「鹿沼の古民家」を那須の別荘地に移築したあとで、お茶室を増築しました。
本格的な茶室の設計のため、2年間「茶道」を習いました。
茶席では主人の袱紗捌きや茶筅の振り、柄杓の動きが美しくなければなりません。
道具の上げ下げから水屋への出入りの足運びや所作まで、一挙手一動の無駄な動きを排除して「立ち振舞を美しく見せる」ことです。
「一期一会」と呼ばれる一生涯でその時しか無い時間を主人と客だけが共有する空間には緊張感があります。
茶道具や軸物、茶花の選択など、折々の季節を彩り客をおもてなしする奥の深い世界です。
茶室に代表される「数寄屋」の建物は、日本人の住まいの一つの典型です。
古民家のような太くて丈夫な構造から開放された瀟洒な美しい工法で「デザイン」の世界にも通じるものがあります。
所在 | – |
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構造規模 | 木造平屋建 |
敷地面積 | 1124.44㎡(340.22坪) |
建築面積 | – |
延床面積 | 36.42㎡(11.02坪) |
建築費 | 2000万円 |
設計監理 | 松井郁夫建築設計事務所 |
施工 | 山装 |
竣工 | 2006年12月 |
建ぺい率 | 20% |
容積率 | 40% |
地域地区 | – |
防火地域 | – |
構造材 | 日光杉 |
床板 | 桧 |
外壁仕上 | ラスモルタル |
断熱材 | グラスウール |
内壁仕上 | 漆喰塗・土壁藁入り |
開口部 | – |