プロジェクトレポート
2024年07月20日 Sat
設計を進めてまいりました「浜松の木組の家」が完成間近となりました。
建主さんは3年前に松井事務所の主催する「木組みのデザインゼミナール」に通われて、自宅を建て替えるなら「木組」と決めていたそうです。
このたびは、ご厚意で「内覧会」を実施させていただきます。
日本古来の「貫」や「足固め」を使った「減衰設計」による「耐震性能」を実施し、夏は涼しく冬暖かい「床下エアコン」による「温熱性能」の良い家です。
地震の力を受け流す「柔軟」で「粘り強い」構造は、「折置組」という金物を使わず木と木を組み上げた「継手・仕口」のチカラです。
静岡県の住宅の審査は日本でも有数の厳しさでしたが、この後完了検査を終えれば、お引渡しとなります。
ガランドウの「架構」は生活の変化に対応する仕組みです。
地元の天竜杉を使い「伝統構法」を実践する大工集団「木ごころ工房」の松村寛生棟梁の手づくりです。
この機会に、無垢の木の「自然素材」に包まれた「豊かな空間」をご体感ください。
「内覧会」のお申し込みは、メールもしくはFAXにて受け付けております。申し込まれた方に地図をお送りします。
みなさまのご来場を心よりお待ち申し上げております。
松井郁夫・拝
2024年02月18日 Sun
丈夫で暖かい木組の家を作り続けている松井郁夫です。
今回は「浜松の木組の家」の建て方見学会の報告です。
工務店は「木ごころ工房」の松村さんです。
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当日は晴天に恵まれて、早朝から終日建て方日和でした。
「木ごころ工房」は伝統的な木組みに特化した工務店だけあって、
職人さん同士のチームワークも大変良く夕方には棟が上がりました。
見どころは大黒柱の通りのダイナミックな「門型架構」です。
壁の中に「貫」を挿入しながらの建て方は慣れないと難しいのですが、
松村さんたちは各自の持ち場で木と木に格闘していましたが
見事な連携で美しい軸組を組み上げました。
建主さんは20年前の「木組のデザインゼミナール」OGの方です。
上棟おめでとうございます。みなさんご苦労さまでした。
最後まで怪我のないよう引き続きよろしくお願いいたします。
2023年07月05日 Wed
進めてまいりました「浜松の家」がようやく着工にこぎつけました。
18年前に「木組ゼミ」の受講生だった現場監督の実家です。
さまざまなご要望をお聞きし、何度も練り直しました。
コロナや物価高騰もあり見積もりも苦労しました。
その間に3年の歳月が流れました。
今月から既存建物の解体が始まります。
工事はむかしからの知り合いの会津田島で修行した松村さん「木ごころ工房」です。
確認申請は降りています。来月辺りから、金物に頼らないシンプルな「木組の家」が建ち上がります。
2022年02月19日 Sat
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「木組のデザインゼミナール」に通われた浜松の受講生から依頼されました。
浜松には、付き合いのある「天竜の山」TSドライがあります。
「天竜杉」は国内でも固くて丈夫な杉の産地です。長年一緒に「山に植林費用を還す仕組みづくり」に取り組んできました。
毎回「生まれも育ち」もわかる「木材の履歴」を証明できる(トレーサビリティ)で杉・桧を手配していただいています。
今回も山と一緒に仕事ができるといいですね。
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