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2017年02月13日 Mon

島原の武家屋敷

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島原の古民家を活かしたまちづくりについて講演してきました。NPO島原四郎の会の活動は、多岐に渡っていますが、古民家の活用もその一つです。武家屋敷の古民家は、展示施設として公開されていますが、この観光資源を宿泊などに使えたら、さらに町は活性化するでしょう。活用を待っている古民家は、全国に140万棟あると言われています。
内閣府から出ている「明日の日本を支える観光ビジョン」でも古民家を活かした観光戦略が各省庁に指示されました。古民家が一気に脚光を浴びる時代になったといえます。
これまで打ち捨てられて空き家になっていた古民家も、日本の観光資源として表舞台に立つときです。http://www.kominkanet.com/column/post-26/

島原の武家屋敷

島原の武家屋敷

2017年02月04日 Sat

「東馬込の家」に吉野中央木材の石橋さんが訪問

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「東馬込の家」は、新防火地区に建っているため、燃えしろ設計で太い木材を使って準耐火建築となっています。

その木材はJAS認定品でなければならず、入手に苦労すると思われましたが、以前からお付き合いしている「吉野中央木材」さんで用意していただけました。

おかげさまで、規格外の大きさにもかかわらず、美しい吉野材を使うことが出来ました。

昔から吉野といえば日本一のブランド材で有名ですが、石橋さんの対応の良さに感謝しております。

色艶といい杢目といいやっぱり日本一ですね。ありがとうございました。

吉野中央木材石橋さん

吉野中央木材石橋さん

東馬込の家 吉野中央木材訪問

東馬込の家 吉野中央木材訪問

2017年02月01日 Wed

「き」組サイトがリニューアルオープンしました

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この度ワークショップ「き」組ウェブサイトがリニューアルオープンしました!
写真も見やすく、スマートフォンにも最適化しましたので、ぜひ御覧ください。

 

2017年01月28日 Sat

「古民家再生でまちづくり」講演会のお知らせ

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古民家再生とまちづくりの話しをします。長崎県島原市の文化会館ホールで、2月11日に開催です。お近くの方は是非お運びください。古い民家を空家にしないで活用したいですよね。各地の事例と松井事務所の取組みをご紹介します。

2017年01月25日 Wed

第14期木組のデザインゼミナール受講生募集開始

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木の家の基本を学ぶ「木組のデザインゼミナール」の第14期の受講生の募集を始めました。

詳しくは、ワークショップ「き」組のHPからご覧ください。

http://kigumi.jp/seminar

2017木組みゼミ募集

2017木組みゼミ募集

2017年01月21日 Sat

「阿佐ヶ谷の家」竣工祝いに行ってきました

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本棚の家というコンセプトでつくりました。

ワークショップ「き」組のブログからどうぞ。

「阿佐ヶ谷の家」竣工祝に行ってきました。

2017年01月19日 Thu

「吉祥寺の家4」窓の気密

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「吉祥寺の家4」もうすぐ完成です。

木製窓の気密を工夫しました。

「吉祥寺の家4」木製サッシの工夫

 

2017年01月19日 Thu

「東馬込の家」たっぷりの断熱材

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東馬込の家は順調に進んでいます。

「東馬込の家」に断熱材が入りました。

http://kigumi.jp/blog/higashimagome-dannnetsu

2017年01月01日 Sun

2017年 あけましておめでとうございます

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新年あけましておめでとうございます。

2017年。事務所は32歳になります。変化の中にも、充実した年にしたいと思います。

みなさまには、幸おおい年でありますように。今年も一年、頑張りましょう!

酉の市熊手

酉の市熊手

2016年12月30日 Fri

今年もお世話になりました

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今年も、あと僅かを残すばかりとなりました。おかげさまで、事務所も来年で32年を迎えます。

今年は変化の年でした。来年も、より一層皆様に喜んでいただけるよう努力いたします。

これまでの経験を活かして、新しい暮らしの提案がしたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。

一年間ありがとうございました。みなさま良いお年をお迎えください。

田麦俣兜造り

田麦俣兜造り

2016年12月14日 Wed

熊本地震の真実

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熊本地震でわかった建物の強度と地盤のお話です。

今回の地震では、規模が大きかった上に繰り返し襲ってきたために、新しく建てた木造住宅にも大きな被害が出ました。

当初は、現行の建築基準法では、耐震性能が不足しているような報道がありましたが、結局、基準法の改正にはつながりませんでした。

報道では、改正を目指したさまざまな専門家の意見も出ていましたが、建物の強度を上げるという主張が多かったと思います。

実際には、地盤の問題がクローズアップされ、建物の強度の問題ではないということなのですが、その真実はあまり知られていません。

関西JSCAの樫原健一先生の寄稿文には、今回の熊本の地震の波動をよく見ると、2014年に長野県で起きた地震と共通点があるといいます。

それは、地盤の問題だということです。

地震の際に発生する、パルス的波動(速度波)が、熊本も長野も共通した地盤の悪さを物語っているというのです。

今回の熊本は阿蘇山の火山灰台地であり、その下には豊かな水源のある土地柄です。

つまり軟弱な堆積層上の建物は、被害が大きくなることはよく知られた現象で、熊本も長野も地盤の悪さが、被害を大きくしたということです。

強い地震には強い建物で対抗すると考えがちですが、ここに来て、自然の猛威に対しては、建物の強度をあげても限界があるという意見が増えてきました。

地面は硬いようで実は柔らかく、建物は海に浮かぶ船のようなイメージで造ると良いといいます。

木造住宅も、強度設計から減衰設計もしくは制震設計に移行する時期が来たのかもしれません。

火の国と白馬村の直下型地震を考える

火の国と白馬村の直下型地震を考える

2016年12月10日 Sat

終の棲家「白井の平屋」完成しました

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終の棲家「白井の平屋」が完成しました

ご夫婦のための終の棲家「白井の平屋」が完成しました。
ワークショップ「き」組のタケワキ住宅建設さんの施工。
松井事務所は基本設計と監理補助を行いました。
ワークショップ「き」組のHPから内覧会の様子をどうぞご覧ください。

2016年12月10日 Sat

「東馬込の家」構造見学会は盛況でした

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「東馬込の家」構造見学会は盛況でした

ワークショップ「き」組の家の集大成とも言える「東馬込の家」構造見学会は盛況でした。
伝統構法による耐震性能、準耐火建築、高断熱高気密と、3つを兼ね揃えた、これからの木の家です。
ワークショップ「き」組HPからどうぞ。

2016年11月27日 Sun

茅葺の古民家を大切に使っていただける方を探しています

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当事務所が再生した、築150年のかやぶきの古民家を、手放すことになりました。
大切に使っていただける方を募集しています。

21年前に再生した建物で、1996年ナショナルの「健康な住まいコンテスト」に入賞した建物です。
福島県伊達郡飯野町青木村の山間に建っています。

むかしながらの萱の家として、生活を楽しむ様々なイベントを行ってきた建物です。
再生に当たっては、4年間かけて茅を集めて葺きなおしました。

むかしながらの囲炉裏も焚くことができます。
使い勝手の良い台所や庭を眺めることのできる浴室、水洗トイレ(2箇所)もついています。
隣には、大きな納屋もあります。

敷地は、935坪、建物は、母屋64坪と納屋20坪。ゆったりとした田舎暮らしを楽しみたい方には最適です。
また、開放的な間取りと和室の続き部屋は、食事処としてお店に使うにもいいでしょう。

建物の様子は、当事務所のHPから見ることができます。

http://matsui-ikuo.jp/works/%E3%81%8B%E3%82%84%E3%81%B6%E3%81%8D%E3%81%AE%E5%AE%B6

ご興味のある方は、お問い合わせください。お問い合わせ先:グリーン興建 024-544-0544まで。

茅葺の家

茅葺の家

2016年11月18日 Fri

ホームページをリニューアルしました

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この度、松井郁夫建築設計事務所のホームページをリニューアルしました。
スマートフォンからも見やすくなり、スタッフ紹介なども追加されました。
どうぞごゆっくりご覧ください。

2016年11月13日 Sun

終の棲家「白井の平屋」内覧会

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終の棲家「白井の平屋」

終の棲家「白井の平屋」

建主さんのコメント

建主さんのコメント

定年退職されたご夫婦の終の棲家です。

お孫さんと交流するための、平屋のコンパクトなワンルームです。

建主さんは、「高円寺の家」のご親戚で、木の香りのする家を望まれました。

基本設計をお手伝いさせていただき、ワークショップ「き」組のメンバーである「タケワキ住宅建設」さんが実施と施工を行いました。

木の家の良さを活かした素敵な家に仕上がりました。

当日は、建主さんのご厚意により見学会をさせていただきます。

お申込みは「タケワキ住宅建設」さんまで。

電話 047-387-8840

竣工前の写真もチラリと載せておきます。みなさま、お運びください。

 

 

白井の平屋 室内

白井の平屋 室内

白井の平屋 室内 カウンター

白井の平屋 室内 カウンター

 

 

 

2016年11月02日 Wed

「東馬込の家」構造見学会のお知らせ

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東京都大田区の住宅街に木組の家が上棟します。
最もシンプルで、最も合理的な木組みの家。
無垢の木と漆喰でつくるワークショップ「き」組の家づくりの基本形が、
火事に強い準耐火建築物として新防火区域対応になり、
同時に高い温熱・省エネ性能を備えました。

何世代にも住み継ぐことのできる「本物の木の家」を見に来ませんか?

上棟したばかりの構造見学会は、地震に粘り強く、丈夫な木組の骨組みを じっくりとご覧いただけます。
日本古来の耐震の工夫である「貫」「足固め」「折置組」「フラットベット型基礎」など、
木組の醍醐味のすべてを体感していただけます。

ぜひお誘い合わせの上、お申込みください。
みなさまのお越しをお待ちいたしております。

詳しくはこちらへ!

2016年10月28日 Fri

東馬込の家が上棟しました。

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東馬込に家が上棟しました。

詳しくはこちらの頁からどうぞ。

東馬込の家 上棟しました! 構造見学会お待ちいたします。

2016年10月22日 Sat

「民家は生きてきた」伊藤ていじ・読了

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1963年に刊行された「民家は生きてきた」伊藤ていじ先生の再発行版を読み終えました。
緻密な取材と、古文書の解読に裏付けされた、かつての日本人の住生活の記録を、民家を通して現代に伝える名著だと思います。
各地の古民家での暮らしは、当時の長老への聞き取りや過去の文書に残る記録に基づいて書かれています。これほどまでに、事実に基づいた記述を読むと、まるで時代を超えてその場に立っているような錯覚に陥ります。
今では見ることのできない古民家の間取りを、丁寧な解説から遡って架構まで知ることができます。
この本の中で、伊藤ていじは言います。

伊藤ていじ「民家は生きてきた」

伊藤ていじ「民家は生きてきた」

民家の流れは、現代のコンクリートや鉄骨の架構につながる。
それは、動かせない柱や梁から成り立っているからである。
現代の住宅は、数寄屋の流れの延長上にある。
それは、架構から開放された自由な間取りから生まれた。
この論拠が、読み終えて一段と理解できる本でした。

2016年10月11日 Tue

「吉祥寺の家4」破風板の眉かき

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丁寧な「眉かき」です

日本の民家には「破風板」という屋根の部材があります。
木組で小屋組みをつくると、梁が外部に出てくるので、そこから水が入らないようにするための板なのですが、これが結構大きな幅の板になります。
「吉祥寺の家4」は180㎜の桧の無節を使っています。
180㎜というと、少し重く感じるサイズです。
昔の大工さんは、その辺もよく心得ているもので、板に一本、筋を入れて、軽く見せる工夫をしました。これは、水切りを良くするためでもありますので、切り口が斜めになるように欠き込んでいきます。
簡単なようで、これには眉かき用の刃物が必要で、なかなか高級な仕事なのです。
佐々木棟梁、いつもありがとうございます!

10月になり、晴れの日が多くなったので、現場もペースを上げて、工事は順調です。
断熱材もしっかり充填され、サッシも入りました。
ここからじっくりと内部造作が進んでいきます。
完成までは、こちらもずっと緊張しますね。(匠)

 

天井の梁が見えるリビングダイニングです

天井の梁が見えるリビングダイニングです

 

充填された断熱材

充填された断熱材

瓦棒の板金工事

瓦棒の板金工事

吹抜の窓

吹抜の窓

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