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2022年11月15日 Tue

2023年:第20期「木組ゼミ」受講生募集

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来年で20期を迎える「木組のデザインゼミナール」のカリキュラムができました。

20年目の記念すべき「ゼミナール」ですので、「理論講座」では、超一流の豪華講師陣をお迎えしました。

岩崎駿介さんは、都市デザインから世界の難民救済をこころざし「日本ボランティアセンター」を設立した後、茨城県三郷に自邸「落日荘」(建築学会賞受賞)を自力建設されています。本ゼミでは毎回始まりの講座をお願いしています。世界的視点から見た日本建築の美しさや豊かさの指標を話していただきます。

三澤文子さんは、住宅の設計ばかりでなく「建築病理学」に基づく改修を手掛ける「住宅医」協会を立ち上げてご活躍の女性建築家です。

菱田昌平さんは、ベルギーの民家に学んだ素朴な建築の自邸に住み、本講座で学んだ「木組の家」を得意とする工務店を経営している、やんちゃな社長兼設計者です。独特の世界観をご覧ください。

横内敏人さんは、和の精神でつくる高級な住まいの設計者としてとても有名です。木の建築の本道をゆく作家として全国で活躍されています。美しい建築をご堪能ください。

泉幸甫さんは、アカデミズムとは一線を画した野性的な作風で名を成している住宅作家です。「イズミ印」のユニークな取り組みを話していただきます。

どのお話も「木組ゼミ」でしか聴けない講座ばかりです。

また「古民家再生」講座は、従来の時間の枠を拡大しました。最近は「古民家ブーム」に乗って玉石混交の講座もありますが、本講座では古民家の見学や実測を行い、古民家再生に最も適した「限界耐力計算」の取得や演習から「温熱向上」のノウハウまで、正統な再生技術を身に着けていただけます。古民家の温熱向上に最初に取り組んだ、先駆者の宮城県の設計者安井妙子さんの取り組みも必見です。

さらに「温熱講座」によって2025年の「省エネルギー法義務化」にも対応する計算演習ができるように岐阜県立森林文化アカデミーの辻充孝さんによる基礎からわかる温熱の話を聴けば、計算ソフトの無料配布もあります。

本講座の軸となるのは「木組講座」です。ロングセラー「私家版仕様書」執筆者による指導の元、課題の添削を行いながら、木の知識や架構の基本を学び、金物に頼らない伝統的な木組の家づくりを体得していただきます。

全ての講座を履修していただくことで、これまで以上のスキルが身につきますが、単発の受講も可能ですので、お問い合わせください。

みなさまのご参加を心よりお待ちして申し上げております。

ワークショップ「き」組 代表 松井郁夫・拝