ブログ

2014年03月10日 Mon

「吉祥寺の家3」木漏れ日をつくる格子

_
木組みの家「吉祥寺の家3」木漏れ日をつくる格子

外壁の左官も終わりました

2階に格子がつきました。「吉祥寺の家3」の大きな見どころのひとつです。 ランダムに並んだ格子が、室内に木漏れ日をつくります。 この後、木製サッシが入り、いよいよ完成です。

完成内覧会を4/12(土)10:00-15:00に開催させていただける運びとなりました。
本日より受付を開始致します。お問い合わせフォームからお申込み下さい。
詳細なご案内は、当HPにて追ってお知らせ致します。
みなさまのお越しをお待ちしております。

 

木組みの家「吉祥寺の家3」木漏れ日をつくる格子

ランダム格子が木漏れ日をつくります

2014年02月16日 Sun

【住宅建築4月号】「南房総の民家再生」

_

住宅建築4月号表紙「南房総の家」

住宅建築4月号(2014年2月19日発売)に「南房総の民家再生」が掲載されました。

むかしといまをみらいにつなぐ知恵と工夫について、省エネルギーの側面からも取り上げています。 どうぞ書店でお手にとってご覧ください。

発売記念講演会も開催されます。こちらもどうぞお運び下さい。

2014年02月12日 Wed

「住宅建築」講演会

_

松井郁夫「住宅建築講演会伝統木造のエコ改修」

「南房総の古民家再生」(平久里中の古民家再生)が「住宅建築」4月号に掲載されることになりました。

発売を記念して講演会が開催されます。

第1部は松井郁夫が「伝統木造のエコ改修」と題して、快適な温熱環境を実現するこれからの古民家再生を語ります。

第2部では杉坂建築事務所の落合俊也氏が「木造住宅と森林医学」と題して、安息できる家を森林医学の効果とともに語ります。

どうぞ奮ってご参加ください。

 

 

 

 

住宅建築4月号発売記念講演会

開催日時:
2014年2月25日(火)
18:30~(18:00開場)

会費:
『住宅建築』定期購読者:500円
『コンフォルト』『庭』定期購読者:3,000円
一般:4,000円
学生:2,000円

申込:「住宅建築」編集部
〒130-0026 東京都墨田区両国4-32-16 両国プラザ1004号
TEL:03-3632-3236 FAX:03-3635-0045
メール:tegaki@gol.com

必要事項を記入の上、メールまたはFAXで上記へお申込み下さい。
1、氏名
2、ふりがな
3、職業
4、所属
5、電話番号
6、メールアドレス
7、申込区分(定期購読[誌名]/一般/学生)

印刷用PDFはこちら

住宅建築のFacebookはこちら

 

2014年02月12日 Wed

「我孫子の家2」破風板の眉

_
木組みの家「我孫子の家2」破風板の眉

ケラバに張る板を「破風板」といいます

木組みの家「我孫子の家2」眉

上に向かって鋭角に欠き込んだ丁寧な仕事です

「我孫子の家2」は大工工事が着々と進んでいます。

写真は下屋の破風板です。 破風板には、雨風から建物を守る大事な役割があります。

よくみると下部に線が掘り込んであり、これを「眉欠き」といいます。 水切りを良くするためと、板自体を軽くみせるための細工です。

原田棟梁はこの「眉」を鋭角に欠き込んでいます。 そちらのほうが水がよく切れるからですが、これには特殊な刃物が必要で、じつに丁寧な仕事です。

日本の民家は、こうした工夫が随所に施されていました。
木組みの家はこうした技術を伝承していきます。

2014年02月08日 Sat

【延期のお知らせ】「八王子の家」構造見学会

_

平素は格段のご支援ご厚情を賜り、厚くお礼申し上げます。
本日2014年2月8日に開催が予定されておりました「八王子の家」構造見学会は、大雪のため延期となりました。

お申込みの方々にはご迷惑をおかけしまして申し訳ございません。
延期後の開催日時は改めて告知させていただきます。

一般社団法人ワークショップ「き」組事務局
松井郁夫建築設計事務所

2014年02月02日 Sun

「大きなバルコニーの小さな家」構造見学会のお知らせ

_

 

八王子の家構造見学会PDF用

東京都八王子に木組の家が上棟します。若いご夫婦の小さな家です。
奥様が材木のプレカットオペレーターを経験されていましたが、建てるならやはり手仕事がいいと、木組の家の建設に辿り着かれました。

構造材は天然乾燥の無垢の杉と桧です。木材の故郷である天竜の山を見に行きました。

その材料を若き大工の村井くんが棟梁の指導の下で墨付けと刻みを行いました。日本の優れた大工技術が、受け継がれていきます。

また、八王子市は都心よりも寒い地域なので、通常の断熱材に加えて、吸放湿性のある自然素材系断熱材をプラスして採用しました。エアコン1台で全部屋を空調できる工夫があります。

南側の大きな建物からの日影を3Dシュミレーションし、日射を確保するために吹抜をもうけました。東側には、駐車スペースを兼ねた大きなバルコニーを設置しました。明るくて、健やかな家です。

ワークショップ「き」組では、骨(構造)と皮(外皮性能)の両方を充実させながら、若い世代にも手の届く価格で、無垢の木と漆喰でつくる木組の家を提供しています。

構造見学会は骨組のみえる貴重な機会です。
丈夫で美しい木組の家を御覧になりませんか?皆様のお越しをお待ちしております。

2014年02月01日 Sat

「我孫子の家2」見学会は盛況でした

_

木組みの家「我孫子の家2」構造見学会140127abiko2木組みの家「我孫子の家2」構造見学会外観

先日行われた「我孫子の家2」構造見学会は、近所の方から西東京の方まで、たくさんの方がご来場になりました。

みなさん「木の香りがよい」「床面積よりもずっと広く感じる」とおっしゃっており、 天然乾燥の無垢材の良さと、コンパクトな家でも広く感じさせる空間づくりを感じていただけたと思います。
ご来場いただいたみなさまに改めて御礼申し上げます。

2014年01月21日 Tue

「我孫子の家2」が上棟しました

_

木組みの家「我孫子の家2」建方6「我孫子の家2」が上棟しました。

朝八時に曇り空の下で始まった建方は、昼には日が差して、絶好の上棟日和となりました。 建主さん御一家も朝から、大工さんたちの勇姿を御覧になっていました。

 

木組みの家「我孫子の家2」建方5 柱が一本ずつ立っていき、貫、足固め、梁が入っていきます。 原田棟梁のしっかりした刻みで、ギシギシと音をたてて気が組まれていきました。

大工育成塾出身の27歳大工篠塚くんが、2階と小屋組をすべて刻みました。 一番に梁の上に登り、かけやで叩いて組んでいきます。

伝統の大工技術が受け継がれる瞬間です。 木組みの家「我孫子の家2」建方 木組みの家「我孫子の家2」建方2

夕方の17時、見事上棟しました。
日没直前に屋根の垂木がかかり、家の形ができました。

通し柱を斜めに倒しながら、ほぞ穴に梁を入れていく様子を見て、ハラハラしていた建主さんでしたが、 貫が入り、2階が出来てくると「この家は倒れない」と確信されたそうです。

上棟おめでとうございます!

1月26日(日)の構造見学会へのお申込みを受付中です。木組みの家の丈夫な架構を見に来ませんか?皆様のご参加をお待ちしております。木組みの家「我孫子の家2」建方4 木組みの家「我孫子の家2」建方3

2014年01月17日 Fri

19年前の今日を忘れない

_

阪神淡路大震災から、今日で19年がたちました。

震度7の激震により6,434人の方がなくなり、そのうち建物や家具の下敷きでなくなった人が8割。約5000人が建物が原因でなくなったのです。

木造家屋の多くが、一階が崩壊し、二階が道路に投げだされるように倒れました。地震国である日本の住宅は、本来地震に強い建物ではなかったのか?

わたしたち木造建築にかかわる実務者は、この日からあらためて地震に強い家とは何かを模索し始めたのです。

当時の新聞には、「プレファブは残った」と書かれて、大工さんがつくる在来工法の家が地震に弱いかのような風評が流れ、長く仕事に苦しむことになりました。さらに、縦揺れに対する備えとして、引き抜きに耐えるホールダウン金物が必要となり、木造とはいえ多くの金物で固める工法が主流となりました。

しかし、13年後の2008年から行われた、国土交通省による伝統木造の実大実験で、伝統的な木造住宅が、神戸の地震波に耐え、粘り強く地震に耐えることが実証されました。2011年からは、石場置きといわれる足元フリーの建物が実大実験により被害がほとんどないことも確かめることができました。

2000年の法改正では、木の特性を生かした「めり込み」と「摩擦」により力地震力を減衰する建物の構造解析が認められ、新たな一歩が築かれました。「限界耐力設計法」という手法です。

ようやく、日本の民家が受け継いできた、地震に対する知恵と工夫が見直されつつあります。いわゆる伝統構法と、在来工法との違いも明らかになりました。明治以来、わたしたちがつくってきた木造建物が本当は日本の伝統に基づいていなかったことも分かりました。日本の伝統的な構法は、明治で進化を止めたのです。

松井事務所では、日本の民家の知恵である「木組の家」を造り続けています。木のめり込みを生かした「貫」をどの建物にも実践し、柱の足元が大きな揺れで、滑りが生じてもバラけないように「足固め」も必ず実践しています。

首都圏でも、巨大地震が来る可能性が高いことが話題になっていますが、わたしたちは阪神大震災に学んだ、大きな地震で建物が変形しても倒れない、命を守る家を造ります。さらに伝統を未来につなぐよう進化を計りたいと思います。

19年前の今日を忘れないためにも。

 

 

貫は命を守る日本の民家の知恵

貫は命を守る日本の民家の知恵

 

2014年01月15日 Wed

遠州流の初釜にお招きいただきました

_

吉祥寺「米八」遠州流初釜1

あけましておめでとうございます。松井匠です。
今年は暖かいお正月でしたね。

僕は年が明けて1月5日に、人生初の「お茶会」を体験して参りました。

吉祥寺「米八」遠州流初釜お菓子

「吉祥寺の家3」の建主さんからお招きいただき、おこわで有名な「米八」本店の茶室で、遠州流の堀内ギシオ先生のお茶をいただきました。
正座すら苦手な僕としましては、正直に申し上げまして前日の夜からよく眠れなかったのですが、気さくな堀内先生と建主さんの多大なるフォローのおかげ様で、茶碗に傷をつけるなどの大事故も起こらず、無事に終えることができました。

吉祥寺「米八」遠州流初釜おこわ弁当

というより茶室に入ってからは「茶の湯」のあまりの面白さにキョロキョロとしてばかりで、あっという間の時間でありました。
茶室のしつらえ、先生の所作、茶碗、道具、すべてに美しさへの探究があり、自分の好奇心が呼び覚まされるのを感じました。
美味しいお茶菓子と、おこわ弁当もご馳走になり、新しい年のはじまりに華やかさをいただきました。
建主さん、堀内先生、どうもありがとうございました。 この経験を「吉祥寺の家3」のお茶室づくりに活かします。

<匠>

2014年01月15日 Wed

とうもろこし畑に浮かぶ木組みの家
「我孫子の家2」構造見学会のお知らせ

_

木組みの家「我孫子の家2」構造見学会 千葉県我孫子市に木組の家が建ちます。

手賀沼にほど近い緑豊かな敷地で、南にはトウモロコシ畑が広がります。
建物は真っ直ぐ南に向けました。 最高の陽当たりと、風通しのよい間取りで、 自然をいっぱいに感じる家です。
夏涼しく冬温かい温熱性能の高い、省エネの家です。
国産無垢の木を大工の手で刻み、金物に頼らない木組の家です。
筋交いを使わず、地震国日本で古来から受け継がれてきた民家の知恵 「足固め」と「貫」を採用し、地震に粘り強く耐えます。

構造見学会は上棟したばかりの骨組をご覧いただけます。
これからの時代を先取りした日本の家をぜひ御覧ください。
皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。

 

とうもろこし畑に浮かぶ木組みの家
「我孫子の家2」構造見学会

開催日時:
2014年1月26日(日)
10:00~15:00
対象:家づくりをご検討の方
※一般向け見学会ですので建設業関係の方のお申込みはご遠慮ください。

印刷用チラシはこちらです

お申込み先:
松井郁夫建築設計事務所
電話:03-3951-0703 メール:ok@matsui-ikuo.jp
松井郁夫建築設計事務所お問い合わせフォーム

2014年01月15日 Wed

「我孫子の家2」上棟間近です

_

木組みの家「我孫子の家2」継ぎ手 「我孫子の家2」の上棟が近づいています。

原田棟梁が刻んだ無垢の木が、組み上がるのを待っています。
基礎コンクリートの鉄筋もしっかりと配筋され、いよいよ上棟です。

 

木組みの家「我孫子の家2」配筋全景

しっかりと家族を支える基礎配筋です

2014年01月01日 Wed

あけましておめでとうございます

_

松井郁夫建築設計事務所2014年賀

新年あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

2013年12月26日 Thu

「吉祥寺の家3」吹抜と茶室の竿縁

_

木組みの家「吉祥寺の家3」吹抜131226

「吉祥寺の家3」の大工工事は順調に進んでいます。
すっきりと大らかな空間が出来てきました。
柱と梁が見える木組みの家は、架構のデザインがそのまま意匠のデザインです。
南の大きな開口部には木製サッシが入ります。
茶室の天井に使う細い竿縁も準備されていました。
仕上がりが楽しみですね。

木組みの家「吉祥寺の家3」開口131226

南には大きな木製のサッシが入ります

茶室天井の細い竿縁です。繊細な空間に仕上げます

茶室天井の細い竿縁です。繊細な空間に仕上げます

2013年12月26日 Thu

レストラン「キャンティ」の改修のお手伝いをしました

_

レストラン「キャンティ」クリスマス

麻布の歴史あるイタリアンレストラン「キャンティ」から、クリスマスカードが届きました。
今年の春に、カウンターの修理をお手伝いさせていだきました。
キャンティの長い歴史がまとめられた冊子と写真集もお贈り頂きました。

2013年12月25日 Wed

「登戸の家」上棟しました

_

木組みの家「登戸の家」上棟2 木組みの家「登戸の家」上棟1 木組みの家「登戸の家」上棟3

「登戸の家」が上棟しました。

雲ひとつない冬の高い空の下、掛合が響き渡り、丈夫な架構が組み上がりました。

一本一本手で刻んだ材木が、音を立てて組み込まれていきます。

門型フレームが空に映え、見事棟が上がりました。
木組みの家の上棟です。

おめでとうございます!

2013年12月20日 Fri

雑誌「すまいの手引」に掲載されました

_

すまいの手引131220 新建新聞社の雑誌「すまいの手引 vol.53」に、松井郁夫の自然素材についての考え方が、掲載されました。

「自然素材を使いこなす」
と題して、さまざまな手法を紹介しています。

・住まいは自然素材でつくる
・生まれも育ちもわかる木を使う
・内装は木と土と紙をつかう
・自然素材を使ったデザインのポイント

ぜひお近くの書店でお買い求めください。

すまいの手引_松井郁夫

2013年12月20日 Fri

年末年始休業のお知らせ

_

誠に勝手ながら、下記の期間を年末年始休業とさせていただきます。

■年末年始休業期間■
2013年12月28日(土) ~2014年1月5日(日)

■お問合せ対応について■
お休み期間中にいただいたお問合せは、 2014年1月6日(月)より順次ご対応させていただきます。

何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

2013年12月19日 Thu

吉祥寺の家3 構造見学会盛況でした

_

吉祥寺の家3 構造見学会の報告です12月とは思えない暖かな日差しの中、先週の土曜日に吉祥寺の家3の構造見学会が開催されました。

吉祥寺の家3は、細長い建物です。南側に大きく庭を設けて、冬の日差しの確保を計ります。
吹き抜けを通して、建物の奥深くまで日差しが入り、ポカポカと日向ぼっこができる家になりそうです。

遠く宇都宮からお越しの方も含めて、6組の見学者の方たちに木組みの構造を見ていただきました。
あらためて、この場をお借りして、感謝申し上げます。

2013年12月18日 Wed

南信州の木の家と暮らし展~伝統木構造による田舎生活のススメ~

_

南信州の木の家と暮らし1展

 

南信州の木の家と暮らし展2

 

松井事務所と親交のある、株式会社矢沢設計主催の伝統構法の展示会が、
新宿パークタワーで開催されています。 ぜひお運び下さい。

————————————-
「南信州の木の家と暮らし展 ~伝統木構造による田舎生活のススメ~」
飯田市を中心とする南信州は、長野県の南に位置し、 県内ではもっとも温暖な気候で、
中央アルプスと 南アルプスに囲まれた自然豊かな地域です。
この展示会では、日本の原風景とも言える南信州の
景色に馴染む伝統木構造の住宅を紹介するとともに、
南信州ならではの暮らしの魅力をお伝えします。
————————————-

ブログ