プロジェクトレポート
2017年07月23日 Sun
ブログ | プロジェクトレポート | 井之頭の家
炎天下の中、井之頭の家の駐車場の配筋が進んでいます。
RCで跳ね出す階段の施工に苦労しております。
型枠の設置を終えて、いよいよコンクリートの打設です。
駐車場の姿を見ることができるのはもうすぐです。
2017年07月23日 Sun
ブログ | プロジェクトレポート | 八王子の古民家再生
八王子で進めております古民家再生の図面ができました。
茅葺きの平屋ですが、大きな屋根を生かしたロフトの利用を考えています。
茅はおろして、断熱改修します。もちろん耐震補強を進めながらの再生です。
「懐かしくてあたらしい」古民家再生です。乞うご期待!
2017年07月21日 Fri
毎回の講師陣がすごい!と評判の木組ゼミですが、今回は飛ぶ鳥を落とす勢いの伊礼智さんです。
詳しくはこちらから。
2017年07月12日 Wed
ブログ | 未分類 | プロジェクトレポート | 阿佐ヶ谷の家
ワークショップ[き]組の事例集に、本と暮らす「阿佐ヶ谷の家」を掲載しました。詳しくはこちらから。http://kigumi.jp/works/%E9%98%BF%E4%BD%90%E3%83%B6%E8%B0%B7%E3%81%AE%E5%AE%B6
2017年07月10日 Mon
「古民家再生ゼミ」最終日は、川崎民家園で実測した「伊藤家」を宿泊施設に改修するという設定で、受講生のみなさんに発表していただきました。
耐震補強はもちろん温熱環境の向上を目指すという難しい課題でしたが、力作揃いでした。
今回は少人数なのでじっくり講評に時間をかけ、構造に詳しい「き」組メンバーの山中さんにお願いして、計算ソフトを使うときの留意点など解説していただきました。
受講生からは、「コンピューターに任せっぱなしは、いけないですね。」と反省の弁も聞かれました。
オブザーバーに、政策投資銀行の方を迎えていましたが、次は古民家利活用の事業化の話も伺おうということになりました。
日本中に残る多くの古民家を利活用することで、貴重な財産を取り壊しから守りたいですね。
2017年06月27日 Tue
ブログ | プロジェクトレポート | 東馬込の家
「東馬込の家」の事例写真をワークショップ「き」組の事例集にアップしました。
詳しくはこちらからどうぞ
2017年06月23日 Fri
ブログ | 未分類 | プロジェクトレポート | 井之頭の家
松井事務所では、木材を山から直接買っています。
木材の適正な価格を山に戻すことで、植林を促してほしいからです。
「井の頭の家」の建主さんと一緒に、静岡県の天竜の山に出かけて検査と選別をしました。
大工さんを連れて、どの木をどこに使うか「番付」を打ってきました。
木組の家に使うことができるのは、天然乾燥の木材です。山で伐る木は、夏の終わりから水を吸い上げなくなったころに伐り倒し、春先まで枝葉を付けたまま斜面に放置して水分の蒸発を待って降ろします。「葉枯らし乾燥」と言います。
バーコードは、木の生えていた場所や伐採日から出荷日までの履歴データです。つまり、生まれも育ちもわかる木です。
どの木も、色艶や杢理も素晴らしく、美しい素材です。中でも約25%くらいまで含水率の下った木を選びました。
これから、手刻みが始まります。上棟が楽しみです。
天龍木材検査
桧 含水率14.5%
バーコードに履歴データ
2017年06月23日 Fri
ブログ | プロジェクトレポート | 井之頭の家
「井之頭の家」は敷地の高低差を活かして、地下に駐車場をつくります。
コンパクトな建物ですが、駐車場を入れると総3階建てになります。
現在、土を取り出して防水工事を行っています。
これから、コンクリートの躯体に断熱材を打ち込み、熱損失を防ぎ、夏涼しく冬暖かい家にします。
少しずつですが、駐車場の姿が見えてきました。
地下駐車場工事進行中
2017年06月22日 Thu
古民家再生ゼミで川崎民家園の「伊藤邸」を実測しました。
詳しくはこちらをご覧ください。
実測調査中
2017年06月07日 Wed
ブログ | プロジェクトレポート | 中落合の家II
事務所にほど近い中落合の閑静な住宅街に「木組の家」が始まります。
3世代の住む、おおらかな間取りです。詳しくはこちらからどうぞ。
2017年05月29日 Mon
ブログ | プロジェクトレポート | 東馬込の家
き組の標準化された「プロトタイプの家」の内覧会が盛況のうちに終了しました。
皆様ありがとうございました。
2017年05月17日 Wed
ブログ | プロジェクトレポート | 井之頭の家
地鎮祭
井之頭の家 軸組模型
「井之頭の家」の地鎮祭を執り行いました。
長い時間をかけて、住まい手さんとともにつくりあげた、暮らしの夢が実現します。
地下駐車場を含む32坪のコンパクトながら、庭とデッキを持つシンプルで気持ちのよい家です。
土地の神様に安全を祈願して、いよいよ着工です。
2017年05月06日 Sat
「東馬込の家」内覧会
造園工事中
最もシンプルで省エネタイプ・燃えしろ設計の「木組のプロトタイプ」の家が竣工いたしました。
当日は建主様のご厚意で内覧会を開催いたします。お申込みは「き」組サイトから。
2017年05月03日 Wed
ブログ | プロジェクトレポート | 浜田山の家III
「浜田山の家Ⅲ」模型
一階内部
浜田山の家Ⅲは、民家のような佇まいをテーマに設計しました。
南側の表通りから見える「せがい造り」の姿を、建主さんに見ていただきたくて、模型を納品しました。
内部も作り込み、図面ではわからない空間の様子をご説明いたしました。
模型を覗き込むと、架構の模型ではつかめない、暮らしの様子が見えてきます。
本物の建物が完成するまで、楽しみに待ったいただけるとありがたいですね。
2017年05月02日 Tue
「東馬込の家」のお引渡をしました。
木組のプロトタイプにして、燃え代設計、UA値0.46 C値0.5 省エネ等級G2レベルの住宅です。
「メンテナンスガイド」をご説明して、木のいえと長く付き合っていただいております。
詳しくは、「き」組のサイトから。http://kigumi.jp/blog/
2017年04月29日 Sat
2017 古民家再生ゼミ
古民家の再生利活用は、時代の要請となりました。
内閣府が昨年3月から施行した「明日の日本を支える観光ビジョン」に古民家戦略は位置づけられています。
今後ますます古民家のリノベーション技術は全国で必要となってきます。
本講座では、古民家の歴史変遷から構造の特徴、地域性の違いを学び、実測調査を行います。
実測した古民家の利活用の設計を課題として、発表していただきます。
古民家再生を実践することで、本来の日本の家づくりの基本を習得できます。
伝統的な木の家を目指す方には、すぐに役立つスキルを身に着けることが出来ます。
5月13日に開講します。まだまだ募集中です。
これからの再生理論と技術を身に着けたい古民家の好きな実務者におすすめです。
2017年04月29日 Sat
木之本の古民家再生
木之本の古民家再生・小屋裏
滋賀県長浜市木之本に建つ江戸中期の町家が蘇ります。北国街道に面した、由緒ある旧家です。
ご相談を受けてから足掛け3年の歳月を経て調査と設計が完了しました。
いよいよ270年前に建てられたという町家(商家)の再生工事の始まりです。
約75坪もの大きさの平屋です。元の屋根は板葺きでした。その上に勾配を変えた屋根を掛けて瓦を葺いています。
長い年月の間に、町家は隣のビルにより掛かるように傾いています。昭和の時期の鉄骨の補強もはずし、まずは垂直に立て起こす事から始めます。工期は2年を見込んでいます。
調査では、床下や屋根裏を調べました。石場建てに壁の少ない架構です。限界耐力計算を川端設計にお願いして、耐力要素をバランスよく配置しました。
展示場を併設した住宅になります。むかしの柱梁のままに、現代的な暮らしに沿った間取りを持ち、吹き抜けやロフトを支える古材の丸太組が醍醐味です。
古民家再生で、温熱環境の向上を図ります。断熱・気密を図り、計算によって省エネルギー基準をクリアしました。冬は床下に温風を吹き込みます。
施工は、地元で社寺を中心に活躍する橋本工務店が担当します。
北国街道・木ノ本宿の町家として町並みに溶け込み、伝統の技と現代の技術でいまの暮らしをつくり、懐かしい未来を実現する古民家再生にご期待ください。
2017年04月25日 Tue
ブログ | プロジェクトレポート | 東馬込の家
「東馬込の家」のお引渡前の一手間です。こちらからご覧ください。
東馬込の家
2017年04月19日 Wed
ブログ | プロジェクトレポート | 浜田山の家III
浜田山の家Ⅲ木組の模型
浜田山の家Ⅲアイディアスケッチ
民家のような丈夫な架構と深い軒。
浜田山の家Ⅲは、日当たりの良い敷地に、南を大きく空けて伸びやかに建ちます。
山歩きがご趣味のご夫婦は、麓に建つ古民家の佇まいに惹かれると言います。
そこで終の棲家は、心地よい民家暮らしがいいのではと考えました。
とはいっても、快適な現代生活を送る住まいをつくることに変わりはありません。
伝統的な木組でかつ温熱性能向上を目指し、冬暖かく夏涼しい家をつくります。
せがい造りという二階が一階よりせり出した、木組でなくては造れない架構です。
懐かしくてあたらしい民家のような住まいです。
2017年04月16日 Sun
台湾楊さんのご親戚と
台湾の木造好きの仲間たち。ありがとう!
楊さん
台湾から帰ってきてもう一週間がたちました。
建設中の現場で、みなさんの歓待を受けたことが昨日のようです。
少し落ち着いて、楊さんの家造りの事を考え始めました。
家造りを始めて14年と聞いていますが、長い年月を毎日コツコツと家と向き合っている姿に、改めて感動を覚えています。わたしたちが帰った後も作業をしていましたね。
今になって、「家とは何か」を考え始めました。わたしも35年の間 家造りの設計を生業にしています。同じように情熱を傾けてここまで来ました。わたしに家造りを依頼してくださる方には、いつも家族団欒の家を精一杯作りたいと思っていますが、楊さんのおかげで、改めて「家族の幸せのため」に、家造りがあるのだと気付かされました。
楊さんは、奥様、娘さんたち、お婿さん、ご親戚の方たちみんなために家をつくっておられますが、楊さんにとってこの家づくりは生きがいであり、支えているみなさんの努力の賜物だと思います。婿殿の活躍はすごいですね。また、わたしたちの書いた木造住宅【私家版】仕様書を採用してくれてありがとうございました。
当日集まっていただいた建築関係者や共感する人たちの若さと多さにも驚きました。楊さんの人柄が大きな輪をつくり始めているのだと思います。国立高雄大学の陳先生やご親戚の甘さん、通訳をしてくださった岡崎灌涵さんにも改めて感謝します。
楊さんの家が、台湾と日本の伝統的な家造りの記念になれば、こんなに嬉しいことはありません。伝統が失われてゆく中で、まだまだ頑張ろうとしている人が、台湾には大勢いることに、未来が見えました。
お互いに、木の魅力に取り憑かれた変人(笑)かもしれませんが、揚さんに勇気をもらいました。これからも頑張りましょう。日本でも伝統木造をがんばります! 本当にありがとうございました。またお会いしましょう。
2017年4月16日
木造住宅【私家版】仕様書共著 松井郁夫
以下中国語訳です。
致楊師傅
自上次訪問台灣,今天剛好過去了一個星期。
在蓋房的現場飽受各位的熱情款待,彷彿就像是昨天的事情一樣歷歷在目。
現在稍微平靜下來,開始細想起楊師傅的造房計劃。
聽說,這棟房子已經蓋了14年。在這漫長的歲月裡不停息地堅持蓋房,對於楊師傅的這種態度,我一再被感動。也知道您在我們走後也一直在施工。
時至今日,我才開始思考,什麼是“家”。35年來,我一直以設計住宅維生,像您一樣用自己的熱心堅持到現在。對於每一位找我設計房子的人,我都會盡最大的努力為他們創造一個一家人能夠聚在一起說說笑笑的“家”。見了楊師傅之後,我又重新意識到,蓋房子是為了“家人的幸福”。
我想,楊師傅您雖然是為了自己的妻子,女兒,女婿,還有其他親戚們而蓋起了這棟房子,但這個“家”不僅是您生活的動力,對於每一個支持您的人,這也是他們努力的結晶。您的女婿,童先生的努力也很值得讚揚。非常感謝您採用我們的書籍,木造住宅【私家版】仕様書。
沒有想到當天會有那麼多年輕的建築同道中人和其他擁有共同喜好的人到場。我想,楊師傅的存在已經開始建立起了一個巨大的連環。再次感謝國立高雄大學的陳老師,甘先生,和進行同時翻譯的岡崎灌涵。
若楊先生的房子能成為台灣與日本傳統建築交流之紀念,這豈不是最值得興奮的事情。在這樣一個時代裡,我發現在台灣,有許多人還在為傳統的再興而努力,也看到了未來的曙光。在日本,我也一定會繼續努力!真的十分感謝您。後會有期。
2017年4月16日
木造住宅【私家版】仕様書共著 松井郁夫
本文翻譯:岡崎灌涵(姜灌涵)