2011年05月23日 Mon
この度「検見川の家」が、NPO木の建築フォラム主催の
第7回 木の建築賞 「山と建てる賞」 を受賞しました。
【審査員の講評(全文)】 (泉幸甫/選考委員)
設計者である松井郁夫氏は「木組み」の家づくりにこだわり続ける中で、環境との共生、
持続可能な未来、資源循環型社会への思考などを考え、木組みの本を出版したり、
また山から職人までのメンバーを揃えた「き組」を組織するなど、幅広い活動を行ってきました。
そのような活動の集積の結果から今回の「せがいづくりの家」は生まれたと言っても過言ではないでしょう。
つまり、一過性の恣意的なデザインではなく、木組みにこだわり続けた時間と
社会的なつながりの中から生まれてきた建築と言えるのではないでしょうか。
応募作品は建物の名前のように「せがい造り」になっていて、さらに深い庇で建物の足元を守っています。
また審査会の時に応募者から「ちゃんとした木割の建築である」との発言がありましたが、
道路から見た姿は堂々としながらも端正なプロポーションをしています。
工法は伝統工法である渡り腮、足固め貫を使いながらも、地盤改良を加え、
木質系断熱材を使ったり屋根通気工法を採用するなど現代的な課題にも取り組んでいます。
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2011年05月21日 Sat
12年前に木組みの家を設計した建主さんの二軒目のお住まいです。
以前ご家族が暮らした敷地に、お茶室を備えた、モダンな家が建ちました。
和の趣きと吹抜けのコラボレーションが楽しい家です。
設計 (株)松井郁夫建築設計事務所
施工 (有)キューブワン・ハウジング
山 天竜T.S.ドライシステム協同組合
完成内覧会は大盛況でした。
竣工おめでとうございます!
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2011年05月21日 Sat
すっきりとして無駄がなく、木と漆喰が響き合う、
いつまでも居心地の良い住まいを、デザインします
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2011年05月20日 Fri
同じオーナーの二軒目の家です。
茶道の師範だったお母様がいらしたのでお茶室のある家をご希望でしたが、二軒目にして実現しました。
茶庭に変わる路地をつくり、本格的な茶室と水屋を用意しました。
建具や欄間はむかしの家の流用です。とても良い建具です。
茶道具やお母様のお着物をしまう部屋を二階に取りました。趣味のリスニングルームも二階にあります。
構造材や床に桧を使い、広い部屋のや吹き抜けのあるおおらかな家になりました。
最近訪ねていきましたが、建設当時のまま暮らしていらっしゃいました。
所在 | 神奈川県横浜市鶴見区 |
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構造規模 | 木造2階建 |
敷地面積 | – |
建築面積 | – |
延床面積 | 139.96㎡(42.34坪) |
建築費 | – |
設計監理 | 松井郁夫建築設計事務所 |
施工 | キューブワン・ハウジング |
竣工 | 2011年5月 |
建ぺい率 | 60% |
容積率 | 150% |
地域地区 | 第2種中高層住居専用地域 |
防火地域 | 準防火地区 |
構造材 | 天竜桧・天竜杉(葉枯し乾燥) |
床板 | 天竜桧 厚30mm |
外壁仕上 | 土壁風藁入りモルタル |
断熱材 | ウッドファイバー(木の繊維) |
内壁仕上 | 漆喰塗・土壁藁入り |
開口部 | アルミサッシ(ペアガラス) |
作品 | 美しい木組の家 | 価格帯 | 4,000-5,000万円未満
2011年05月10日 Tue
「鶴見の家2」が完成しました。
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2011年05月10日 Tue
大和市と瑕疵担保保険の中間検査を受けました。
問題なく施工されており、合格しました。
検査員の方も、太い国産材と足固めなどの耐震的な工夫に感心されていました。
ブログ | プロジェクトレポート | 大和の家
2011年05月01日 Sun
宮城県の仮設住宅の公募が始まりました。地元の雇用と木材の供給を促す好機です。
地元で被災した佐々木文彦さんとその仲間の工務店に復興してもらえるように、応募のお手伝いをしました。
プロジェクトレポート