プロジェクトレポート
2007年06月29日 Fri
福岡市内の大濠公園の中にある美術館のホールです。大勢の人が美術品を鑑賞に来ます。玄関ホールはコンクリートの打ち放しの重厚な空間ですが、コンクリートの色がこんなにさまざまに見えるのは光のいたずらでしょうか。
設計は、日本のモダニズム建築の父「前川國男」氏。質素で無骨なデザインですが、実直な設計姿勢が好きです。フランスの建築家コルビジェに学んだ気骨の建築家でした。東京都立美術館も同じ設計者です。(画・文 郁夫)
福岡市立美術館
2007年06月27日 Wed
鎌倉の八幡様の境内に、近代美術館があります。坂倉準三という戦後のモダニズム建築の旗手であった人の設計です。古風な神社の境内の池に浮かぶ、なんとも軽快な建物です。この建物が好きで、時々見に行きます。館内のデッキから池を望むと水面が軒先に映って陽炎のようにゆらゆらと揺れます。軒先の天井を見上げているうちに時間を忘れてしまいます。(画・文 郁夫)
鎌倉近代美術館
2007年06月24日 Sun
今年も蛍を見てきました。丸子の谷筋に蛍の名所があります。今年は最近3年間のうちで一番たくさんの蛍を見ることができました。谷間には500匹から700匹くらいの蛍の群れが、いっせいにひかりを放っては消え、消えてはひかり、またたくさまが美しい光景でした。
スケッチは、丸子に建てたお宅のお風呂場から見た蛍です。手が届きそうなところにせせらぎがあって、毎年、蛍が数匹ですが舞います。この家はまさに蛍舞う家です。(画・文 郁夫)
蛍舞う丸子の家
2007年06月22日 Fri
私のふるさとの町は、町割が碁盤の目になっている奥越の小京都です。100年前の町家がたくさん残っています。スケッチの建物は、町に4軒ある造り酒屋の一つです。同級生の南部さんが、毎年おいしいお酒をつくっています。品評会で何度か金賞に輝いた実績もある「花垣」酒蔵です。建物も老舗の風格のある立派な軒せがいのつくりです。雪国なのに軒の深いのが特徴です。
どうぞおいしいお酒を召し上がってください。ホームページのアドレスを載せておきます。(画・文 郁夫)
大野の造り酒屋「花垣」
http://www.hanagaki.co.jp/
2007年06月19日 Tue
千倉港の見える防波堤でバーベキューに誘われました。仕掛け人は、リブロスの小宮さん。日差しも風も強い日でしたが、港はのんびり船が甲羅干ししています。この日は、おいしい肉や新鮮なイカを、青木屋さんのワインと共にいただきました。すっかりいい気持ちになって千倉の一日を楽しませていただきました。小宮さん、また誘ってください。
千倉港の初夏
2007年06月18日 Mon
千倉に通い始めた頃は、この青木屋さんのすぐ裏に住んでいました。冷えたビールを届けてくれたおじさんも代替わりしました。息子さんの代になってワインの専門店になりました。品揃えも良く、料理との相性などの相談にも乗ってくれます。千倉にたくさんあるレストランやバーにも卸しています。古民家の風情でワインを売っているなんて素敵ですよね。手前の蔵の「ナマコ壁」は千倉でも珍しいつくりです。(画・文 郁夫)
千倉の民家「青木屋」
2007年06月15日 Fri
舟宿の向こうに倉が見えます。伊根は山のふもとと、海の間の少ない土地を利用して家々が立ち並んでいます。倉は道を隔てた山の斜面に建っています。漁業で生計を立てている家々の倉には何が納められているのでしょうか?朽ちようとしている土の壁が雨に生えて美しくも悲しい色です。(画・文 郁夫)
伊根の倉
2007年06月14日 Thu
日本海に面する丹後半島の伊根には、舟が海から直接家の中に入ってしまう宿があります。海面の一定した湾でしか見られない光景ですが、伊根ではむかしの町並みそのものが懐かしくも美しい舟宿となって残っています。まるで、時間が止まったような集落にも、現代の生活があります。訪れた時は雨でしたが、海面を揺らす波が漣のように美しく印象的でした。(画・文 郁夫)
伊根の舟宿
2007年06月13日 Wed
ブログ | プロジェクトレポート | 軽井沢の別荘
方形屋根がかぶさって、別荘らしくなってきました。
玄関の格子はシャープに。庇の垂木も細かいピッチでいれます。ステンドグラスもポイントです。
浴室窓際から室内を見るとこのようになります。左側はリラクゼーションルーム。右にはガラスが入ります。
この建物の戸はすべてぶらさがり型の引き戸です。内装に力を入れているので、仕上がりが楽しみです。
2007年06月13日 Wed
ブログ | プロジェクトレポート | 浜田山の家II
位置出しをしました。木目の細かい滑らかな表面の通し柱です。この家によく合うでしょう。
原寸図で精度を高めます。「美しい建物を建てたい」石川棟梁の腕がなります。
2007年06月11日 Mon
初夏の一番いい季節になりました。中野の駅前に世間の喧騒を逃れ、静まり返った野原があります。警察大学があったところです。そこに一本のメタセコイアがあり、スッキリと佇んでいます。初夏の装いで緑も濃くなりとても素敵でした。メタセコイアというのは大変珍しい種でメタセコイア科メタセコイアという他の種とまったく別に進化してきたものらしいです。奈穂
跡地のメタセコイア
2007年06月09日 Sat
去年植えた紫陽花がきれいに咲きました。紫が色よく出てうれしいです。毎日かわいい、かわいいと声をかけています。一本だけ切ってきて机に飾りました。
絵に描いて残してあげようと思います。奈穂
紫陽花の花
2007年06月08日 Fri
中野の象徴でもあるサンプラザと樹齢200年は経っているだろうといわれている椎の樹林を描きました。樹林の中に入るとうっそうとしてひんやりとした空気が漂っています。奈穂
跡地から見たサンプラザ
2007年05月22日 Tue
八郷の朝早く、田んぼのあぜ道で新緑を描きました。里山は人と自然がうまく暮らしあっている美しさがあります。八郷は気候もよく、豊かな土地で、本当にきれいな風景が見られます。朝もやがけむる淡い山のみどりがきれいでした。(文・奈穂)
去年の秋に来た時に同じ場所から描いた景色です。色づいた紅葉の山がとてもきれいです。
八郷の初夏
2007年05月16日 Wed
八郷で自力建設をしている岩崎さんの所へいってきました。屋根もきれいな瓦が乗り、ずいぶん工事が進んでいました。丁寧なつくりで内装やライティングを楽しんでいます。少しまだ時間がかかりそうですが完成が楽しみです。またお手伝いに伺うつもりです。
岩崎邸 自力建設
前のスケッチを見ると、一年がかりでようやく屋根までこぎつけたのが分かります。
2007年05月13日 Sun
ブログ | プロジェクトレポート | 浜田山の家II
地鎮祭はお天気に恵まれました。
刻みを行う石川棟梁。松井事務所の建物はもう10棟以上建てています。シャープで精緻な仕上がりが評判です。
おどろくほどきれいな通し柱が届きました。
1:50の模型です。軒を深く取ることで陰影を落とし、穏やかで味わい深い当たり前の家にします。
2007年05月13日 Sun
ブログ | プロジェクトレポート | 那須の別荘
今回お世話になる沢山棟梁です。もう墨付けが始まっています。
天竜の取り組んでいる「新月の木」を使います。新月伐採すると虫が寄らないといいます。
2007年05月13日 Sun
ブログ | プロジェクトレポート | 宮原の家
この日、現場で敷地を見ながら正確な位置を出しました。このあとは基礎コンクリートを打ちます。
神主さんの下、工事の安全とこの地での新しい生活の加護をお祈りします。
下小屋ではどんどん刻みが進んでいます。難しい屋根の収まりは「原寸図」といって原寸大で検討します。
今回は「箕甲」という難しい屋根なので綿密に打ち合わせていきます。
松井事務所と長年のコンビである棟梁と二代目の腕がなります。
2007年05月12日 Sat
新緑の季節の里山はとてもきれいです。田植が終わり気持のいい風が吹いていました。
大きな長屋門がある家が田園風景の中に溶け込んでいます。日本のあちらこちらで見られる原風景に心が和みます。
君津の長屋門
2007年05月11日 Fri
和名はテッセンといい初夏の花として親しまれてきました。昔の人はこの紫の色がなかなか出せず苦労したと聞きますが、今は水彩でもアクリルでもきれいな紫色がたくさんあります。この季節に植木を見に行くとどうしても欲しくなってしまう花のひとつです。奈穂
クレマチス
2007年-->