間口が狭くて奥行きの長い「通りにわ」のようなリビングを持つ家です。
玄関ホールはストリップ階段で狭さを感じさせないよう工夫しています。
居間に入ると裏庭までつながった細長いリビング・ダイニングにでます。
まるで「京町家」の通り土間のような空間を通りながら、台所や洗面所・トイレや浴室に入ります。
一階は「通り庭」に沿って本棚が続き、南端の吹抜にでる建物の背骨のようになっています。
二階は和風の主寝室につながるように、子ども室とフリースペースがあります。
和室には京唐紙を使った襖をあしらい町家の雰囲気をだしました。
主寝室なので、間接照明を使って落ち着いた天井にしています。
子ども室にはロフトがあり、寝室替わりに使っています。
小屋裏の下がり壁を取り除き空間を広く見せています。
狭い空間に広がりをつくり出すのも設計の仕事です。
所在 | 東京都武蔵野市 |
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構造規模 | 木造2階建 |
敷地面積 | 149.28㎡(45.16坪) |
建築面積 | 59.49㎡(18.00坪) |
延床面積 | 109.06㎡(32.99坪) |
建築費 | 3672万円 |
設計監理 | 松井郁夫建築設計事務所 |
施工 | キューブワン・ハウジング |
竣工 | 2017年2月 |
建ぺい率 | 39.85% |
容積率 | 73.06% |
地域地区 | 第1種低層住居専用地域 |
防火地域 | 法22条地域 |
構造材 | 天竜杉 |
床板 | 天竜杉 厚15mm |
外壁仕上 | 土壁風藁入りモルタル |
断熱材 | 高性能グラスウール16K 75mm |
内壁仕上 | 漆喰塗・ラスボード下地 |
開口部 | アルミサッシ(ペアガラス) |