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外資系の証券会社にお勤めのオーナー家族が、日本一住みたい街「吉祥寺」で敷地を探すところからお手伝いしました。
整形の敷地を探して、ようやく巡り会って設計を終えた頃に東北大震災がありました。
直後に建設が始まりましたが、原発事故の影響で省エネルギーの家づくりが課題となりました。
そこで、工事中に設計を変更して、省エネルギーを図るために、床下にエアコンの温風を吹き込むことにしました。
当事務所の「床下エアコン」採用の第一号です。
そのためには基礎と土台を密着させる必要があります。
住宅の床下を閉じることは、伝統的な工法にはないので心配しましたが、床下を一階の環境と同じにすることで、問題はありませんでした。
むしろ空気環境を同じにしたことで、温熱的にはコントロールしやすくなり、エアコン一台で環境が快適になりました。
吹き抜けを通して空気が二階にも廻り、窓からの光は一階のリビング・ダイニングを明るくしました。
一階は対面式の台所とヨガの出来る畳敷コーナーのあるリビングとなりました。
二階は階段ホールをフリースペースとして、子どもさんの個室のとなりに共有の場をつくりました。
二階の部屋は、子どもたちの成長に合わせて壁で仕切るようにしています。
和式の主寝室とご夫婦の書斎と納戸もついて、4人家族には充分な広さを確保しました。
バルコニーは屋根から釣っているために軽く見えます。
二階天井は、屋根裏の複雑な構造の形が小屋組にでない工夫をしてスッキリと納めました。
どちらも太い木組だからできることです。
伝統的な木組の家でもモダンなデザインで温熱環境の向上を図ること出来る事例です。
所在 | 東京都武蔵野市 |
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構造規模 | 木造2階建 |
敷地面積 | 141㎡(42.65坪) |
建築面積 | 70.15㎡(21.22坪) |
延床面積 | 127.57㎡(38.59坪) |
建築費 | – |
設計監理 | 松井郁夫建築設計事務所 |
作図協力 | 春紫建築設計事務所(赤川真理) |
施工 | キューブワン・ハウジング |
竣工 | 2011年12月 |
建ぺい率 | 50% |
容積率 | 100% |
地域地区 | 第一種低層住居専用地域 |
防火地域 | 準防火地区 |
構造材 | 天竜桧・天竜杉(葉枯し乾燥) |
床板 | 天竜桧 厚15mm |
外壁仕上 | 土壁風藁入りモルタル |
断熱材 | ウッドファイバー(木の繊維) |
内壁仕上 | 漆喰塗 |
開口部 | アルミサッシ(ペアガラス) |