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2018年10月25日 Thu

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「漢方の本陣」耐震壁施工

滋賀県長浜市木之本で進めております「漢方の本陣」再生工事の現場報告です。

大きく傾いていた建物を立て起こし、耐震壁が出来てから、先代の時代に入れた鉄骨の補強を取り除きます。

傾いたままで入れた補強鉄骨材は厄介です。この鉄骨がずっと、建物の垂直保持を阻害していました。

耐震壁は落とし板ですが、これは構造担当の川端真氏の提案です。

早く仕上がりの姿が見たいのですが、古民家の再生仕事は架構が命。

今しばらくの辛抱です。

 

2018年07月21日 Sat

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「漢方の本陣」現場報告

「漢方の本陣」は、大きく傾いていた建物が真っ直ぐになりました。

橋本工務店の技術には目を見張るものがあります。

きれいな足固めの仕事を見てください。

数多くの根継ぎは、すべて金輪継です。柱の継ぎ手で最も堅牢な仕事です。

270年前の古民家の再生現場とは思えない強固な架構になりました。。

土壁も貫を入れ竹木舞を掻いて再現しています。

改修後は、「登録文化財」に滋賀県から推薦していただけるようです。ありがたいですね!

 

さらに、昔の姿そのままに、温熱改修を行います。

ここからは、夏見工務店の力をお借りします。

夏見さんは見えない空気をコントロールします。凄腕のパッシブハウス会員です。

現場では断熱材の入れ方について、念入りに打ち合わせしました。

外断熱が基本ですが、敷地の境界が厳しく内断熱になる箇所もあり、納まりの検討が必要です。

床下は、ゾーニング計画によって、エアコン一つで生活空間の寒さを取り除く試みです。

今回のような古民家での本格的な温熱改修は、おそらく日本でも珍しいと思います。

また、古くて低い梁を欠き込んで、頭が当たらないように補強も入れます。

もともと日本家屋の内法は5尺7寸の高さです。現代人では頭が当たります。

今回、床を水平に直したので、さらに低くなりました。

ここが知恵の絞りどころ。仕上げをお楽しみに!

 

2018年06月19日 Tue

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「漢方の本陣」見学会報告

6月12日に滋賀県建築士会の方々約50名が現場見学に見えました。

270年前の古民家の再生現場は、建築士や工務店の方にも珍しかったと思います。

スコットランドの建築家も飛び入り参加して、大いに盛り上がりました。

来年5月には、滋賀の建築士会ので講演を依頼されました。

その頃には、本陣さんが完成していると思います。

みなさんに内覧会に来ていただければ、また話も盛り上がるでしょう。

「日本のすまいは、古民家からやってきた」という現代木造住宅のルーツの話をしたいと思います。

2018年05月02日 Wed

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「漢方の本陣」建て起こし完了

「漢方の本陣」の建て起こしが終わりました。

長年の傾きが、最大9センチだった柱が、ほぼ真っすぐに直りました。

これから足固め、板壁で耐震補強して、温熱向上の工夫を始めます。

古民家に最大の欠点である寒さの克服に向けて、空気のコントロールを仕掛けます。

滋賀県の夏見工務店さんのお力を借りて、いよいよ日本でも珍しい古民家の

耐震改修+温熱改修が始まります。

乞うご期待!

2018年02月16日 Fri

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「漢方の本陣」内部解体始まりました

滋賀県長浜市の木之本で始まった築270年の古民家再生は、4年目に入りました。

室内の荷物の片付けも終わって、ようやく内部の解体が始まりました。

大きく傾いた柱と、30年も前に傾きを止めるために入れた鉄骨が姿を表しました。

これから、大直しのために土壁を一旦崩します。土は採っておいてまた使います。

むかしの土のほうが性能がいいからです。

この日は、滋賀の工務店さんで、パッシブハウスを実践されている工務店の夏見さんにお越しいただき、温熱改修の打ち合わせも行いました。

この規模の古民家の温熱改修は、全国でもまだ例がないかもしれません。

夏見さんの「空気の流れをコントロール」をするという考えに目からウロコです。

工事には一年を要しますが、完成が楽しみです。乞うご期待。

2017年11月02日 Thu

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「漢方の本陣」由来

遅ればせながら、「漢方の本陣」の由来を公開致します。

この建物は、270年前にあった大火のあとの建築と言われています。

江戸時代には、参勤交代の大名が木之本宿で宿泊する時に、この家にお姫様が泊まったとという正真正銘の「本陣」です。

それが証拠に某藩が連れていた「ウミガメ」が途中で死んだので、本陣で預かったという話があり、その剥製が飾ってあります。

また代々、漢方薬を商っていましたので、そのことと合わせて「漢方の本陣」と呼ばれるようになったようです。

明治時代には、薬剤師第一号の免状を取得しています。

ご紹介が遅くなりましたが、これが「漢方の本陣」の由来です。

調査、設計から3年。従前の温湿度を計測しながら、いよいよ再生工事が始まります。

   

 

2017年11月01日 Wed

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「漢方の本陣」温熱計測をはじめました

270年前の古民家「漢方の本陣」の改修前の温熱の計測が始まりました。

古民家の再生には、耐震はもちろんですが、暑さ寒さを感じない断熱計画が大切です。もちろん省エネにもつながります。

今回の計測は従前、従後の計測を実施して計算値ばかりでなく、実際の数値を知ることが必要と判断し実施しました。

建物の座敷の床下と室内、小屋裏と外気に計測器を取り付けました。手元のスマホで随時数値がWi-Fiから確認できるようになっています。

写真は、外気と小屋裏の設定が逆ですが、温度と湿度がライブでわかります。

完成後の測定が楽しみです。

  

 

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