プロジェクトレポート
2023年02月08日 Wed
快適で住みよい空間をつくることは、住まい手の「しあわせ」をつくることにつながると考えています。
住まいづくりは家族のしあわせをつくることですし、まちづくりは心地よい地域をつくることだと思います。
わたしたちの目指す「しあわせ」な空間づくりも多くの人の参加によってデザインできると考えています。
そのためには「オープンマインド」が有効だと思います。本日は参加のデザイン「ワークショップ」について書きました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ワークショップ」という「合意形成の技術」をご存知でしょうか?
ひと頃、まちづくりの現場でよく使われた「手法」が「住民参加のワークショップ」です。
意見が違う様々な人たちの想いをまとめるためには、お互いの意見を集約するための工夫が必要です。
肌の色も、目の色も習慣も違う別々の人種を乗り越えて「合意形成」をはかるためにアメリカで生まれた技術だといいます。
出し合った意見を「カード」に書いて「KJ法」で整理したり、相手の立場に立って意見を述べる「ディベート」を通して違いを知ったり、考えを共有したりして様々なゲームを駆使して問題の解決の方向性を探ります。
この手法を使えば、現在の社会が抱えている大きな問題も、果敢に取り組むことが出来ます。
地球環境の問題も、近隣の問題も、人間関係も解決できるかもしれません。
それには心を開いて開放的で隠し事のない「オープンマインド」でいなければなりません。
すべての気持ちを開放して、心置きなく話せる環境を作ることが大切です。そんな場をつくるための講習や本もあります。
実はいま各地で起きて問題になっている「再開発」も最初からこの「ワークショップ」を取り入れて、意見の集約を図れば、意見の衝突や困難も避けられたのではないかと思うのです。