら、美しい地球を維持するために、今やるべきことは、一刻も早く普通の生活に戻れるように、ひとりひとりができることを実践したいと思います。

本年もよろしくお願いいたします。

2021年元旦    代表取締役 松井郁夫

 

2020年12月19日 Sat

_

「ウッドデザイン賞」授賞式

「ウッドデザイン賞」の授賞式に行ってきました。

ワークショップ「き」組のプロトタイプの「東馬込の家」が「奨励賞」を頂いたので、木材会館の授賞式に参加しました。

応募作品432のうち受賞作品191そのうち「奨励賞」は15で上位賞です。

審査委員長の赤池学さんから表彰状をいただきました。

「国産材を使ってるから良いという時代ではなく、コロナ禍の中で次の時代を生きる可変的な空間づくりが賞に該当する」と言われて嬉しかったです。

ワークショップ「き」組は、国産材はもちろん、山に植林できる費用を還し、職人の手間を惜しまず、適正価格で、世代を超えて自由な空間を持つ家を提供する仕組みです。

今回の「き組の家」の受賞は事務所にとって大きな励みになります。

関係者のみなさん、ありがとうございました!

 

 

2020年12月11日 Fri

_

「ウッドデザイン賞2020」奨励賞を受賞しました

ウッドデザイン賞2020に入賞しておりました「東馬込の家」が奨励賞(審査委員長賞)に選ばれることになりました。

すでに木組の「東馬込の家」と古民家再生の「漢方の本陣」のW受賞が決定いたしておりましたが、この度、「東馬込の家」が上位賞である奨励賞を受賞できることになりました。

新築の「木組の家」で大きな賞をいただいたことを、事務所一堂、大変喜んでおります。

関係者の皆様のご協力に感謝いたしております。

ありがとうございました。

 

ウッドデザイン賞2020 HP ←クリック

 

以下のプレスリリースに「東馬込の家」の写真と審査委員長からのコメントが掲載されています。

「ウッドデザイン賞2020」上位賞決定のプレスリリース ←クリック

 

表彰式は、コロナ感染症対策のため、12月18日に関係者のみで行われますが、表彰式の様子は、同時開催の日経オンラインセミナーの枠内で映像配信されます。

日経オンラインセミナー ←クリック

 

 

 

2020年12月04日 Fri

_

「登録文化財指定」3軒になりました

当事務所がお手伝いした「古民家再生」の建物が3軒になりました。

 

1軒目は「篆刻美術館」茨城県古河市。1991年に大正年間に建てられた3階建ての石蔵を美術館に再生しました。1998年登録文化財指定。

「篆刻美術館」仕事集

 

2軒目は「まちつくり酒屋・銀行」熊本県八代市(旧宮原町)旧薩摩街道沿いの造り酒屋「井芹家住宅」と隣接するRCの「銀行」を再生しました。再生後に指定を受けました。

「まちつくり酒屋・銀行」仕事集

 

3軒目は「漢方の本陣」(1744年築 滋賀県長浜市 北国街道木ノ本宿)です。 2019日本エコハウス大賞も受賞しました。2020年登録文化財指定。

「漢方の本陣」仕事集

2020年12月04日 Fri

_

正月休暇のお知らせ

松井郁夫建築設計事務所は、2020年12月28日より2021年1月6日までお正月休暇をいただきます。

メールは随時見ることが出来ますので、お急ぎの方はok@matsui-ikuo.jpまでご連絡ください。

みなさま、今年も大変お世話になりました。良いお年をお迎えください。

2020年11月23日 Mon

_

エッセイ:「石場建て」の真実

最近、古民家に見られる「石場建て」を再現する大工職人や設計者が増えています。

古民家によく見られる「石場建て」は免震性能があるということで注目されているのでしょう。その事自体は素晴らしいことだと思います。

しかし、伝統構法の本来の造り方を正確に理解しないと、一過性のブームに終わってしまう危険性があります。

伝統構法を標榜する多くの職人も、明治維新による西欧化が始まる以前の日本建築への理解が足りないように思います。

ここに、日本建築が近代化する過程において、いかに西欧建築の影響を受け、日本古来の伝統構法が分断されされたのかを論考した本があります。

源愛日児著「木造軸組工法の近代化」(中央公論美術出版2009年)です。(書評添付)

この本には、現在の日本の一般的な家づくりである「在来工法」が明治以降西欧の技術を取り入れた「和洋折衷」であり、日本の伝統的な部材が失われ、多くの西欧的部材に置き換えられ衰退していったかが明確に示してあります。

まず、江戸時代には二階建ての家屋がほとんどなく「胴差」はなかったこと、明治になって二階建ての学校や庁舎が建てられることになり、下見板を貼る下地の間柱を止めるために横材として胴差が必要となったこと。さらに地震国日本の重要な耐震要素であった「貫」が「間柱」や「胴差」と「土台」を結ぶ「筋違」によって壁の中から追いやられ後退したこと。

日本建築が「減衰設計」を基本にしており「貫」のめり込み強さによるレジリエンス(復元力)を持ったしなやかで粘り強い構造であったことがこの本によってわかります。

その中で「石場建て」が地震国日本の重要な免震要素であったことも想像がつきます。

日本の建物は、自然の猛威に対して力で抵抗する「強度設計」ではなく「柳に風」で地震力や風の力をいなしていたのです。

その場合、建物は変形はしてもある程度の力に耐え、損傷限界の前にそれ以上力が入力しない仕組みを持っていたのです。

そこで「石場立て」の石の上を滑る「足元フリー」が重要になるのです。

その際に最も注意しなければならないのが、石の上においた柱がバラバラに動いて足元が開いて建物が崩れないようにすることです。

ですから石場建ての礎石は柱の下にあることが良いのです。また柱同士は「足固め」という横材で強固に結ばれていなければなりません。

さらに上部の柱と梁同士も強固に結びついて一体化する必要があります。

そこで古民家を見ると、床下には「足固め」や「大引」と呼ばれる大きな横材があり、柱頭では「折置組」という「柱と梁と桁の三部材が一体化」した丈夫な木組みになっています。

地震や台風等の大きな力が加わるとそれらの部材は、一斉に同じ方向に動いて建物が滑り、免震的に働くのです。

ここで、足元がムカデのように何本もの束によって支えられていては、一緒に動くことは困難で傾いた束が床を持ち上げて建物が滑ってくれません。

在来工法になれた現代の大工や設計者には、ここが最も気づかない盲点となります。

国土交通省によって2011年に兵庫県の防災センターで行われた足元フリーの実大実験の結果も、ムカデの足ように並んだ多くの束が滑る邪魔をして、隅柱をくじいてしまいました。

また、胴差が通し柱を折ってしまうこともわかりました。明治以前に二階建ての建物を作るために挿入された胴差しは地震時に悪さをするのです。

熊本地震では、続けて起きた二度の大きな波に、強い筋違が胴差を突き上げて建物を崩壊に導くような事例もあり、当時の国の構造設計担当者の間でも、筋違の是非が問われたと聞いています。

古民家の架構を免震の観点から見れば明らかな事実も、明治以来、和洋の工法が混在したままの状態で現在まで推移しているのが混乱を生んでいます。

ここで一度立ち止まって「伝統構法の定義」を明確にし、次の世代に引き継げる構法として進化を図るべきだと考えます。

変形を許容しても「生存空間」を作る「貫・足固め・折置組」による「減衰設計」を選択するならば、伝統構法の継承を形だけの模倣に終わらず、真実を伝承する科学的かつ人間的知見を持ちたいところです。

そのためには、2008年から行われた国交省の実大実験による検証をさらに進めてほしいと思います。

ブログ

プロジェクトレポート

選択して下さい

月刊アーカイブ

選択して下さい

このページの先頭へ