プロジェクトレポート
2016年10月10日 Mon
2016年10月8日、今年で12回を数える木の建築フォラム主催の「木の建築賞」の二次審査会が開催されました。全国を4地区に分けて、毎年優れた木の建築を顕彰する賞です。今年は北海道、東北、新潟地区の審査でした。一次審査を通過した22の作品と活動の審査会は、会津坂下の東保育園で公開で行われました。会場も木造の素敵なホールで、終日、発表者の熱い想いを聞く事ができました。
木の建築賞は、建物のデザインだけを審査するだけでなく、木造建築を取り巻く山の現状の問題点や課題にも取り組む姿勢が求められます。当事務所でも過去に二回の受賞歴があります。毎回の公開審査では、応募者のパネルに表せない事実関係や経過もあって、審査をさせていただいている審査員の方が勉強になる事があります。
今回も東北地区の蔵の改修では、震災前に直した蔵が被災し再度蘇った事例が、会場の参加者を驚かせ、高得票を獲得しました。このような経緯は、パネル審査だけでは、わからなかったことです。次は、現地審査です。二次審査を通過した11の作品を審査員が見て回ります。
さて現地ではどんなドラマが待っているでしょう。大変楽しみです。
2016年09月25日 Sun
今年で8期目を迎える、山と職人と住まい手を結ぶ 一般社団法人ワークショップ「き」組です。
年に一度の集会のもようです。
こちらからご覧ください。
2016年09月20日 Tue
ブログ | プロジェクトレポート | 東馬込の家
「東馬込の家」の地鎮祭と材料検査を行いました。
地鎮祭で工事の安全を祈願したあとは、お施主さんも一緒にキューブワンハウジングさんの下小屋へ。材料検査です。
今回は燃えしろ設計なので、150幅のJAS材を使います。いつもきめ細かく美しい吉野材ですが、今回も素晴らしい材料です。まるでヒノキのような杉材です。
1本1本、すべての材の面をみて見て、どの木をどこの部屋にどう使うかを決めます。その場で番付を打って、大工さんとの齟齬がないようにしていきます。
特に吹抜や階段周りに気を使います。これが、毎回行う「木づかい」です。
2016年09月08日 Thu
ブログ | プロジェクトレポート | 吉祥寺の家Ⅳ
8月27日。台風迫る雨模様の中、「吉祥寺の家4」の構造見学会が行われました。
足元の悪い中でしたが、プロの方や一般の方、たくさんの方に来て頂きました。
木組の丈夫な架構である貫や足固めをご覧になって、堅牢な仕組みに皆さん感心されていました。
天気に左右される大工仕事。
この日も二階では、天井張りが行われていました。
赤ちゃんやお子様も多かったので何の音か気になるけど、梯子が怖くて登れない…。
そんな可愛い一幕もありました。
「吉祥寺の家4」は、2月末に完成内覧会予定です!
(木村)
2016年09月08日 Thu
住宅建築10号 「古民家の用と美に学ぶ」 京町家の真実 連載中
繊細な京町家の内部の通り庭には、豪壮な梁組が飛んでいるのをご存知ですか?
詳しくはこちらをどうぞ。
http://www.kominkanet.com/column/post-22/
2016年08月18日 Thu
「木組の準耐火建築」をメインに、各部屋を丁寧にレポートしていただいています。
どうぞ下記からご覧ください。
2016年08月17日 Wed
1955年「日本の民家」という二川幸夫さんの写真集に収録された、伊藤ていじ先生の民家研究の名著が復刻されました。
「民家は生きてきた」鹿島出版です。
この本で伊藤ていじ先生は、民家の流れは、地域に根差した構造・構法にあり、現代住宅の流れは、数寄屋の延長にあることを述べています。
詳しくは、こちらのサイトからご覧ください。
http://www.kominkanet.com/column/post-21/
2016年08月06日 Sat
ブログ | プロジェクトレポート | 住まいの相談会・見学会 | 吉祥寺の家Ⅳ
吉祥寺の住宅街に木組の家が上棟します。
暮らしやすさを考えた、収納の多い間取りです。
スタンダードで心地よい家を目指しました。
何世代にも住み継ぐことのできる「本物の木の家」を見に来ませんか?
構造見学会は、地震に粘り強く、丈夫な木組の骨組みを じっくりとご覧いただけます。
日本古来の耐震の工夫「貫」「足固め」「折置組」など、
木組の基本のすべてを体感していただけます。
ぜひお誘い合わせの上、お申込みください。
みなさまのお越しをお待ちいたしております。
開催日時:
2016年8月27日(土)
10:00~15:00
対象:家づくりをご検討の方、本年度「木組ゼミ・古民家再生ゼミ」受講生
「吉祥寺の家4」
1F 54.54㎡ 2F 54.06㎡
延床面積 109.06㎡(33坪)
構造材 天竜杉・桧(手刻み)
設計:松井郁夫建築設計事務所(松井郁夫、松井匠)
設計協力:望月麻紀
構造計算:悟工房(山中信悟)
施工:キューブワン・ハウジング(小村幸治・佐々木棟梁)
山:天竜T.S.ドライシステム協同組合(森下幸司)
2016年08月05日 Fri
古民家の免震性能をご存知ですか?
古民家の足元が滑ることで、地震の入力を避けることができるかもしれません。
詳しくは、こちらから。
http://www.kominkanet.com/column/post-20/
2016年08月04日 Thu
誠に勝手ながら、2016年8月11日(木)~8月17日(水)まで、
松井郁夫建築設計事務所は夏季休業とさせていただきます。
期間中にいただいたご連絡は8月18日(木)から順次対応致します。
ご不便おかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
2016年07月27日 Wed
ブログ | プロジェクトレポート | 吉祥寺の家Ⅳ
「吉祥寺の家4」着工です。
こちらは元々お住まいの家を建て直す為、
解体作業→位置出し→基礎コンクリート作業と進みます。
今は「位置出し」と言って、家が建つ場所を測って割り出し、
印を着ける作業をしています。
一方その間に、建主さんと松井は材木検査へ。
今回お世話になる、キューブワン・ハウジングの下小屋へ行き、
静岡の天竜から来た材木をチェック。
建主さんと、実際に目で見て材木を選びます。
これは、松井郁夫建築設計事務所では、毎回必ず行う作業です。
この時色の悪いものや、節が大き過ぎるものは送り返します。
真壁で、木が見える木組の施工だからこそ、材木にはとことんこだわっています。
選んだ材木は、この後大工さんが手刻みで加工。
柱や梁になります。
今回植栽計画も入念に。
以前の玄関先にあった、オオムラツツジを残すため、
一旦建物の裏に移植しています。
完成後はまた玄関先に戻します。
夏の植替えは負担になるそうで、少し心配です。
「吉祥寺の家4」は、8月末に上棟の予定です。
2016年07月25日 Mon
古民家の室内は、ガランドウの空間がいいのだと思います。何もない室内は、融通無碍でいろいろな暮らしを受け入れてくれます。
詳しくはこちらからどうぞ。
http://www.kominkanet.com/column/post-19/
2016年07月18日 Mon
上野の西洋美術館が世界遺産に登録されました。おめでとうございます。
設計者のル・コルビジェは、フランスが世界に誇る現代建築の父です。彼の思想と設計は、世界中の建築スタイルを変えるほどでした。
それまでの古典主義を脱し、現代建築を創造した功績は、大いに讃えられていいと思います。建築を志した人で、影響を受けていない人はいないくらいです。
日本の「西洋美術館」を含めた7カ国17件のコルビジェの建築が世界遺産になったことで、その魅力と理念がますます一般の人にも広がるといいですね。
2016年07月15日 Fri
先日「木組のデザイン」ゼミナールにて、関本竜太さん・横内敏人さんの講義が開かれました。
関本さんの講義はいつも軽快で面白く、
聞いていてあっという間に関本さんの事がわかるようです。
リオタデザインの仕事も、そんな関本さんの人となりが表れているなと感じます。
去年に引き続き、ありがとうございました!
横内さんの授業は、人間の住処の歴史から始まり、驚きました。
また、午前中にパースを描く授業が行われていたのですが、
終わり頃登場した横内さんが、
サラサラっと素晴らしいパースを描いてくださり一同大興奮。
横内さん、遠くからありがとうございました!
2016年07月12日 Tue
古民家サイトのブログを更新しました。
古民家が長い時間を丈夫に生きてきたわけを書いています。
2016年07月07日 Thu
ブログ | プロジェクトレポート | お知らせ | 「木組のデザイン」ゼミナール
夏がきました。
楽しい予定は目白押しでしょうか。
夏明け9月10日(土)より始まる
「木組のデザイン」ゼミナール実践コース、受講生募集中です。
辻充孝先生による、大人気の温熱講座。
身になる講義で、仕事の幅が広がります。
講座出席と宿題提出で、素敵なプレゼントも!
詳しい事はこちらを御覧ください。
2016年06月28日 Tue
ブログ | プロジェクトレポート | 阿佐ヶ谷の家
時たま雨の降る中行われた「阿佐ヶ谷の家」完成内覧会。
今回はお子様のご参加も多く賑やかな日となりました。
ちょっと奥まった住宅街に、こじんまりした温かい木の家。
まるでそのまま建主さんを表しているようで、穏やかに過ごせる空間でした。
写真は吊り階段の様子と、階段下の書斎の様子。
吊り階段は堂々とした存在感でした。
また、今回オー・ローズさんにご協力いただき
素敵なダイニングテーブルも置くことができました。
どの椅子も座り心地抜群でした。
また、本棚がいっぱいになった頃、様子をお届け致します
木村
2016年06月22日 Wed
エッセイ「古民家に学ぶわけ②」
松井事務所の設計が、古民家に学んだ真壁である理由を、書かせていただきました。
こちらからどうぞ。
http://www.kominkanet.com/column/post-16/
2016年06月21日 Tue
ブログ | プロジェクトレポート | 住まいの相談会・見学会 | 阿佐ヶ谷の家
来る6月25日(土)完成内覧会に向けて、内観写真を公開します。
吹き抜けのあるリビング・ダイニングに、コンパクトな対面キッチン。
床下エアコン一台で、家中快適設計。
本棚が一階から二階までドーンと繋がっています。
階段下も使いきって、どんな本が並ぶんでしょうか、楽しみですね!
この部屋に、当日はオー・ローズさんのご協力で、
素敵なダイニングテーブルとチェア、スツールが並びます。
完成内覧会、まだまだご参加をお待ちしております!
完成してから建主さんが住むまでは、まだシンとした、特別な空気が流れています。
これから先、お子様とたくさんの本に囲まれて、賑やかな家になってほしいですね。
開催日時:
2016年6月25日(土)
10:00~15:00
対象:家づくりをご検討の方、本年度「木組ゼミ・古民家再生ゼミ」受講生
「阿佐ヶ谷の家」建物データ
本棚と焼杉板の木組の家
1F 38.21㎡ 2F 35.89㎡
延床面積 74.10㎡(22.42坪)
構造材 天竜杉・桧(手刻み)
外壁 焼杉板、土壁風藁入モルタル
内壁 漆喰塗り、薄塗り漆喰
開口部 防火サッシ
断熱材 グラスウール+可変透湿シート
設計:松井郁夫建築設計事務所(松井郁夫、松井匠)
構造計算:悟工房(山中信悟)
施工:キューブワン・ハウジング(小村幸治)
山:天竜T.S.ドライシステム協同組合(森下幸司)
2016年06月20日 Mon
出雲には本物がある。
たたら製鉄の現場から、その特異な建築物をレポートしました。
たたら場の木造建築物の根源的な迫力に迫ることができたでしょうか?
住宅建築8号です。どうぞお手にとってご覧ください。
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