プロジェクトレポート
2014年02月02日 Sun
東京都八王子に木組の家が上棟します。若いご夫婦の小さな家です。
奥様が材木のプレカットオペレーターを経験されていましたが、建てるならやはり手仕事がいいと、木組の家の建設に辿り着かれました。
構造材は天然乾燥の無垢の杉と桧です。木材の故郷である天竜の山を見に行きました。
その材料を若き大工の村井くんが棟梁の指導の下で墨付けと刻みを行いました。日本の優れた大工技術が、受け継がれていきます。
また、八王子市は都心よりも寒い地域なので、通常の断熱材に加えて、吸放湿性のある自然素材系断熱材をプラスして採用しました。エアコン1台で全部屋を空調できる工夫があります。
南側の大きな建物からの日影を3Dシュミレーションし、日射を確保するために吹抜をもうけました。東側には、駐車スペースを兼ねた大きなバルコニーを設置しました。明るくて、健やかな家です。
ワークショップ「き」組では、骨(構造)と皮(外皮性能)の両方を充実させながら、若い世代にも手の届く価格で、無垢の木と漆喰でつくる木組の家を提供しています。
構造見学会は骨組のみえる貴重な機会です。
丈夫で美しい木組の家を御覧になりませんか?皆様のお越しをお待ちしております。
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2014年02月01日 Sat
先日行われた「我孫子の家2」構造見学会は、近所の方から西東京の方まで、たくさんの方がご来場になりました。
みなさん「木の香りがよい」「床面積よりもずっと広く感じる」とおっしゃっており、 天然乾燥の無垢材の良さと、コンパクトな家でも広く感じさせる空間づくりを感じていただけたと思います。
ご来場いただいたみなさまに改めて御礼申し上げます。
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2014年01月21日 Tue
朝八時に曇り空の下で始まった建方は、昼には日が差して、絶好の上棟日和となりました。 建主さん御一家も朝から、大工さんたちの勇姿を御覧になっていました。
柱が一本ずつ立っていき、貫、足固め、梁が入っていきます。 原田棟梁のしっかりした刻みで、ギシギシと音をたてて気が組まれていきました。
大工育成塾出身の27歳大工篠塚くんが、2階と小屋組をすべて刻みました。 一番に梁の上に登り、かけやで叩いて組んでいきます。
夕方の17時、見事上棟しました。
日没直前に屋根の垂木がかかり、家の形ができました。
通し柱を斜めに倒しながら、ほぞ穴に梁を入れていく様子を見て、ハラハラしていた建主さんでしたが、 貫が入り、2階が出来てくると「この家は倒れない」と確信されたそうです。
上棟おめでとうございます!
1月26日(日)の構造見学会へのお申込みを受付中です。木組みの家の丈夫な架構を見に来ませんか?皆様のご参加をお待ちしております。

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2014年01月17日 Fri
阪神淡路大震災から、今日で19年がたちました。
震度7の激震により6,434人の方がなくなり、そのうち建物や家具の下敷きでなくなった人が8割。約5000人が建物が原因でなくなったのです。
木造家屋の多くが、一階が崩壊し、二階が道路に投げだされるように倒れました。地震国である日本の住宅は、本来地震に強い建物ではなかったのか?
わたしたち木造建築にかかわる実務者は、この日からあらためて地震に強い家とは何かを模索し始めたのです。
当時の新聞には、「プレファブは残った」と書かれて、大工さんがつくる在来工法の家が地震に弱いかのような風評が流れ、長く仕事に苦しむことになりました。さらに、縦揺れに対する備えとして、引き抜きに耐えるホールダウン金物が必要となり、木造とはいえ多くの金物で固める工法が主流となりました。
しかし、13年後の2008年から行われた、国土交通省による伝統木造の実大実験で、伝統的な木造住宅が、神戸の地震波に耐え、粘り強く地震に耐えることが実証されました。2011年からは、石場置きといわれる足元フリーの建物が実大実験により被害がほとんどないことも確かめることができました。
2000年の法改正では、木の特性を生かした「めり込み」と「摩擦」により力地震力を減衰する建物の構造解析が認められ、新たな一歩が築かれました。「限界耐力設計法」という手法です。
ようやく、日本の民家が受け継いできた、地震に対する知恵と工夫が見直されつつあります。いわゆる伝統構法と、在来工法との違いも明らかになりました。明治以来、わたしたちがつくってきた木造建物が本当は日本の伝統に基づいていなかったことも分かりました。日本の伝統的な構法は、明治で進化を止めたのです。
松井事務所では、日本の民家の知恵である「木組の家」を造り続けています。木のめり込みを生かした「貫」をどの建物にも実践し、柱の足元が大きな揺れで、滑りが生じてもバラけないように「足固め」も必ず実践しています。
首都圏でも、巨大地震が来る可能性が高いことが話題になっていますが、わたしたちは阪神大震災に学んだ、大きな地震で建物が変形しても倒れない、命を守る家を造ります。さらに伝統を未来につなぐよう進化を計りたいと思います。
19年前の今日を忘れないためにも。
2014年01月15日 Wed
あけましておめでとうございます。松井匠です。
今年は暖かいお正月でしたね。
僕は年が明けて1月5日に、人生初の「お茶会」を体験して参りました。
「吉祥寺の家3」の建主さんからお招きいただき、おこわで有名な「米八」本店の茶室で、遠州流の堀内ギシオ先生のお茶をいただきました。
正座すら苦手な僕としましては、正直に申し上げまして前日の夜からよく眠れなかったのですが、気さくな堀内先生と建主さんの多大なるフォローのおかげ様で、茶碗に傷をつけるなどの大事故も起こらず、無事に終えることができました。
というより茶室に入ってからは「茶の湯」のあまりの面白さにキョロキョロとしてばかりで、あっという間の時間でありました。
茶室のしつらえ、先生の所作、茶碗、道具、すべてに美しさへの探究があり、自分の好奇心が呼び覚まされるのを感じました。
美味しいお茶菓子と、おこわ弁当もご馳走になり、新しい年のはじまりに華やかさをいただきました。
建主さん、堀内先生、どうもありがとうございました。 この経験を「吉祥寺の家3」のお茶室づくりに活かします。
<匠>
2014年01月15日 Wed
手賀沼にほど近い緑豊かな敷地で、南にはトウモロコシ畑が広がります。
建物は真っ直ぐ南に向けました。 最高の陽当たりと、風通しのよい間取りで、 自然をいっぱいに感じる家です。
夏涼しく冬温かい温熱性能の高い、省エネの家です。
国産無垢の木を大工の手で刻み、金物に頼らない木組の家です。
筋交いを使わず、地震国日本で古来から受け継がれてきた民家の知恵 「足固め」と「貫」を採用し、地震に粘り強く耐えます。
構造見学会は上棟したばかりの骨組をご覧いただけます。
これからの時代を先取りした日本の家をぜひ御覧ください。
皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。
開催日時:
2014年1月26日(日)
10:00~15:00
対象:家づくりをご検討の方
※一般向け見学会ですので建設業関係の方のお申込みはご遠慮ください。
お申込み先:
松井郁夫建築設計事務所
電話:03-3951-0703 メール:ok@matsui-ikuo.jp
松井郁夫建築設計事務所お問い合わせフォーム
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2014年01月15日 Wed
原田棟梁が刻んだ無垢の木が、組み上がるのを待っています。
基礎コンクリートの鉄筋もしっかりと配筋され、いよいよ上棟です。
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2014年01月01日 Wed
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
2013年12月26日 Thu
「吉祥寺の家3」の大工工事は順調に進んでいます。
すっきりと大らかな空間が出来てきました。
柱と梁が見える木組みの家は、架構のデザインがそのまま意匠のデザインです。
南の大きな開口部には木製サッシが入ります。
茶室の天井に使う細い竿縁も準備されていました。
仕上がりが楽しみですね。
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2013年12月26日 Thu
麻布の歴史あるイタリアンレストラン「キャンティ」から、クリスマスカードが届きました。
今年の春に、カウンターの修理をお手伝いさせていだきました。
キャンティの長い歴史がまとめられた冊子と写真集もお贈り頂きました。
2013年12月25日 Wed
「登戸の家」が上棟しました。
雲ひとつない冬の高い空の下、掛合が響き渡り、丈夫な架構が組み上がりました。
一本一本手で刻んだ材木が、音を立てて組み込まれていきます。
門型フレームが空に映え、見事棟が上がりました。
木組みの家の上棟です。
おめでとうございます!
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2013年12月20日 Fri
新建新聞社の雑誌「すまいの手引 vol.53」に、松井郁夫の自然素材についての考え方が、掲載されました。
「自然素材を使いこなす」
と題して、さまざまな手法を紹介しています。
・住まいは自然素材でつくる
・生まれも育ちもわかる木を使う
・内装は木と土と紙をつかう
・自然素材を使ったデザインのポイント
ぜひお近くの書店でお買い求めください。

2013年12月20日 Fri
誠に勝手ながら、下記の期間を年末年始休業とさせていただきます。
■年末年始休業期間■
2013年12月28日(土) ~2014年1月5日(日)
■お問合せ対応について■
お休み期間中にいただいたお問合せは、 2014年1月6日(月)より順次ご対応させていただきます。
何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
2013年12月19日 Thu
12月とは思えない暖かな日差しの中、先週の土曜日に吉祥寺の家3の構造見学会が開催されました。
吉祥寺の家3は、細長い建物です。南側に大きく庭を設けて、冬の日差しの確保を計ります。
吹き抜けを通して、建物の奥深くまで日差しが入り、ポカポカと日向ぼっこができる家になりそうです。
遠く宇都宮からお越しの方も含めて、6組の見学者の方たちに木組みの構造を見ていただきました。
あらためて、この場をお借りして、感謝申し上げます。
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2013年12月18日 Wed
松井事務所と親交のある、株式会社矢沢設計主催の伝統構法の展示会が、
新宿パークタワーで開催されています。 ぜひお運び下さい。
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「南信州の木の家と暮らし展 ~伝統木構造による田舎生活のススメ~」
飯田市を中心とする南信州は、長野県の南に位置し、 県内ではもっとも温暖な気候で、
中央アルプスと 南アルプスに囲まれた自然豊かな地域です。
この展示会では、日本の原風景とも言える南信州の
景色に馴染む伝統木構造の住宅を紹介するとともに、
南信州ならではの暮らしの魅力をお伝えします。
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2013年12月11日 Wed
初めてのベニスの夕日は、この上もなくきれいでした。
2013年11月30日 Sat
福島支援活動の紹介です。
松井奈穂が2年前から、福島の市内の子どもたちを、千葉の館山に呼んで外遊びのできる保養キャンプ「どんぐりキャンプ」を実施しています。福島市内でも放射能の濃度が高いホットスポットがあり、子供たちが外で遊べないと聞いて、千葉県の千倉の友人たち「結いの会」と中野の仲間「なかのアクション」を募って始めた活動です。
春夏4回の保養キャンプには、延べ120人の子どもたちが、千倉の海や山で元気に遊びました。その時の楽しい写真を2014カレンダーにしました。支援活動の資金に600円以上のカンパをいただいた方に差し上げています。
よろしければ、郵便口座 00160-3-512819 なかのアクションまで、住所氏名を書いてお申し込みください。
これからも息の長い活動にしたいと思います。どうぞ、ご支援ください。
2013年11月22日 Fri
スイスの建築家ピーター・ツムトールは、保存修復士です。スケッチのグルガン邸は、16世紀から存在していたと思われる農家を再生してモダンな別荘として使っています。山に向かって雪の中にたたずむ姿は素晴らしい。
2013年11月21日 Thu
著=松井郁夫 / 出版社=彰国社 / 2013年11月28日頃発売 / 1,600円
「むかし」の知恵を生かし「いま」に伝え、「みらい」につなぐ。
2004年に出版した「木組の家」に住みたい!の続編です。
好評につき木組みの家づくりを事例を交えて描きました。
2008年より実大実験に参加させていただいた折に感じた所見や、3.11以来のエネルギー問題に対する温熱の考え方も描いています。
山を守る木の値段を検討し、植林費用を山に還す方法や、木の特性を活かす手仕事の大切さなども書きました。
ワークショップ「き」組メンバーの事例も載りました。
本物の木の家に住みたいと思う方や、木造住宅を志す人たちが、一軒でも多く木組みの家が建てられるように、
3年の年月をかけ心をこめて描きました。2013年11月28日に書店並ぶと思います。是非お手にとってご覧ください。
目次
第一章 いまこそ木組の家を
人工環境の進行 / 住環境の人工化とエネルギー問題
環境に配慮する / 伝統的手仕事を見直す
むかしといまをみらいにつなぐ / 気候風土と地域を見直す
第二章 ワークショップ「き」組の活動
ワークショップ「き」組の家とは
こだわり① 無垢の木にこだわる / こだわり② 自然素材でつくるエコな家
こだわり③ 適正な価格でつくる / こだわり④ 山を守る
こだわり⑤ 職人技を生かす / こだわり⑥ シンプルな架構
こだわり⑦ 木組だからできる耐震の工夫 / こだわり⑧ 間取りとデザイン
第三章 もっと知りたい「き」組の家
事例1:鵠沼海岸の家 / 事例2:青梅の家
事例3:葛西の家 / 事例4:豊田の家
事例5:江原の家(長期優良住宅) / 事例6:朝霞の家
事例7:切久保の家 / 事例8:常田の家
事例9:パッケージ・プラン
第四章 「き」組でつくる燃費の良い家
家の燃費を考える / 省エネルギー基準の変遷
改正省エネルギー基準の目的 / 素材の吸放湿を考える
呼吸する木組 / 「パッケージ・プラン」の温熱環境
さらに快適で燃費の良い家を目指して
第五章 山を知る
山の現状 / 伐ったら植える
山の値段を安定させる / 履歴の表示(トレーサビリティ)
家をつくる木材のつくり方 / 川上(山)川下(まち)の意識
乾燥 強度 精度を確保する
第六章 伝統は職人がつくる
ハウスメーカーの存在 / 大工技術の継承
職人の木を視る力 / 伝統を受け継ぐ
経験主義を見直す / プレカット(機械加工)は救世主か
設計者は何ができるか / 時代を観る目
環境を大切にする / 素材から考える
架構を重視する / 情報の波にのまれない
第七章 「き」組の住まい手に向けて
迷える住まい手 / 家をつくる意味
ボーダーラインを超えない / レジャー林業
共存共栄の家づくり / 家はだれのもの
第八章 家づくりからまちづくりへ
日本の風景 / 地域の気候風土を知る
土地の歴史・文化を引継ぐ / 民俗学的見地に立つ
風土との調和 / 一軒の家からまちを考える
あとがき
2013年11月20日 Wed
川崎市登戸に木組の二世帯住宅が上棟します。
2階をせり出した「せがい造り」による、 小さく見えても、広く使える住まいです。
断熱材に防音効果のある「セルロースファイバー」を採用しました。
冬暖かく、夏は涼しく、温熱性能の高い、省エネの家です。
国産無垢の木を、大工の手で刻み、金物に頼らない木組の家です。
筋交いを使わず、地震国日本で古来から受け継がれてきた民家の知恵、「足固め」と「貫」構法を採用し、 大きな地震にも粘り強く耐えます。
構造見学会は上棟したばかりの骨組みをご覧いただけます。
これからの時代を先取りした日本の家を、ぜひご高覧ください。
皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。
開催日時:
2013年12月22日(日)
10:00~15:00
対象:家づくりをご検討の方
※一般向け見学会ですので建設業関係の方のお申込みはご遠慮ください。
お申込み先:
松井郁夫建築設計事務所
電話:03-3951-0703 メール:ok@matsui-ikuo.jp
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