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2008年08月13日 Wed

大分・七島藺

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畳表の原料「藺草」の産地をたずねて、大分県の国東半島に出かけました。「豊後表」と呼ばれる「藺草」は、「七島藺」と呼ばれる琉球原産の草です。柔道畳や農家の囲炉裏端で使われる田舎畳を「琉球畳」というのは原産地の名前です。火気にも強い耐久性のよさが「七島藺」の特徴です。草の断面が三角なので三角藺ともいいます。国東半島の城下町「杵築」には青筵神社という藺草の神様を祭る神社までありました。
スケッチは、藺草の畑に茅葺の民家が残っていたので、つい嬉しくなって描きました。茅葺の葺きかたは櫛を針目覆いで覆う南方の形式です。真夏の日差しが刺すような一日でした。

大分・七島藺