2012年04月25日 Wed
松井郁夫・小林一元・宮越喜彦=共著 / 出版社=エクスナレッジ / 2002年 / 2,800円
住宅実務者のための必携の書。 本格的な木組みの家づくりを学ぶ、 究極の1冊
本の帯に紹介されているように、 実際の現場にかかわる方むけの実用本です。 無垢の木材を組み上げる本格的な伝統構法の 「木組みの家」の仕様を細かく説明しています。
今や設計者、施工者のバイブルといわれています。
目次
序文 いまなぜ「木造住宅[私家版]仕様書」なのか
家づくりの基礎知識
木の知識 木の特性を知る/木の適材適所を知る/川上から川下を知る
架構と間取りの知識 長寿命の架構を考える/架構のデザインを学ぶ/架構の多様性を知る
木造住宅【私家版】仕様書
【私家版】仕様書一覧 地盤/基礎/土台/柱/耐力壁/床組/水平構面/小屋組
【私家版】流現場監理術
「現場監理」 木造住宅の現場監理のコツ 基礎設計のチェック/木の手配のチェック/木ごしらえのチェック/墨付け・刻みのチェック/地縄張り・水盛り遣り方のチェック/基礎コンクリート打設前後のチェック/関連工事のチェック/土台据付け時のチェック/建て方・建て入れ時のチェック/上棟前後のチェック
【私家版】の家
門型架構の家/門型架構のコートハウス/2本の丸太梁でつくる3間角の家/人に優しい産直材と土壁の家/登り梁の居間空間をもつ土壁の家/5寸角による木の家 資料・関連データー集
2012年04月14日 Sat
高円寺の商店街からほど近い住宅地に、木組みの家が建ちます。
敷地は住宅密集地で、東京都の条例で指定された「新防火地区」です。
太い材を使った「燃えしろ設計」によって、床も梁も天井にも木がみえる、
準耐火構造の木組みの家をつくります。
1:50模型をつくりました。
20坪の小さな木組みの準耐火建築物です。
ブログ | プロジェクトレポート | 高円寺の家
2012年04月01日 Sun
著=松井郁夫 / 出版社=農山漁村文化協会(百の知恵双書) / 2008年 / 2,800円
「木組み」でつくる日本の家 むかしといまを未来につなぐ家づくり 財団法人・住宅保障機構の機関紙「住宅保障だより」に 2年間にわたり連載していた【「木組」でつくる日本の家】が読みやすい単行本になりました!
農文協から出版されている「百の知恵双書」の一冊として 発刊しました! 再編集の労を担って頂いたのは松井の旧友、真鍋弘さん です。真鍋さんが寄せてくれた言葉を添えました。 みなさんも書店で手にとってご覧下さい。
「新建材で覆い尽くされ、 30年そこそこでゴミにされてしまう 国籍不明の今どきの日本の住まい。 かつて日本の家は近くの山の木を使い、 大工が木と木を組んで丈夫な架構の 長寿命の家をつくっていた。 それが美しい町並みの景観となっていた。 古民家の骨組みはどのように合理的なのか。 開放的で耐震的な家づくりの秘密はどこにあるのか。 気候風土に根ざした長寿命の家づくりとはどんな家づくりのことか。 古民家に学んだ家をつくることが、山と職人と住まい手をつなげ、 荒れた日本の山々を再生させることにつながる。 これからの「日本の家」づくりのありかたを伝える実践の書。」
目次
第1章「木組み」が支えた日本の家
民家の木組みに学ぶ/合理的な古民家の架構/開放的で耐震的な家づくり 水と火と木造住宅/豪雪地帯の町屋再生/「日本の家」を取り戻そう
第2章「木組みの家」づくりと設計者
家づくりと設計者の役割/気候風土に根ざした家/家づくりと地域景観/「こだわり」の整理学/設計者の小さなメディア
第3章 住まい手と山と職人をつなぐ
家づくりを山づくりにつなげる/ワークショップ「き」組の家づくり/木組みは人組み-「木組み」でつくる日本の家
プロジェクトレポート