プロジェクトレポート
2017年03月25日 Sat
ブログ | プロジェクトレポート | おもてなしの古民家再生
最新の古民家再生の仕事をアップしました。タイトルは「おもてなしの古民家再生」です。いくつかの古民家の再生と新たに再現をしてお客様のおもてなし空間を創る計画のお手伝いです。
原風景を壊すことなく、よみがえらせることで、その土地の記憶をつなぐことを試みました。懐かしくて新しい日本の原風景がよみがえります。
http://matsui-ikuo.jp/works/omotenashi
2017年03月16日 Thu
台湾でわたしたちが執筆いたしました木造住宅「私家版仕様書」を読み木組の家を自力建設している
揚さんに会いに行くため、4月6日~9日の間 松井郁夫建築設計事務所はお休みになります。
その間に戴きましたご連絡は、10日以降のお返事になります。
ご迷惑おかけいたしますが、ご了承ください。
揚さんが松井の表敬訪問についてFacebook に書いてくれています。一冊大木家屋
出会いが広がり、嬉しい限りです。
訪問の様子はFBにて逐次、報告いたします。
2017年03月16日 Thu
2016年6月に竣工した「阿佐ヶ谷の家」の写真撮影を行いました。
小さな家ながら、広がりを感じる間取りです。
吹き抜けからは陽がさし、暖かなリビングになっています。
壁一面の本棚に本が並び、ますます素敵な空間になりました。
どうぞ御覧ください。
2017年03月14日 Tue
作品 | 美しい木組の家 | 価格帯 | 阿佐ヶ谷の家 | 2,000-3,000万円未満
ロシア文学研究者の奥様と出版社にお勤めの旦那様の家です。
おふたりとも本をたくさんお持ちなので、西壁を一面の本棚にすることになりました。
本棚には、階段を隣接して、どこからでも手が届いて本が取り出しやすいようにしました。
育ち盛りの小さなお子さんもいらして、踊り場は「読み聞かせコーナー」です。
狭い空間を生かすために、リビングの真ん中に階段を配置して浮かせて、踊り場下は書斎にしました。
二階の部屋はとりあえず「ガランドウ」にして、お子さんの成長に合わせて部屋を区切ることにしています。
奥様が「熊本城のような外観」をご希望されたので、黒い焼杉板と漆喰の白のツートンカラーでコーディネイトしました。
完成した後に前の道を通りかかった親子連れが「こんな家に住みたいな!」と言ってくれました。
バルコニーと吹き抜けもある、広く使える小さな木組の家です。
所在 | 東京都杉並区阿佐ヶ谷 |
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構造規模 | 木造2階建 |
敷地面積 | 77.22㎡ |
建築面積 | 41.45㎡ |
延床面積 | 74.10㎡(22.41坪) |
設計監理 | 松井郁夫建築設計事務所 |
設計協力 | 悟工房 山中信悟 |
施工 | キューブワン・ハウジング |
竣工 | 2016年6月 |
建ぺい率 | 60% |
容積率 | 100% |
地域地区 | 第一種低層住居専用地域 |
防火地域 | 準防火地区 |
構造材 | 天竜桧・天竜杉(葉枯し乾燥) |
床板 | 天竜杉 厚15mm |
外壁仕上 | 焼杉板・藁入モルタル |
断熱材 | 高性能グラスウール |
内壁仕上 | 漆喰塗 |
開口部 | 防火サッシ |
2017年03月01日 Wed
ブログ | プロジェクトレポート | 吉祥寺の家Ⅳ
「吉祥寺の家4」内覧会は、ご家族連れや設計中の建主さん、木組ゼミの受講生のプロの方も大勢見えて、盛況のうちに終了いたしました。
会場を提供いただいた建主様やキューブワンハウジングの工事関係者、家具を展示していただいた青山のオーローズのスタッフ、2日間の間に、お運び頂いたみなさま、大変ありがとうございました。
これを励みに、民家のような架構に居心地の良い木組みの家を作り続けます。これからもよろしくお願いいたします。
友人の住宅評論家・南雄三さんの感想を掲載させていただきました。
詳しくはこちらから、http://kigumi.jp/blog/
2017年02月24日 Fri
ブログ | プロジェクトレポート | 住まいの相談会・見学会 | 吉祥寺の家Ⅳ
「吉祥寺の家4」が完成し、内覧会を開催させていただけることになりました。
詳細は「き」組サイトで掲載中!
お申込みは下記からもどうぞ。
http://matsui-ikuo.jp/contact/
みなさまのお越しをお待ちしております。
2017年02月22日 Wed
おかげさまで、松井事務所は素敵なスタッフに支えられています。
先日、プロジェクトごとの打ち合わせを行った際に取った集合写真です。たまたま、全員が揃ったので撮りました。
左から松井郁夫(所長)望月麻紀さん(元所員)木村めぐる(事務・娘)岡崎カンキさん(学生アルバイト)荒俣真琴さん(外部スタッフ)渡辺麻衣子さん(外部スタッフ)松井匠(長男)です。
外部スタッフは、子育て世代でスキルの高い方ばかりです。木組ゼミの修了生ですから継手・仕口の話ができます。本当に、助かります!
4月からは新スタッフを迎えて、さらに皆様に喜んでいただける住まいづくりに邁進します。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
2017年02月20日 Mon
古民家を取り巻く現状は、いま大きく動いています。
内閣府が推進する「明日の日本を支える観光ビジョン」の提言に、古民家の利活用が戦略として取り上げられたからです。
これまでの古民家は、価値のわかる人達の中で熱烈に支持されてきましたが、今回あらたに日本の観光資源として国を挙げて推進することになったのです。
この施策は歓迎すべき流れですが、古民家再生を一過性のブームにしてはいけません。
古民家には暮らしの美しさがあります。純粋な用と美の姿には、真の豊かさがあります。
本講座では、その昔、古民家を手がけた無名の職人たちの手仕事をくみ取り活かすことで、むかしと未来をつなぐ再生利活用の実践を目指したいと思います。
古民家の歴史を知り、実際の古民家を実測し、改修設計を行います。
いますぐ実践できる、古民家再生のスキルを身に着けたい方の応募をお待ちします。
(※チラシの日程に誤りがあり修正致しました。6月10日は、土曜日で13時に日本民家園集合です。失礼いたしました)
2017年02月17日 Fri
ブログ | プロジェクトレポート | 八王子の古民家再生
東京都内に茅葺の家が残っていることは、大変珍しいことです。
八王子の小高い敷地に立つこの家は、明治40年代に建てられたといいます。
およそ百年を生きた家です。
大事に使われてきたこの家を、終の棲家にすることが今回の目標です。
そこで、耐震改修はもちろんですが、
古民家といえども暖かい家にしたいと考えました。
古民家の耐震エコ改修です。
屋根は茅葺きの形状を活かして、勾配屋根にします。
茅は今では手に入りにくいので、ガルバニュウム鋼板に葺き替えます。
小屋裏にも光と風を呼ぶために、ハッポウという明かり窓を開けました。
ハッポウは、山形県の田麦俣地方の見られる兜造りの屋根の中腹に作られる明かり窓のことです。
この窓から、リビングやダイニングにも光と風が届けられます。
日本の家は、高い床下が特徴ですが、
ここでは床下を密閉してエアコンの暖気を入れます。
窓際のガラリから吹き出すことで、
ガラス窓の冷えた重い空気を暖めながら室内を回ります。
断熱材の入れ方を工夫して、床下から屋根上まで外断熱を施しています。
エネルギー効率の良い断熱材を選んで温熱性能を向上させています。
むかしの姿を彷彿とする外観に比べ、
室内は現代的なインテリアを目指しています。
食通のご夫婦の台所はオリジナルキッチン。
魚料理中心のグリルを備えた本格厨房です。
すべてに自然素材を使いながら、暖かく心地よい家を目指しています。
「なつかしくてあたらしい」古民家再生です。
松井郁夫
2017年02月16日 Thu
ブログ | プロジェクトレポート | 井之頭の家
吉祥寺の井之頭に建つコンパクトな家です。
12坪の小さな建坪ですが、地下駐車場を持つ3層36坪の木組の家です。
ワンルームの部屋を積み上げることで、コンパクトながら広がりのある空間を創りました。
丈夫な柱梁に支えられた民家のような架構が特徴です。
各部屋は造り込まないほうが、広く使えて生活の変化にも対応できます。
子育て世代には、間仕切りを自由に移動できることが大切です。
たっぷりの収納にガランドウの部屋。
水廻りの動きやすい動線も確保しました。
畳敷きの小上がりも、空間に変化を創ります。
吹き抜けを通して光や風が室内を回ります。
温熱環境を考慮して、床下にエアコンを工夫しました。
外断熱を十分に施し、夏涼しく冬暖かい家を目指します。
きれいな空気が家中に行き渡る心地よい家になることでしょう。
3Dによる日射や影の検討も加え、天空率計算で最大限まで床面積を使い切りました。
庭のデッキの緑は、手に触れることが出来て、リビングが外までつながっているようです。
子育てに最適なコンパクトな木組みの家です。
松井郁夫
2017年02月13日 Mon
島原の古民家を活かしたまちづくりについて講演してきました。NPO島原四郎の会の活動は、多岐に渡っていますが、古民家の活用もその一つです。武家屋敷の古民家は、展示施設として公開されていますが、この観光資源を宿泊などに使えたら、さらに町は活性化するでしょう。活用を待っている古民家は、全国に140万棟あると言われています。
内閣府から出ている「明日の日本を支える観光ビジョン」でも古民家を活かした観光戦略が各省庁に指示されました。古民家が一気に脚光を浴びる時代になったといえます。
これまで打ち捨てられて空き家になっていた古民家も、日本の観光資源として表舞台に立つときです。http://www.kominkanet.com/column/post-26/
2017年02月04日 Sat
ブログ | プロジェクトレポート | 東馬込の家
「東馬込の家」は、新防火地区に建っているため、燃えしろ設計で太い木材を使って準耐火建築となっています。
その木材はJAS認定品でなければならず、入手に苦労すると思われましたが、以前からお付き合いしている「吉野中央木材」さんで用意していただけました。
おかげさまで、規格外の大きさにもかかわらず、美しい吉野材を使うことが出来ました。
昔から吉野といえば日本一のブランド材で有名ですが、石橋さんの対応の良さに感謝しております。
色艶といい杢目といいやっぱり日本一ですね。ありがとうございました。
2017年02月01日 Wed
この度ワークショップ「き」組ウェブサイトがリニューアルオープンしました!
写真も見やすく、スマートフォンにも最適化しましたので、ぜひ御覧ください。
2017年01月28日 Sat
古民家再生とまちづくりの話しをします。長崎県島原市の文化会館ホールで、2月11日に開催です。お近くの方は是非お運びください。古い民家を空家にしないで活用したいですよね。各地の事例と松井事務所の取組みをご紹介します。
2017年01月25日 Wed
木の家の基本を学ぶ「木組のデザインゼミナール」の第14期の受講生の募集を始めました。
詳しくは、ワークショップ「き」組のHPからご覧ください。
2017年01月21日 Sat
ブログ | プロジェクトレポート | 日記 | 阿佐ヶ谷の家
本棚の家というコンセプトでつくりました。
ワークショップ「き」組のブログからどうぞ。
2017年01月19日 Thu
ブログ | プロジェクトレポート | 吉祥寺の家Ⅳ
「吉祥寺の家4」もうすぐ完成です。
木製窓の気密を工夫しました。
2017年01月19日 Thu
ブログ | プロジェクトレポート | 東馬込の家
東馬込の家は順調に進んでいます。
http://kigumi.jp/blog/higashimagome-dannnetsu
2017年01月01日 Sun
新年あけましておめでとうございます。
2017年。事務所は32歳になります。変化の中にも、充実した年にしたいと思います。
みなさまには、幸おおい年でありますように。今年も一年、頑張りましょう!
2016年12月30日 Fri
今年も、あと僅かを残すばかりとなりました。おかげさまで、事務所も来年で32年を迎えます。
今年は変化の年でした。来年も、より一層皆様に喜んでいただけるよう努力いたします。
これまでの経験を活かして、新しい暮らしの提案がしたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。
一年間ありがとうございました。みなさま良いお年をお迎えください。
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