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2008年03月04日 Tue

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新刊本のご案内

財団法人・住宅保障機構の機関紙「住宅保障だより」に2年間にわたり連載していた【「木組」でつくる日本の家】が、読みやすい単行本になります。農文協から出版されている「百の知恵双書」の一冊として、今月末には書店に並ぶ予定です。再編集の労を担って頂いたのは旧友の真鍋弘さんです。
真鍋さんが寄せてくれた言葉を添えました。みなさんも書店で手にとってご覧下さい。

「新建材で覆い尽くされ、30年そこそこでゴミにされてしまう
国籍不明の今どきの日本の住まい。
かつて日本の家は近くの山の木を使い、
大工が木と木を組んで丈夫な架構の長寿命の家をつくっていた。
それが美しい町並みの景観となっていた。
古民家の骨組みはどのように合理化なのか。
開放的で耐震的な家づくりの秘密はどこにあるのか。
気候風土に根ざした長寿命の家づくりとはどんな家づくりのことか。
古民家に学んだ家をつくることが、山と職人と住まい手をつなげ、
荒れた日本の山々を再生させることにつながる。
これからの「日本の家」づくりのありかたを伝える実践の書。」

新刊本のご案内

2008年02月19日 Tue

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飯山・瑞穂村

「雪に晒して紙を白くする」そんな和紙の里に行ってきました。「内山紙」という手漉き和紙の里は、長野県飯山市・瑞穂村にあります。今では7件ほどの紙漉き職人さんがいるそうです。紙漉きの蔵の軒先には、雪に晒す前の楮(こうぞ)が干してあります。皮を向いた枝も積んであります。北信濃の美しい里山の、のどかな冬の一日でした。

今回の旅はNHK出版の「住まい自分流」の新連載として記事になります。毎回のスケッチも載りますので、ご期待下さい。(画・文 郁夫)

飯山・瑞穂村

2008年02月13日 Wed

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「上田の家」1:50の模型ができました

庭からの外観。大きな越屋根から光をたくさん入れます。

 

居間。この家の主架構の梁が頼もしく通っているのを見ることができます。
子供たちが思いっきり走れる縁側。玄関を上がって自分の部屋までまっすぐです。

 

2008年02月13日 Wed

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「宮原の家」内部造作が進んでいます

サッシも入り、外壁の下地の木摺りも張られました。
このあと左官がはじまると、またがらっと印象が変わります。

  

内部の造作が着々と進行中です。打ち合わせも非常に細かな収まりの話に終始するようになってきました。

 

玄関の式台はこんなにきれいな桧の板が入りました。
床の間も進んでいます。丸窓には「違い棚」という棚が入ります。

 

水屋の天井は網代張りです。清涼かつしっとり落ち着いた雰囲気にします。
お茶室側のトイレは茶道の際につかうので、趣を添えました。

 

水屋の棚も出来てきています。水屋の流し。この上に竹のスノコが乗ります。

 

2008年02月02日 Sat

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大宮「宮原の家」上棟

豪壮な松丸太を組み上げた民家の木組みを髣髴とさせるリビングと、本格的な茶室のある京間の座敷が融合した家がついに上棟しました。
木組みの苦労はHPにも紹介しましたが、造作や仕上げ工事はこれからが正念場です。「ふるくてあたらしい」空間づくりに一段と努力する覚悟です。渡辺棟梁はじめ、二代目の若い力に期待します。
見学会は2月9日(日)です。ご興味のある方はどうぞお申し込み下さい。
(画・文 松井郁夫)

大宮「宮原の家」上棟

2008年01月17日 Thu

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「木組のデザイン」ゼミナール第五期生募集のお知らせ

私家版仕様書研究会のメンバーが主催する「木組のデザイン」ゼミナールが、おかげさまで第五期を迎えます。
第五期受講生の募集を開始しました。
好評につき講座を3つに分けました。
詳しくはこちらをご参照下さい。

「木組のデザイン」ゼミナール第五期生募集のお知らせ

2008年01月13日 Sun

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「上田の家」がはじまります

梁と柱を十字に組んだ軸組です。

平面計画。庭を囲んだのびのびした間取りは、このあたりの風土と一体となった生活をつくることでしょう。

 

越屋根で家全体に光と風を通します。子供たちは縁側やデッキから庭におりて遊べます。

上田市は2000m級の山々に囲まれた自然豊かな地域です。

2008年01月13日 Sun

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「宮原の家」窓が入りました

 

サッシが入ってますます部屋の雰囲気がでてきました。

 

茶室側廊下の小窓。現場で原寸で検討して、アタリをつけました。

2008年01月11日 Fri

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千倉・千田「夜明け前」

昨日に引き続いて、千倉の千田に日の出を見に来ました。少し早めに着いて海を眺めていると、空にはまだ三日月が出ていました。これから空が明るくなると言うのに、月は煌々と輝いています。そのまま朝日が昇っても、月は空にありました。光を放つ側と受ける側が共存する、不思議な光景を見た気がしました。(郁夫・画)

千倉・千田「夜明け前」

2008年01月09日 Wed

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豊田の家・「上棟」構造見学会

おかげさまで「山と職人と住まい手をつなぐ」木組みの家プロジェクトが15棟目を数えました。2003年発足以来「ワークショップ「き」組」が、みなさまに支持していただけたおかげです。山に植林を促し、職人さんには伝統の腕を振るっていただく木組みの家づくりの仕組です。
今回は、豊田駅にほど近い公園の木々の中に建つ、まるで別荘のような家です。施工は伝統構法では定評のある風基建設です。建て方は14日から始まるようですが、見所は数日後、見学会は19日(土)です。シンプルでスタンダードな木組みの架構をごらん下さい。

豊田の家・「上棟」構造見学会

2008年01月07日 Mon

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千倉・千田「夕焼け」

今年は正月3日に千倉に出かけました。千倉でのお正月は初めてです。南房総の海は、ゆっくりとした時間が流れているので、こちらものんびりできました。夕方、千田の海に行くと、夕焼けの空と海が虹色に変わってゆく美しい光景に遭遇しました。今年もまた心が癒される千倉の海です。明日は海からの日の出を見ようと思います。(郁夫・画)

千倉・千田「夕焼け」

2008年01月01日 Tue

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あけましておめでとうございます

みなさまにとってよい年でありますように。
今年もよろしくお願いいたします。