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2023年07月30日 Sun

コラム「地球沸騰化」と「人新世の絶滅学」

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異常な気候変動の中もう手遅れかもしれないけど人類の叡智を信じて自分にできることを実践してゆきたい松井郁夫です。

今回は立て続けに聞こえてきた「地球沸騰化」と「人類の絶滅」について考えたいと思います。

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毎日殺人的な暑さが続きます。この暑さの最中、7月28日に国連事務総長グレース氏が「地球の温暖化は過ぎた」すでに「地球沸騰化の時代が到来した」と記者会見で発言して世界を驚かせました。

今月の地球の平均気温が観測史上最も高くなるとの見通しから「地球沸騰化の時代に入った」と警告しました。

各国や企業に対して「気候変動対策」を加速するように求めたのです。G20=主要20カ国が温室効果ガスの8割を排出しているとした上で「野心的な削減目標が求められる」と訴えました。

このコラムでも海流の循環による「地球のエアコンが今世紀中に止まる」危機を掲載しましたが星野克実氏の「人新世の絶滅学」では間違いなく人為的原因で人類が滅亡に向かっているようです。

2004年に書かれた本ですが、人類は「絶滅危惧種」になった。という書き出しがセンセーショナルです。

まだ読み始めたばかりですが人類の滅亡はすでにカウントダウンの段階に入っていると指摘しています。

民俗学者で生態学者の故・梅棹忠夫氏は「人類の未来」の中で「そのうち人類は暗黒の世界に入って滅亡するだろう」と述べています。ただし「暗黒の中に一条の光がある」とも述べていました。

のんきなことは言ってられませんが、今世紀中とも言われる人類滅亡のカウントダウンを人類の叡智で乗り越えていきたいと思います。

それには何ができるか!

CO2の削減のために個人の実践に委ねられていますよね!

この暑さでますます現実感の増す地球温暖化の課題です。