漢方の本陣 〈滋賀県長浜市〉

漢方の本陣

 

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漢方の本陣

275年前の古民家再生 : 耐震+温熱改修

滋賀県木之本宿に建つ「北国街道」に面した町家で、江戸時代から参勤交代には「本陣」として使われていた薬屋です。

昭和40年代には、隣のRCの建物に薬局を移して、本陣を住居としていました。

街道に面した表構はよく残っていましたが、275年の風雪に耐えてきた架構は、痛みが激しく何度かの豪雪に傾いていました。

また、内部は座敷の続き部屋で、暗く寒い状態でした。

そこで、耐震性能と温熱性能の両方を向上させる設計としました。

まず、傾きを直し、傷んだ柱は根継を施し、限界耐力設計法により、板壁や足固め貫の耐力要素を加えました。

温熱性能の向上は住居部分に限定し、約65坪の平屋を第三種換気により床置きエアコン一台で空気の流れをコントロールすることに成功しました。

北国街道に面する外観は大きく変えることなく、瓦・看板・格子は既存のまま、外壁の黒漆喰・建具は既存補修としました。

古民家の再生でありながら、耐震と温熱の改修を省エネで実践した事例です。

2019年第5回日本エコハウス大賞

リノベーション部門で大賞を受賞しました。

 

所在 滋賀県長浜市
構造規模 木造2階建
敷地面積 844.00㎡(255.31坪)
延床面積 312.93㎡(94.6坪)
建築費 約6000万円
設計監理 松井郁夫建築設計事務所
施工 橋本工務店
構造監修 川端建築計画
温熱監修 夏見工務店
竣工 2019年7月
構造材 古材
床板 杉 厚15mm
外壁仕上

屋根:瓦

外壁:黒漆喰

断熱材

壁:スタイロフォーム3B 80mm

屋根:セルロースファイバー300mm

   スタイロフォーム3B 160mm

床・基礎:スタイロフォーム3B 80mm

内壁仕上 漆喰塗・土壁藁入り
開口部

アルミ樹脂複合サッシ

(ペアガラス)

 

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