最初、古い家の床の間を残して新築してほしいというご要望でしたが、借地であったために分割されてしまいました。
半分の土地に新築が決まり、伝統的な和風の住宅を建てたいというご要望を叶えました。
お父様ご夫婦と子どもたちの三世帯住宅です。
地下にワインセラーをつくることや二階にご自身の書斎をつくるなどタイトな条件でしたが全てクリアして完成しました。
国産の松材をふんだんに使い丸太仕事もしてもらいました。
外壁は土佐漆喰を使いましたから雨に強い家でした。
出来上がった重厚な外観に、近所では市長の家みたいだと言われたとか?
残念ながら現存していませんが、売りに出たときは「資産価値の高い木組の家」という売出し文句でした。
所在 | 東京都杉並区浜田山 |
---|---|
構造規模 | 木造2階建 |
敷地面積 | 150.00㎡(45.37坪) |
建築面積 | 74.82㎡(22.63坪) |
延床面積 | 145.05㎡(43.87坪) |
建築費 | – |
設計監理 | 松井郁夫建築設計事務所 |
施工 | 風基建設 |
竣工 | 1996年8月 |
建坪率 | 50% |
容積率 | 100% |
地域地区 | 第一種低層住居専用地域 第一種高度地区 |
防火地域 | – |
構造材 | 国産杉、国産松 |
床板 | チーク |
外壁仕上 | – |
断熱材 | – |
内壁仕上 | 漆喰塗 |
開口部 | 木製サッシ |