南房総の古民家再生 〈千葉県〉

南房総の古民家再生竣工「外観」

南房総の古民家再生

築106年石端建て平屋の、耐震エコリフォーム

昭和の建物だと聞かされて買った民家は、明治40年築の古民家でした。

しかし、昭和に建てた建物よりも明治の建物のほうが価値があります。

なぜならば、材料も良い木を使っていますし、工法も伝統的で地震にも粘り強く丈夫です。また、むかしの仕事は丁寧です。

床下に使ってあった「足固め」を留め付ける金物のボルトは、夏結露を起こして柱を腐らせていたので、木の栓に取り替え新しい「足固め」を入れ直しました。

115年経った建物ですが、後100年は寿命を伸ばすことが出来るでしょう。

所在 千葉県南房総市
構造規模 木造平屋建て
敷地面積
建築面積 133.11㎡(40.27坪)
延床面積 143.20㎡(43.32坪)
建築費
設計監理 松井郁夫建築設計事務所
協力 春紫建築設計事務所
実測調査協力 住宅医スクール
施工 高木建設
竣工 2013年9月
建ぺい率
容積率
地域地区
防火地域
構造材 既存利用
床板 木曽桧 厚15mm
外壁仕上 土壁、桧板張り、漆喰塗
断熱材 高性能GW
内壁仕上 漆喰塗・土壁
開口部 アルミサッシ(ペアガラス)