お知らせ

2008年01月17日 Thu

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「木組のデザイン」ゼミナール第五期生募集のお知らせ

私家版仕様書研究会のメンバーが主催する「木組のデザイン」ゼミナールが、おかげさまで第五期を迎えます。
第五期受講生の募集を開始しました。
好評につき講座を3つに分けました。
詳しくはこちらをご参照下さい。

「木組のデザイン」ゼミナール第五期生募集のお知らせ

2008年01月11日 Fri

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千倉・千田「夜明け前」

昨日に引き続いて、千倉の千田に日の出を見に来ました。少し早めに着いて海を眺めていると、空にはまだ三日月が出ていました。これから空が明るくなると言うのに、月は煌々と輝いています。そのまま朝日が昇っても、月は空にありました。光を放つ側と受ける側が共存する、不思議な光景を見た気がしました。(郁夫・画)

千倉・千田「夜明け前」

2008年01月09日 Wed

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豊田の家・「上棟」構造見学会

おかげさまで「山と職人と住まい手をつなぐ」木組みの家プロジェクトが15棟目を数えました。2003年発足以来「ワークショップ「き」組」が、みなさまに支持していただけたおかげです。山に植林を促し、職人さんには伝統の腕を振るっていただく木組みの家づくりの仕組です。
今回は、豊田駅にほど近い公園の木々の中に建つ、まるで別荘のような家です。施工は伝統構法では定評のある風基建設です。建て方は14日から始まるようですが、見所は数日後、見学会は19日(土)です。シンプルでスタンダードな木組みの架構をごらん下さい。

豊田の家・「上棟」構造見学会

2008年01月07日 Mon

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千倉・千田「夕焼け」

今年は正月3日に千倉に出かけました。千倉でのお正月は初めてです。南房総の海は、ゆっくりとした時間が流れているので、こちらものんびりできました。夕方、千田の海に行くと、夕焼けの空と海が虹色に変わってゆく美しい光景に遭遇しました。今年もまた心が癒される千倉の海です。明日は海からの日の出を見ようと思います。(郁夫・画)

千倉・千田「夕焼け」

2007年12月07日 Fri

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東京・江原公園の紅葉

すっかり秋めいて、今年も公園の木々が色づきました。隣の公園が季節の変わり目を知らせてくれます。木々のみどりが、毎朝新鮮な気分を与えてくれます。今年も余すところあとわずか、おかげさまで仕事にスケッチ展に、充実したよい一年であったと思います。来年も、よい年でありますように。(郁夫)

東京・江原公園の紅葉

2007年11月29日 Thu

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大宮・宮原のイチジク

今回、設計した「宮原の家」の位置出しに行ってきました。現場の回りは、元は農地で、今も生産緑地の残る緑豊かなところです。
敷地の中にイチジクの木がありました。ちょうど熟してきれいに色づいていたのでスケッチしました。イチジクの実の色合いは、なんとも美しい赤紫です。

実を割ると真っ赤な果実が見えました。
イチジクは「無花果」と書きます。実はなっても花は咲かないのでしょうか?(郁夫)

大宮・宮原のイチジク

2007年11月27日 Tue

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能登の蟹

突然ですが、近くの友人が蟹を持って事務所にやって来ました。練馬まちづくりセンター、所長の石川君です。何でも能登の民宿からもらったものとか。当然その晩は宴会です。有田の皿に盛って、早く食べようという友人を待たせてのスッケチです。気もソゾロ、アタフタと描いていただきました。ゴチソウサマデシタ。(郁夫)

能登の蟹

2007年11月16日 Fri

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樹林の茶室

昨年のことですが、別荘地に茶室をつくりました。12年前に民家再生の仕事をした建物の裏庭です。樹林に囲まれ佇まいは、そこだけほんのりと光が差し込むような静かな場所です。数奇屋の趣のすばらしさと、お茶の世界の深さを知った仕事でした。

樹林の茶室

2007年11月14日 Wed

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那須・山水閣

今年の夏は二つの別荘を依頼されました。一つは軽井沢です。一つは那須です。今回のスケッチは那須の別荘近くの旅館「山水閣」のラウンジです。温泉もさることながら食事の後のナイトキャップに、このラウンジでいただくウイスキーは最高です。
内装はフランク・ロイドライトの影響を受けているようです。大谷石の壁と照明や天井のフレームワークはライトに似ています。ゆっくりとくつろげる那須の宿です。

那須・山水閣

2007年10月24日 Wed

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千倉・スケッチ展終了しました

おかげさまで、1ケ月の開催期間中に166名のかたが、私のつたないスケッチを見てくださいました。2回のトークサロンには約50名の方が、千倉の魅力や民家の話を聞いてくださいました。リピータの方も何組かいらして感激です。あらためて「シーレ」の魅力と千倉のよさを実感しました。みなさん、ありがとうございました。
ギャラリー「シーレ」の関さんご夫婦と遠いところをお越しくださった皆様に感謝!感謝!

スケッチは、開催中に古民家を見せていただいたK邸です。茅葺の屋根のまま残せたらいいですね。葺き替えには手伝いに行きます!隣に建つ牛小屋も立派な木組みの家でした。こちらも残して住まいにすれば素敵だと思います。

千倉・スケッチ展終了しました

2007年09月27日 Thu

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千倉・スケッチ展「むかしといまをつなぐ民家たち」

千倉のギャラリー「シーレ」でスケッチ展がはじまりました。「シーレ」はこのあたりでは有名なギャラリー。企画展を毎月チェックして訪れる方がたくさんいます。あまりに大勢のお客さんに、昼ごはんを食べている暇もないほどでした。館山など少し離れたところからお越しくださった方もいて、関さんご夫婦のお人柄とカリスマが「シーレ」の人気の秘密です。22日はトークサロンを行いました。これも満員御礼で、駆けつけた画家の石井崇さんが皆にパエリアを振舞って下さいました。足を運んでくださった皆さん、どうもありがとうございました。

10月6日にもトークサロンを予定しています。関さん自家製のお茶菓子付ですので、よろしければどうぞお越し下さい。

※当初、トークサロンの日程が10月4日という記述になっていましたが、正しくは10月6日です。

千倉・スケッチ展「むかしといまをつなぐ民家たち」

2007年09月08日 Sat

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千倉・ギャラリー「シーレ」

スケッチ展を企画してくださったギャラリーです。千倉駅の山側に少し入った、隠れ家的なギャラリーですが、ごらんのとおり雰囲気は抜群です。オーナーの関さんご夫妻の趣味のいい、手入れの行き届いたインテリアやガーデニングが、敷地全体を包み込んで素敵です。月二回ですが、日曜にはクロッキー教室も開かれています。関さんご夫妻の絵は、とても魅力的です。ゆっくり来ていただければ、ご夫妻のお話も聞けるかも・・・
(画・文 松井郁夫)

千倉・ギャラリー「シーレ」
(http://purple.ap.teacup.com/4893/)

2007年09月07日 Fri

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千倉・スケッチ展のお知らせ

3年前から描き続けた千倉の民家や町並み、風景のスケッチを展示していただけることになりました。9月15日(土)から10月14日(日)までの1ヵ月間です。

場所は千倉にある、民家を改修した素敵な
ギャラリー「シーレ」(http://purple.ap.teacup.com/4893/)です。民家の絵がうってつけの場所です。ちょっと遠いところですが、千倉と南房総を満喫していただける方は、どうぞゆっくりとお運び下さい。DMをアップしておきます。

千倉・スケッチ展のお知らせ

2007年08月23日 Thu

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千倉・白間津

毎年通っている千葉の海、千倉の近くに白間津(しらまづ)とういう漁村があります。変わった地名の上に、4年に一度の珍しいお祭りがあります。今年が開催の年だったのですが見逃してしまいました。
写真で見る祭りの風情は、なにやら平家の落人伝説につながるような?それとも韓国の祭りに近いような?スケッチの家もどこか沖縄の家ような?詳しいことは分かりませんが、海辺の集落には、さまざまな文化が波のように押し寄せて、吹き溜まっていくのでしょうか?(画・文 松井郁夫)

千倉・白間津

2007年08月11日 Sat

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朝顔

事務所の前に「朝顔」の鉢植えを置いています。夏の定番です。道行く人から「いつもきれいな花をありがとうございます。」と声をかけていただきました。ちょっとうれしい気分です。
当事務所も13日(月)より17日(金)まで夏休みに入ります。暑さ厳しい折。みなさんゆっくり休んで気を養いましょう。

2007年08月11日 Sat

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郡上八幡・町家

郡上八幡は、この時期夏の観光客でいっぱいです。お盆の徹夜踊りで有名な町ですが、町の中を流れる吉田川に子供たちが泳ぎ、その隣で鮎釣りをしている光景は、まさに「日本のふるさと」といえます。
スケッチは市街地に残る古い町家です。間口の広い大きな家です。残念なことに普段は、空き家になっています。踊りの時期だけ、都会に出た人が戻ってくるともいいます。年々増える町家の空き家が悩みのタネですが、なんとか人が住める仕組を考えられないでしょうか?(画・文 松井郁夫)

郡上八幡・町家

2007年08月10日 Fri

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和泉村

通りがかりの集落で、ふと足を止めてみたくなる風景に出会うことがあります。このスケッチの村もそんな集落の一つです。
福井県大野郡和泉村は、岐阜県郡上市白鳥町に抜ける峠の村です。深い谷の所々が少し平らになって、田畑を作っています。農作業用でしょうか、板倉の群れがきれいです。きっと紅葉の時期も素晴らしいでしょう。
全国に和泉という地名が数多く残っていますが、概ね平家の落人部落であったりします。その昔源氏に敗れた平家の残党が、この集落にも落ちのびて来たのでしょうか?ひっそりとした心に残る風景です。(画・文 松井郁夫)

和泉村

2007年08月09日 Thu

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日本民藝館

現在、私たちが身近に目にする、器や竹篭などの生活雑器を民具と呼んで、その美しさをあらためて価値付けてくれたのは、大正時代の民芸運動です。
「民家」と言う言葉もそのときに生まれたと言います。多くの人々が気付かなかった美を、日本全国から丹念にすくいあげ、各国の工人に影響を与え続けた、創始者・柳宗悦の残した足跡は大きいと思います。
スケッチは、駒場東大前に建つ日本民藝館の西館(柳宗悦旧宅)です。栃木から移築された長屋門ですが、驚くことに、屋根は大谷石の瓦で葺いてあります。
力強くも美しいたたずまいです。本館の展示品には、見るたびに新しい発見と驚きがあります。(画・文 松井郁夫)

日本民藝館

2007年07月18日 Wed

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つくば「大工育成塾卒業制作建物」加力実験

新潟県柏崎で大きな地震が起きました。
被害に見舞われた方々と潰れてしまった家々を思うと胸が痛みます。TV放送を見ると、むかしの家は地震に弱いのかという不安感を持つ人が増えそうで心配です。
日本の山や職人技術を引き継ぐならば、伝統的な造り方を踏襲し、工夫することの決意をしなければなりません。私たちの先達は、なにを残そうとしたのでしょうか。
スケッチは、つくばの建築研究所で行われた伝統的な木造建築の水平加力実験の様子です。建物は、国土交通省が支援する「大工育成塾」の一期生が造りました。金物に頼らない土壁の家です。水平に50cmまで加力しました。
柱の破損や土壁の落下など、多くの課題を残しましたが、予想を上回る初期剛性と、加力後も倒壊しないことが分かりました。詳しい分析は、住木センターの報告書を待たなければなりません。
これからの私たちに出来ることは何か?「むかしといまをみらいにつなぐ」技術と熱意を改めて持たねばならないと思います。(画・文 松井郁夫)

つくば「大工育成塾卒業制作建物」加力実験

2007年07月10日 Tue

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鹿教湯温泉「薬師堂」

文殊様が、鹿に教えたという逸話の残る上田の温泉には何度か行っています。朝の散歩は決まって「文殊堂」にお参りします。文殊堂の脇に茅葺の小さな「薬師堂」があります。樹間に建つ祠は、いつも朝日をあびて美しい姿を見せてくれます。谷間のひっそりとした温泉場ですが、蛍の時期には、数匹ほのかに飛びます。(画・文 郁夫)

鹿教湯温泉「薬師堂」