日記

2009年07月17日 Fri

ヴェニス 残照

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春の旅行で描いたスケッチから。ヴェニスはどこを見ても絵になる。水のある風景は美しい。また訪ねてみたい街。
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2009年07月16日 Thu

サポート「き」組

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これから木組みの家づくりを実践したいという建設会社をサポートした。昨日の建て方は壮観であった。木組みの家がまた一つ増えてゆく。ワークショップ「き」組みの仕組に サポート「き」組を加えて、さらに全国に木組みの家づくりを広げたい。
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2009年07月14日 Tue

浦安

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東京湾に面した浦安に古民家の再現を見た。博物館の中庭に移築されたむかしの建物が懐かしくも人間的な風情で建っている。これからの町並みをつくるヒントにならないか?
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2009年07月08日 Wed

入谷朝顔市

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今年も朝顔市の季節がやってきた。入谷の鬼子母神前は早朝から朝顔を求めて客が大入り。ドイツからアルバイト?の売り子さん。
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2009年07月03日 Fri

和釘

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日本古来の釘を和釘という。芯が四角い釘は軟鉄をたたいて造られる。三条市内山さんの工房。NHK出版住まい自分流に掲載予定。
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2009年06月24日 Wed

第34回 住宅まちづくりフォーラム 「200年住宅における木造建築・伝統構法の行方を考える」

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09年7月13日(月)13:00~16:30
「住宅金融支援機構すまい・るホール」にて
講演会を行います。
木造伝統構法の行方を考える重要な講演会です。
詳しくは住宅都市工学研究所のHPをご覧下さい。
皆様のご参加をお待ちしております。
第34回 住宅まちづくりフォーラム
「200年住宅における
木造建築・伝統構法の行方を考える」

「木造住宅と長期優良住宅」
三井所 清典 氏(芝浦工業大学名誉教授)
「木造伝統構法の技術的課題」
坂本 巧 氏(東京大学名誉教授)
「木造伝統構法と現代技術」
松井 郁夫
「木造伝統構法を活かすための国の施策」
越海 興一 氏(国土交通省住宅局住宅生産課木造住宅振興室長)
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2009年06月20日 Sat

【同時開催】 200年住宅モデル 「江原の家」完成内覧会  「小竹の家」構造見学会

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ワークショップ「き」組の見学会を2棟同時開催します。
「小竹の家」は木組みの架構のよくわかる上棟後の見学会、
「江原の家」は長期優良住宅の先導的モデルの完成内覧会です。
どうぞお誘い合わせのうえご高覧下さい。
皆様のお越しをお待ちしております。
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2009年06月18日 Thu

ワークショップ「き」組が一般社団法人になりました

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2009年06月17日 Wed

「清瀬の家」屋根工事完了

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「清瀬の家」の屋根工事が完了しました。
電柱が邪魔していますが、東側から撮った写真です。
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2009年06月09日 Tue

速水林業

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尾鷲の桧は年輪幅が細かく均一。秘密は明るく風通しの良い森。人工林とは思えない自然の森がある速水林業の山。森林認証第一号も納得。環境の時代に向けて山も変わる。シダの新緑が美しい。
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2009年06月08日 Mon

グルガン邸

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スイスの山岳地帯に残る古い小屋がペーター・ツムトールの手によってよみがえる。奈穂・画
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2009年06月05日 Fri

ベニスの広場

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イタリア ベニスの午後はゆっくりと時間が流れている。復活祭の喧騒をよそに広場はきょうもきのうと変わらない。奈穂・画
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2009年05月31日 Sun

せがい造り

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せがいは、船外と書いて船の甲板を広げるために梁を伸ばした形を言う。二階が一階よりも飛び出す木組みの醍醐味が味わえる。
「清瀬の家」上棟
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2009年05月28日 Thu

木栓

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木組みは木と木を栓で締めることがある。栓は打たれるたびに締まる。
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2009年05月27日 Wed

木組の光

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木組みの建て方はいつも感動的だ。木と木を組むことで現れる空間は光が大切。空間の伸びやかさは、光の方向が決めてくれる。
「清瀬の家」上棟
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2009年05月23日 Sat

「せがい造り」上棟見学会

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おかげさまで、わたくしたちの手がける木組みの家も100棟目を迎えました。今回の「清瀬の家」は、せがい造りという木組みだからこそできるダイナミックな架構です。長年、金物に頼ることなく手刻みの家づくりをともにしきた渡辺棟梁の極上の仕事です。またとない伝統的な木組みの醍醐味をこの機会にご高覧下さい。

※見学をご希望の方は当事務所までご連絡下さい。
詳しい地図をお送りします。
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2009年05月20日 Wed

伝統構法についての提案書

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今夜、国の伝統構法分類委員会にて発表した「提案書」を掲載します。これを契機に議論を深めたいと思います。国交省の木造振興室長からは公開討論会を約束していただきました。

伝統構法についての共有認識事項「提案書」

(1)伝統構法で建てられた家は、地球環境に適合する

  • 循環する素材である木材を使用することで、資源循環型の家づくりを可能にする。
  • 伝統構法を知る職人は、木材の特性を活かし無駄の無いように使いまわすことが可能。
  • 木材を使う一方、植林を進めることでCO2の削減、低炭素化社会の実現につながる。
  • 大地に還る自然素材、土壁や無垢の木を使うことで、人に優しく廃棄物をつくらない。

(2)伝統構法の建物は、長寿命である

  • 丈夫な木組みを駆使した架構体は、耐久性が長く長寿命である。
  • 長寿命であることは、資源の浪費にならない。
  • 世代を超えて住み続けられることで社会的な財産となる。

(3) 伝統構法の家は、保守管理や維持管理がしやすい

  • 木材や土は手に入れやすくかつ加工しやすい素材であるため、保守管理や維持管理に優れている。
  • 増改築も容易であるので、ライフステージの変化など生活や時代の変化に対応できる。

(4) 伝統構法の家は、再生・移築が可能である

  • 木を組んでははずすことが出来る伝統構法の接合部は、再生可能な架構体を実現する。
  • 接合部の加工が繰り返しの使用に耐えることから、建物の移築が可能である。
  • 再生・移築可能な家は、資源の無駄にならず、長寿命化がはかれる。

(5) 伝統構法の家は、段階的に安全に対処する

  • 応力に対して段階的に耐える構造である。基準法の地震限界では、まず土壁が初期の応力を吸収し、次に貫が建物の変形に追従し倒壊には至らない。(Eディフェンス実験より実証された)
  • 変形しながらも倒壊に至らない貫は生存空間を確保することができる構法といえる。
  • 貫や渡り顎など、木のめり込みを利用した粘り強さを発揮し復元力を期待できる。
  • 想定外の大地震の折には、足元がずれる石場置きによって上物への入力が回避できる。(つくば実験より)
  • (6)伝統構法の家づくりは、大工技術として体系化されている
  • 日本全国で大工技術が体系化されていて、木取り、墨付け、刻み、組み立て、造作、仕上げまでが一連の作業として共有出来る。
  • 木の個性を最大限に生かす木づくりもその技術の一部であり、経験を積んだ職人は、素材の強さや狂いも見極め、短所を長所に変える木組みが出来る。
  • さらに経験をつむことで、より高度な技術を体得し次の世代に伝えることができる。
  • 軸部や接合部については全国に共通した仕様が存在している。
  • 時代を超えて生き残る技術は、未来につながる進化を必要とし、常に創意工夫の余地がなければならない。

(7) 伝統構法の家づくりは、地域づくりにつながる

  • 全国各地の大工職が同じ継ぎ手・仕口を作ることが出来るくらい、木組みの技術は体系化されていることから、地域を越えた職人技術の交流が可能である。
  • 国産材を使うことによって、産地との連携が生れ、地域の産業、人づくりにつながる。

(8) 伝統構法の家は、気候風土に根ざしている

  • 地域の気候や風土によって、屋根の形や軒の出などの違いがあり、全国一律で図れるものではなく、積雪、日射、風雨などに対処するには地域ごとの工夫が必要である。
  • 地域の気候風土に根ざすためにも創意工夫する余地を残すことが大切。

(9) 伝統構法の家は、美しい景観を創出する ・ 大工技術の体系の中に建物の美しさを規定する基準「匠明」や「木割書」により日本の寸法体系をつくってきた。

  • 大工の口伝によっても建物の美しさなどを規定する規範を語り継いでいる。「下屋勾配は一寸返しなど・・・」
  • 口伝は美しい町並みを形成する、言わずもがなの紳士協定としても存在した。飛騨高山の大工に伝わるという「相場は崩すな」など・・・

(10) 伝統構法の家づくりを実践することで、成熟した社会をつくることにつながる

  • 一軒の家づくりに28職の職人が関わり、その家族が生活する糧を得ることができる。
  • 道具づくりにも多くの職人が関わり、さらに社会的な広がりを持っている。
  • 産地から木材を伐り出すところから、建物の完成まで地元の職人に連携が生まれる。
  • 職人が育つことは、日本を支える人材育成においても優れたことといえる。
  • 技術の伝承や地域の連携によって、小さな工務店や製材所などが活性化し、さらに美しい町並みが生れ、豊かで成熟した社会づくりにつながる。

以上

2009年05月07日 Thu

白浜の奇岩

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千葉の白浜の海岸にはユーモラスな奇岩が多い。海の波に洗われてできた不思議な造形に心惹かれる。
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2009年05月01日 Fri

ベニスの夕暮れ

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この水の都に、いつの時代も人々は癒されてきたのだろう。ベニスにお別れの日。
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2009年04月30日 Thu

COMINET NO,47

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松井事務所のニューズレター「コミネット」ができました。
詳しくは松井事務所のHPまで。
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