吉祥寺の家Ⅲ 〈東京都〉

吉祥寺の家Ⅲ

木漏れ日の家

コンセプトは「木漏れ日のある家」。

遠州流のお茶を習う、若いご夫婦の住まいです。
茶室は土塗り壁に、桧の面皮柱、杉板の竿縁天井で、落ち着いた趣きになりました。
2階の「木漏れ日格子」は光が拡散するようにランダムに配置しました。
この格子は、隣家との視線を気にしつつ、日射遮蔽も兼ねた桧のスクリーンです。
南側に隣家が建つことを想定し、冬至の日影を計算して配置を決めました。
1階の木製窓を大きくしたことで、庭とのつながりが良くなりました。
エアコン1台で全室暖房できる、省エネ時代の木組みの家です。

所在 東京都武蔵野市
構造規模 木造2階建
敷地面積

168.57㎡(50.99坪)

建築面積 62.67㎡(18.96坪)
延床面積 102.44㎡(30.99坪)
設計監理 松井郁夫建築設計事務所
施工 キューブワン・ハウジング
竣工 2014年4月
建ぺい率 37.18%
容積率 60.77%
地域地区 第一種低層住居専用地域
防火地域 法第22条区域
構造材 天竜杉・桧
床板 天竜杉 厚15mm
外壁仕上 土壁風藁入りモルタル
断熱材

高性能GW 80mm

内壁仕上 漆喰塗り・ラスボード下地
開口部 アルミ樹脂複合サッシ(ペアガラス)