国分寺の家Ⅱ 〈東京都〉

国分寺の家Ⅱ

田の字型プラン

大黒柱を中心に田の字の平面を持つ家です。

向かい側に木組の家「国分寺の家Ⅰ」を建てていたところ、内覧会にいらした隣人の方から依頼されました。

さらにそのお子さんの家も同じ敷地に建てましたので、木組の家が3軒並ぶことになりました。

大きな吹抜けを南に設けて、光と風が通る家を目指しました。

この建物の間取りは、その後の木組の家にも受け継がれる「プロトタイプ」となりました。

徳島の天然乾燥「葉枯らし」杉の大黒柱が光り輝いていると当時の所員が言ってくれました。

天然乾燥「葉枯らし」材とは、山で木を伐り倒した後に葉っぱを付けたまま、木の中の水分が蒸散するのを待っておろす事を言います。

色艶や香りがいいのが天然乾燥材の良いところです。

所在 東京都国分寺市
構造規模 木造2階建
敷地面積 222.55㎡(67.32坪)
建築面積 64.15(19.41坪)
延床面積 110.97㎡(33.57坪)
建築費 2,970万円(参考価格)
設計監理 松井郁夫建築設計事務所
施工 石川工務店
竣工 2006年6月
建ぺい率 50%
容積率 80%
地域地区 第一種低層住居専用地域
防火地域
構造材 徳島杉(葉枯し乾燥)
床板 徳島杉 厚30mm
外壁仕上 土壁風藁入りモルタル
断熱材 フォレストボード
内壁仕上 漆喰塗
開口部 アルミサッシ(ペアガラス)