プロジェクトレポート
2023年01月25日 Wed
いつか古民家になる木組の家をつくりたいと願っている松井郁夫です。
今回は最近の工事価格の上昇について、松井事務所が考えている木組の家の取り組みについて書きました。
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今年も早くも一ヶ月が過ぎようとしています。
世間ではコロナも戦争も先の見えない様子で、明るい話題がほしいところです。
建築の現場も工事価格の上昇でみんな苦しんでいます。現在見積もりを控えている木組の家を抱える松井事務所もできるだけ手の届く価格で良質な家を届けたいと頑張っていますが、さらに努力を迫られています。
木組の家の良さを残しながら、国産材の無垢の木と手仕事を生かすために無駄をなくし、豊かさをなくさないよう徹底した見直しを検討しています。
具体的には、架構の材のメンバーと部材数を支障のないギリギリまで整理し、広い面積の屋根や壁を効率よく配置してミニマムにすることです。ミニマムデザインは、モダニズムの究極の形なので、設計者としては充分工夫する価値があります。
まずは、木組のスタンダードであるプロトタイプを改良したいと思います。
これから始まる木組の家の価格の異次元の挑戦にご期待ください。