プロジェクトレポート
2018年02月21日 Wed
本日より3月1まで、松井郁夫の講演会が目白押しです。
まずは、今晩の会は神奈川建築士会の「けんちくラーニング・モア」という若手の建築士向けの講演会です。
「あなたは30年後、生き残れますか?」という過激な呼びかけで始まります。
わたしたちのつくる住まいは、どこから来て、どこへ行くのか?
日本の民家からみらいを見つめる講座にしたいと思います。
2月24日は山形県鶴岡市の「つるおか住宅活性化ネットワーク」による講演会とシンポジュウムです。
歴史的な古民家から学んだ、木組の住まいのいまをお話します。
地元で活躍している剱持棟梁からお声がけいただきました。
尊敬する神田順先ととのコラボが楽しみです。
お近くの方のご参加をお待ちします!
3月1日は、東京両国の国際ファッションセンターで3人の講演のトリを努めます。
こちらも敬愛する都市計画家で建築家の岩崎駿介さんと人気の建築家の伊礼智さんとの合同講演会です。
「美しさ」がテーマですが、わたくしは社会的な仕組みのワークショップ「き」組のお話をします。
目からウロコの面白い内容ですよ!
【ホームズ君】で有名なインテグラルの主催です。どんな講演会になるのか楽しみです。
乞うご期待!
2018年02月16日 Fri
ブログ | プロジェクトレポート | 中落合の家II
「中落合の家2」に太陽熱集熱パネル「びおソーラー」が載りました。
詳しくはこちらから
2018年02月16日 Fri
ブログ | プロジェクトレポート | 漢方の本陣
滋賀県長浜市の木之本で始まった築270年の古民家再生は、4年目に入りました。
室内の荷物の片付けも終わって、ようやく内部の解体が始まりました。
大きく傾いた柱と、30年も前に傾きを止めるために入れた鉄骨が姿を表しました。
これから、大直しのために土壁を一旦崩します。土は採っておいてまた使います。
むかしの土のほうが性能がいいからです。
この日は、滋賀の工務店さんで、パッシブハウスを実践されている工務店の夏見さんにお越しいただき、温熱改修の打ち合わせも行いました。
この規模の古民家の温熱改修は、全国でもまだ例がないかもしれません。
夏見さんの「空気の流れをコントロール」をするという考えに目からウロコです。
工事には一年を要しますが、完成が楽しみです。乞うご期待。
2018年02月16日 Fri
全国の歴史的な町が壊されていった高度成長時代に、立ち上がった市民運動「町並み保存運動」
OBの方には、文化庁の刈谷さんと益田さん、東大の西村幸夫先生や法政大の陣内先生、千葉大の福川先生と赤坂先生、谷根千の森まゆみさん、歌舞伎町を取材している稲葉さん、鹿島出版の森田さん、小諸の荻原さん、雑司が谷の多児さんなどなど、多くの旧友がいます。
発足から40年になりました。20代で参加して、全国の町並みを回り、実に多くのことを学びました。
都市化の流れの中で失った原風景の大切さ、
人と町や建物の関わりが希薄になってきた画一化の波、
人格形成の場であった、歴史的な町並みが失われることによる喪失感、などなど。
そして何よりも、古民家をつくった先人達の知恵と工夫。
その優れた日本固有の木組の技術体系。
ちょっと大げさですが、当事務所では木組の家づくりを通して、明治の西欧化によって断絶され翻弄された日本文化の150年を埋める作業をしている気がします。
このメンバーで、これからの日本の町並みや古民家再生・利活用に提言できることがないか模索したいと企んでいます。
2018年02月03日 Sat
山形県鶴岡市に於いて、つるおか住宅活性化ネットワークの企画で講演会とパネルディスカッションを行うことになりました。
テーマ:「歴史的建築物、民家の良さを【つるおか住宅】へ」(仮題)
日時:2月24日(土)13:30~15:30
場所:東北公益文科大学 鶴岡キャンパス 大学院ホール
記念講演:松井郁夫 株式会社松井郁夫建築事務所 所長
一般社団法人 ワークショップ「き」組 理事長
一般社団法人 住宅医協会理事
一般社団法人 地域素材利用協会理事
パネルディスァッション:司会 高谷時彦 東北公益文科大学 大学院特任教授
パネリスト: 松井 郁夫 株式会社松井郁夫建築事務所 所長
神田 順 東京大学名誉教授
菊間 満 山形大学名誉教授
剱持 猛雄 「番匠 剱持工務店」棟梁
2018年 / 2月-->