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2014年04月18日 Fri

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落日荘のこと

デザインで何ができるのかを考えあぐねていた、まだ学生の頃、横浜のまちづくりを知った。

そこには、市庁舎前の広場や、商店街の街路の楽しく歩ける都市デザインがあった。ヨーロッパ旅行から帰って、日本の街はつまらないと思っていた時期で、横浜のまちづくりは新鮮に驚いた。 都市デザインという仕事にあこがれて、いつか自分も街づくりをデザインしたいと思った。

当時、横浜の都市デザイン室の室長は岩崎駿介さんであった。そのデザイン力と理念にあこがれた。 「都市住宅」という雑誌に連載していた岩崎さんのエッセイ「クロスオーバー」は今も大事にとってある。自分の進む方向を決めた人だ。

明日は、岩崎さんが奥さんの美佐子さんと一緒に自力建設した「落日荘」を訪ねる。もう何度目の訪問だろう。自力建設のお手伝いに始まって、僕の悩みを聞いてもらうまでになったいま、仕事のこと、人生のこと、現在の社会のこと・・・話したいことは山積みだ。

長く開発国の援助に尽力した経験を持つ、岩崎さんの言葉は重い。うわべのデザインの話では済まない叱咤を受けることも、しばしばだ。 明日もまた、いま悩んでいる伝統構法のグローバル化を、どう乗り切るのかということと、ローカルな仕組みの継続について、聞いてもらおうと思う。

日が暮れる直前の落日が美しい岩崎邸の建設は、まだまだ続く。建設のお手伝いにかこつけて、千年生きると豪語する岩崎さんのエネルギーを時々浴びに行く。

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