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「鹿沼の古民家」のオーナーのご紹介です。
宇都宮の150年前の大きな農家を現在の生活に合わせて再生して欲しいというご要望でした。オーナーはテニスクラブを経営しています。
古民家の再生を望まれる方の多くの方は、元の姿にしてほしいと望まれるのですが、奥さんがイギリスの「コンラン卿」のインテリアデザインの画集を持参されて、民家再生でありながらホテルのようなデザインを望まれたのです。
少し驚きましたが、古民家に現代的なインテリアを施した建物はヨーロッパで多く見かけます。面白いと考え直して、取り組みました。
まず、日本の建物に見られる柱を消そうと考えました。丸窓のある土壁は柱を隠すように前に立っています。
外観については、日本の窓の引違いをやめて縦長のドアを多用しました。
玄関は広くできたので、ドアを内開きにしました。
玄関ホールには床から浮いた階段があります。トリッキーな階段ですが来訪者を楽しませることができます。
居間と仏間をつなぐ丸窓は、建物を貫く位置にあり、座敷を通して東の庭が見えます。
すべての部屋を南廊下でつなぎ北側の廊下とふたつの動線をつくっています。「回れる家はいい家だ」ということです。
離れの座敷はご長男の勉強部屋です。畳に座る机がいいということで、むかしの書院のような部屋になりました。
1999.10月号「住宅建築」、2001.3月号「室内」、2001.7月号「ウッディ-ライフ」に紹介されました。
所在 | 栃木県宇都宮市 |
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構造規模 | 木造2平屋階建 |
敷地面積 | 1985.43㎡(600.74坪) |
建築面積 | 393.11㎡(118.94坪) |
延床面積 |
350.67㎡(160.10坪) |
旧用途 | 農家 |
旧建築物当初竣工 | 約150年前 |
建築費 | 13,000万円(参考価格) |
設計監理 | 松井郁夫建築設計事務所 |
施工 | 山装 |
竣工 | 1999年7月 |
建蔽率 | 60% |
容積率 | 200% |
地域地区 | 第1種住居専用地域 |
防火地域 |