プロジェクトレポート
2025年03月24日 Mon
おかげさまで松井事務所は40年にわたって設計を継続することができました。
これも皆様のおかげと感謝いたしております。
そこで改めて設計に際して心がけていることを整理しました。
心がけていることは、奇をてらわずに敷地や周辺環境を配慮しながらその場に昔からあったようにつくることです。
使う素材は、主に木ですから「木の特性」である「粘り強さ」を活かすことを心がけております。
それには自然素材である木と木を組む「木組」によって長く使える家を造ることだと考えます。
伝統的な「木組」の技術で創る家が環境に良いからです。
むかしからの職人技術の伝承は大切です。日本の文化を未来に繋いでくれるからです。
また「真の文化の伝承者」は設計者や学者ではなく「職人」です。
わたしたち設計者は職人さんたちと「協働」することで「あたらしい未来」を造ることができると考えます。
木の建築を通して住まい手の幸せや「社会」のために貢献し、共存共栄を図りたいと思います。