鷹見泉石記念館 〈茨城県〉

鷹見泉石記念館

茅葺きの武家屋敷

鷹見泉石は、江戸時代の茨城県古河藩の家老です。

大阪で「大塩平八郎の乱」を鎮めた功績で江戸城に上る時に「渡辺崋山」が描いた烏帽子を付けた肖像画が国宝になっています。

再生前はトタンをかぶせた屋根でしたが、本来の茅葺き屋根に葺き直しました。

座敷廻りは古い建物を生かしましたが、長屋門や式台玄関や土間・台所は、新しい建物を付け加えました築です。

当時若かった私に設計を任せてくれた「吉田桂二」先生は、創造的再生と呼んでいます。

古河の町は歴史を生かしたまちづくりが盛んで、現在は古河の博物館の別館になっています。

 

 

所在 茨城県古河市中央町3-11-2
構造規模 木造平屋建て
敷地面積 1,139.46㎡(344.69坪)
建築面積 164.60㎡(49.79坪)
延床面積 164.60㎡(49.79坪)
建築費 8116万円
設計監理/監修 松井郁夫建築設計事務所+戸川百合子/吉田桂二
施工 吉田建築
竣工 1990年11月
建ぺい率 60%
容積率 200%
地域地区
防火地域
屋根 茅葺き、鉄板葺き、杉皮葺き
床板 畳、杉板古色塗、松板古色塗、三和土
外壁仕上 小舞下地、荒木田塗り、砂壁金ゴテ塗
建具 杉板、米松、他
天井 杉板、松板