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2014年06月30日 Mon

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342年前の古民家に会いました

昨日、埼玉県所沢市で、古民家を見せていただきました。江戸時代の初め(寛文12年、西暦1672年)342年前の建物です。
文化財として保存されている建物には、さらに古い古民家もありますが、現存する民家で今もお住まいになっている事が驚きです。ご当主のお話しでは、そのまたお爺さんのころは、茅葺の兜造りだったようです。いわゆる養蚕農家の造り方です。その後お茶の栽培を始めて、広い敷地には工場もあったそうです。今はお一人暮らしで、広い座敷を自由に使っていらっしゃいました。
昨日は、温熱耐震改修が可能かどうかの予備調査でした。柱梁はケヤキです。全く壁のない開放的な造りで、建具はすべて手の込んだ優れモノでした。台所はすっかり改修され、座敷は天井が貼り直してあったり、多少手を入れた形跡はありましたが、良く342年前の形をとどめていると感心しました。
ご当主の話では「あまり造り込んでない建物だったから、どういう時代の生活にも対応できたのではないか」とおっしゃっていました。これはいい話ですね。造り込まない方が、長く使えるということは、これからの住まいをつくる条件と思っていいでしょう。架構の痕跡も調べて当初の家の大きさも分かりました。今後の調査が待たれます。

2014年06月28日 Sat

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我孫子の家2・撮影しました

奈良岡忠さんは、カメラマンです。 僕の建物を撮っていただいて、20年になります。建築写真のカメラマンではありませんが、縁があって撮影をお願いしています。 先日、我孫子の家2の撮影に行ってきました。時折晴れ間の覗く曇り空でしたが、いい写真がとれました。 やはり室内は、家具が入っているといいですね。タケワキ住建さんの用意してくれたテーブルと椅子、緑の小物で、生活感のある空間になりました。 明日は、いよいよお引き渡しです。いつものことですが引き渡しのときには、嬉しいようなさびしいような感覚になります。娘を嫁に出すような感じです・・・。末長く建て主さんに喜んでもらえる家であることを願っています。皆さんありがとうございました。とりあえず、松井の撮影した写真をお楽しみください。

我孫子の家2

我孫子の家2

居間と小上がり

居間と小上がり

二階個室

二階個室

浴室

浴室

撮影中の奈良岡さん

撮影中の奈良岡さん

トウモロコシ畑と木組の家

トウモロコシ畑と木組の家

2014年06月24日 Tue

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「我孫子の家2」完成内覧会は大盛況でした

木組みの家「我孫子の家2」完成内覧会

大盛況でした。ご来場の皆さまに改めて御礼申し上げます

「我孫子の家2」の完成内覧会は、気温28度の夏日の中で行われ、たくさんの方にご来場いただきました。 家に入った途端に涼しくなることに皆さん驚かれていました。漆喰の調湿作用と、越屋根を利用した風通しの良さですね。 とうもろこしとジャガイモの葉の上を渡った風が、家に通り抜けていきます。 内覧会で朝から一日過ごしましたが、クーラーをつけていなくても、汗が引いていくのがわかりました。

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木組みの家「我孫子の家2」完成内覧会居間

小上がりのある居間

木組みの家「我孫子の家2」完成内覧会2階

2階の小窓を開けたところ

木組みの家「我孫子の家2」完成内覧会浴室

桧浴室はメンテも楽です

木組みの家「我孫子の家2」完成内覧会2階2

広がりのある二階

木組みの家「我孫子の家2」完成内覧会外観

風通しは抜群です

木組みの家「我孫子の家2」トウモロコシ畑

今年はジャガイモ畑です

 

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木組みの家「我孫子の家2」完成内覧会床板

床は、足にやさしい無垢の杉板です

床板も、含浸性のワックスで艶が出ましたね。お子さんが素足で走りまわる楽しい内覧会になりました。

心地の良い高さで設計しているので、ご来場の皆さんからは「面積よりも広く感じる」と仰っていただきました。

やっぱり体感していただくのが一番ですね。
開催させていただいた建主さんのご厚意に感謝いたします。<匠>

2014年06月23日 Mon

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「八王子の家」完成間近です

木組みの家「八王子の家」吹抜140620

「八王子の家」は左官も終わり建具も入りました。
完成間近です。 南に背の高いアパートがあるため、日照計算して吹抜を開けた小さな家です。
きめ細やかで、完成度の高い仕上がりとなりました。若くて真面目な村井大工の仕事です。
陽当りの良い東の大きなベランダが特徴です。
完成内覧会も予定していますのでご期待ください。

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木組みの家「八王子の家」小窓140620

東の小窓

木組みの家「八王子の家」外観140620

駐車場上のベランダが特徴

木組みの家「八王子の家」居間140620

居間のカウンター

木組みの家「八王子の家」2階140620

2階は勾配天井で広々と

 

2014年06月23日 Mon

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TVに紹介されました

フジテレビのクイズ番組「それマジ?ニッポン」6月22日19時放映で、松井事務所の木組の家が紹介されました。

写真を使いたいとのオファがあってから、時間をおかずにすぐの放映だったので、うっかりお知らせすることを忘れていましたが、どなたかご覧になりましたか?

金剛組という、1400年続く社寺建築の会社紹介の続きで、いまでも木組みの工法は造られているという流れで、松井事務所の木組の家が数枚写し出されました。

ぼんやりしていると、見逃してしまいそうな映像でしたが、放映されたのは次の映像です。お知らせできなかったので、この場でアップします。

検見川の家は、木組ならではの二階がせり出した「せがい造り」です。

大和の家は、貫の様子が良くかりますが、貫は大地震にも建物が倒壊しない優れた構法です。

井土ヶ谷に家では木と木を組む様子がわかります。骨組みが丈夫で、長い時間を生きる家になります。

高円寺の家は、準耐火建築という燃え代設計で火にも強い構造です。

木組みの家は、長い歴史をいまにつなぐ技術ですが、その優れた構法は、新しい現代住宅にも使い続けることが大切だと思います。木組は、現代住宅にもデザイン性の高い家を造ります。

今度は、木組みの家の特集番組を造ってほしいですね。

検見川の家

検見川の家

大和の家

大和の家

井土ヶ谷の家

井土ヶ谷の家

高円寺の家

高円寺の家

 

2014年06月21日 Sat

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お城の見える家が始まります

どの部屋からもお城が見える。

そんな、眺めの良い木組みの家が、長野県松本市の丘のうえで始まります。

各部屋からはもちろん、お風呂や台所、ピアノ室からも松本城が見えます。

これから生まれてくる赤ちゃんのための部屋も用意しました。

毎日お城を眺めて、気持ちの大きな子供に育ってほしいですね。

お城の見える家

お城の見える家

 

2014年06月17日 Tue

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OZONEの展示会に行ってきました

先日、新宿のOZONEに行ってきました。建築家の造った、建築模型の展示会が開かれているので見に行ってきたのです。松井事務所からも「せがい造りの家」を出品しています。

見ていて興味があったのは、最近の家づくりの傾向についてでした。何か新しい視点が見つかるかなと期待して見ましたが、特に目につく傾向も、視点もなかったかなァ・・という印象です。

よくいえば、家づくりの世界は、ある面で成熟しているのかもしれません。今回の展示のタイトル「What’s 家?」もそれを物語っているように思いました。

今は、デザイン性の高い家が当たり前になって、奇抜さを求めるのは、もう限界に来ているのではないでしょうか?むしろ、みなさん敷地や暮らしに素直につくっている感じで好感が持てました。

松井事務所は、しっかりとした骨組みの模型を展示させていただいております。本来、目新しいものを追いかけるような仕事をしていませんので、まあ、いつものように木組みの家をアピールさせていただいております。

木と木を組むことで、美しい骨を造り、冬暖かく夏涼しい腰屋根や、壁や開口部の工夫を加えて、丈夫で心地よい空間をつくる。むしろ伝統的な木組の家づくりを再発見してほしいという思いで展示に参加しました。

やはり、家づくりは、土地の気候に沿って、住まい手にとって気持ちのいい生活を造り出すことが大切だと思います。それには、まず安全な骨組みを造り、風の流れや太陽の動きを読んで、自然に逆らわずに家づくりを進めることかな、という思いを再確認した展示会です。8月5日まで開催されているので、お時間のある方は是非お立ち寄りください。

写真 1

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

2014年06月12日 Thu

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「佐倉の平屋」吉野へ材木検査に行きました

「佐倉の平屋」材木検査

構造材を一本ずつ選びます

「佐倉の平屋」の材木は、奈良県吉野の山の木です。 実際に家に使われる材木を検査するために、タケワキ住建のみなさんと一緒に、吉野に行ってきました。

「佐倉の平屋」材木検査含水率

含水率を測ります。よく乾いています

天然乾燥の無垢の木を扱う材木屋さんで、含水率を調べたり、節の様子を確認しました。 原田棟梁と篠塚大工にも同行してもらい、じっくりと材料を見極めて良い材料を選びました。

「佐倉の平屋」材木検査2

適材適所。どの材をどこに使うか決めます

見学させていただいた吉野の山は深く美しい山でした。 これから刻みがはじまり、上棟は8月中を目指しています。 この材料で「佐倉の平屋」の木組みを美しく建ちあげます。こうご期待!

「佐倉の平屋」吉野の山

樹齢の200年の杉と。美しい山の木で美しい家をつくります

2014年06月04日 Wed

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「我孫子の家2」完成内覧会のお知らせ

 

木組みの家「我孫子の家2」完成内覧会案内

千葉県我孫子市に木組の家が完成しました。

手賀沼の緑に囲まれ、南にはトウモロコシ畑が広がります。(今年はジャガイモでした)

建物を真っ直ぐ南に向け、最高の陽当たりと風通しで、自然をいっぱいに感じる家です。
国産無垢の木を大工の手で刻んだ金物に頼らない、貫と足固めの丈夫な木組の家です。
温熱性能に配慮した、夏涼しく冬温かい、燃費の良い家です。
広い庭に樹を植えや菜園をつくり、住む人も訪れる人も、健やかになる木組の家です。

建て主さまのご厚意で内覧会を行います。
皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。
心地よい空間を、ぜひご体験ください。

印刷用PDFはこちらからどうぞ。

 

「我孫子の家2」完成内覧会

開催日時:
2014年6月15日(日)
10:00~17:00
対象:家づくりをご検討の方
※一般向け見学会ですので建設業関係の方のお申込みはご遠慮ください。

お申込み先:
松井郁夫建築設計事務所
電話:03-3951-0703 メール:ok@matsui-ikuo.jp
松井郁夫建築設計事務所お問い合わせフォーム

また、今回の内覧会にご来場の方には、
近日発行の「松井郁夫建築設計事務所の小冊子」無料プレゼントにご登録いただけます。
完成作品の解説スケッチ、書き下ろしエッセイ、写真集、65ページ以上の楽しい本になりました。
ぜひ奮ってご参加ください。

松井事務所小冊子エッセイ松井事務所小冊子表紙

松井事務所小冊子写真集 松井事務所小冊子図面

2014年06月01日 Sun

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住宅は骨と皮とマシンからできている②

先日、南雄三さんとの対談は、かなり深く掘り下がった面白い議論になったと思います。

南雄三さんの指摘は、最近木造住宅の議論が、はっきりしない。そもそも日本の木の家づくりとは何か?ということでした。そこでわたしが最近5年間に行われた、伝統構法の実大実験を通して感じた所見をお話ししました。

大切なのは、伝統構法の構造の整理と定義。やってはいけないことと、自由な工夫。そして未来への展開です。話した骨子は「建築とまちづくり」に掲載いたしました。

少し専門的な内容ですが、プリントアウトして、大勢の方に読んでいただきたいと思います。掲載誌の許可を取り、ここに掲載させていただきました。どうぞお読みください。

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2014年05月29日 Thu

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ワークショップ「き」組公式サイトがリニューアルオープン

おかげさまでワークショップ「き」組は、設立して10年が経ちました。
これもひとえに皆様のご支援のたまものと深く感謝しております。

この度、「き」組公式サイトがリニューアルオープンしました。

http://kigumi.jp/

見やすく、わかりやすいサイトとなり、竣工物件の写真も増えました。
どうぞ御覧ください。

また、実例集で工事費内訳をガラス張りにしているのは、「き」組の大きな特徴です。
ネット会員登録をしていただくことで、
工事費内訳と、メンバーの詳細の閲覧、アイディアスケッチの割引も適用され、
本格的な木組みの家づくりをはじめることができます。
この機会にぜひご登録ください。

これからもワークショップ「き」組は、山と職人と住まい手をつなぎ、
日本の伝統的な民家の知恵と、現代の技術を融合した「き」組の家を
全国各地で提供してまいります。

今後共、どうぞよろしくお願いします。

 

一般社団法人ワークショップ「き」組理事一同

 木組みの家「吉祥寺の家3」内観

2014年05月28日 Wed

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トウモロコシ畑と「我孫子の家2」

木組みの家「我孫子の家2」トウモロコシ畑

トウモロコシ畑に浮かぶ木組みの家、というコンセプトの「我孫子の家2」ですが、今年はジャガイモが植えられていました(笑)
足場が外れて、外観のお披露目です。土壁風の外壁が綺麗に仕上がりました。 いよいよ完成間近です。

2014年6月15日(日)に完成内覧会を開催させていただけることになりました。
詳細は追ってお知らせいたします。お申込みは松井事務所まで。

 

2014年05月18日 Sun

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WOOD JOB

話題の映画を見てきました。林業の話ですが、恋あり笑いありでとにかく楽しめました。

いわゆる3Kといわれる山仕事を題材に、よくエンターテイメントにまとめたと思います。

原作は、三浦しをんさんのお仕事小説です。

都会の若者が、携帯の電波も届かない山奥の自然の中で、たくましく育ってゆく姿には、

これからの日本の林業に明るい日差しが差すような気がしました。本当に、いい映画でした。

この映画をきっかけに、山に入る若者が増えるといいなと思います。

ウッドジョブ

2014年05月17日 Sat

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住宅は骨と皮とマシンからできている①

表題のタイトルは、野沢正光さんの本の題名です。建物をクールに分析した客観的なフレーズだと思います。

そのフレーズを、木組みの家に置き換えて考えたことを書きたいと思います。以前から発言している、よく似た話になるかもしれませんが、そこはブレない考え方だと思ってお付き合いください。

今回は骨の話です。

最近、巨大地震が来るという番組やニュースがたびたび流れていますが、建物の骨は、まさに地震や災害に耐え抜く必要があります。

わたしたちは、阪神大震災を契機に、丈夫な構造をつくることを学びました。しかし、巨大地震に耐えるには、建物を強固にするだけでは自然の脅威に耐えられません。柔よく剛を制すの通り、力を逃がす工夫も大切です。大きな力に対して粘り強い架構をつくることです。

そこで着目したいのが、木の特性であるめり込みの強さと靭性です。さらに、継手・仕口の摩擦力と貫の復元力です。ちょっと専門用語で難しいのですが、要するに、木造建築の粘り強さは、柳に風のたとえのように、力をいなす仕組みだと考えてください。

伝統構法と呼ばれる日本家屋は、構造の世界では、まだまだ解明されていないことがあったのですが、最近5年間の実大実験で多くのことが分かりました。

一つには石の上に置いた足元フリーの建物は、大きな振動でも柱が折れないとか、貫の入った建物は、大きく変形しても倒壊には至り難い、などこれまでの常識にないことばかりです。

これまで、わたしたちのつくる家は、土台を基礎に結んで地震や風に耐えてきましたが、どうやら地面と結ばない方が免振的だということです。この事については、実験結果が証明してくれていますが、一般の方への周知はもとより、建築基準法の改正には時間がかかりそうです。

興味がある方は、防災研究所(Eディフェンス)のHPをご覧になることお勧めします。一連の映像が公開されています。

また、20日に行う南雄三さんとの対談でも、詳しくお話しできると思います。どうぞご参加ください。

伝統構法の実験 足元フリー

2014年05月09日 Fri

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「我孫子の家2」桧の浴室

木組みの家「我孫子の家2」浴室桧板

きれいな桧の無垢板の浴室です

「我孫子の家2」は、コストを抑えた小住宅ですが、浴室は桧の板張りです。

ハーフユニットといって、浴室の腰から下がユニットバスになっています。
壁や天井は、無垢の桧ですので、いつまでも桧の香りが楽しめます。
水切り良く設計してありますので、メンテナンスも楽です。
窓を開ければ風が入り、ずっと入っていたくなるお風呂になりました。
このお風呂にすると、温泉気分が味わえて、あまり旅行に行かなくなるという方も多いようです。

バルコニーも組まれ、吹抜には格子もできました。
原田棟梁の指導のもと、若き大工志の篠塚くんが、しっかり施工してくれています。タケワキ住建の力のこもった家になりそうです。
完成が楽しみですね。

木組みの家「我孫子の家2」バルコニー

篠塚くんが頑張っています

木組みの家「我孫子の家2」吹抜格子140509

吹抜に風と光を通す格子

2014年05月02日 Fri

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対談 南雄三×松井郁夫 伝統構法を語る

住宅評論家の南雄三さんと対談することになりました。今月20日18:30より 神楽坂・あゆみギャラリーです。

近頃、どうにもはっきりしない伝統構法の家づくりについて、南さんが議論をぶっつけたいということで、松井に白羽の矢が立ちました。

これまでも、伝統構法と省エネは整合するのか?などと議論を振られたことがありますが、その都度、真面目に答える松井に対して、新鮮な角度から意見を述べる南さんの語りが楽しみです。

今回も、伝統構法の定義を試みながら、歴史的な経緯の問題点を上げ「わたしたちがつくっている家は、本当に日本の家なのか?」「これからの家づくりは、いったいどこへ行くのか?」などなど・・

楽しい対談になると思います。どなたでも参加できますので、奮ってご参加ください。(参加費1000円)お申込みは、sg.baba@c-serve.co.jp 馬場まで。

対談 南雄三

対談 南雄三

2014年04月30日 Wed

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「吉祥寺の家3」家具が入りました

外構打ち合わせ中

外構打ち合わせ中

お庭の模型

庭の模型

この日は、引っ越しがお済みの「吉祥寺の家3」にお邪魔して、外構のお打ち合わせでした。

お好みの家具が置かれていて、テーブルの大きさも、照明もソファもカーテンも、この家にぴったりのものばかりでした。

照明はルイスポールセンPH5 ソファは、以前からお持ちの二人掛け。アンティークな雰囲気が素敵です。自作のラジオとアンテナも見逃せませんね。

模型を見ながら、庭木を選んで、これから外廻りの工事がはじまります。

庭が完成したら、またお住まい内覧会を予定しております。これからもよろしくお願いいたします。

居間の家具

居間の家具

木組みの家「吉祥寺の家3」家具

ぴったりの家具が入りました

2014年04月30日 Wed

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「佐倉の平屋」1:50模型をつくりました

木組みの家「佐倉の平屋」模型1

外からも室内からも屋根を綺麗にみせる工夫をします

「佐倉の平屋」の実施設計が終わり、1:50模型を作成しました。
のびのびした屋根と、おおらかで開放的な空間に、南の庭を楽しめる開口部が特徴です。

木組みの家「佐倉の平屋」模型

お子さんを元気に育てる広々した間取り

省エネ等級4の「住宅性能証明書」も取得して、1台のエアコンで全室を空調できるように設計しました。
燃費が良く、地震に強く、長寿命の木組みの家です。
現在見積中。コストを精査して、無駄のない費用で木組の家をつくります。

木組みの家「佐倉の平屋」模型2

南に大きく開いた窓に、たっぷりと軒を伸ばします

2014年04月30日 Wed

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「高円寺の家」お住まい内覧会は盛況でした

木組みの家「高円寺の家」庭木140429

庭木も春の装いで迎えてくれました

29日の「高円寺の家」お住まい内覧会は、たくさんの方にお越しいただきました。
お子さんたちがデッキを走り回っている間に、松井事務所の木組の家についての紙芝居が行われました。
また、建主さんのKさんによる自邸のご説明は、設計事務所顔負けでした……。
Kさん、ご丁寧な解説をどうもありがとうございました。

「高円寺の家」は2014年8月2日(土)に、今度はお住まい内覧会「夏」を開催します。

詳細はまた、当サイトでお知らせします。今度は夏の涼しさを体感していただければと思います。ご期待ください。

<匠>

木組みの家「高円寺の家」お住まい内覧会140429

木組の家の紙芝居をしました

2014年04月23日 Wed

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「日本の木のいえ情報ナビ」のブログに「吉祥寺の家3」が掲載されました

140423木のいえブログ

玉井編集長の「木のいえブログ」です。

「日本の木のいえ情報ナビ」の玉井編集長が、先日の「吉祥寺の家3」完成内覧会にお越しになり、内覧会の様子をブログに掲載していただきました。 真壁で柱と梁があらわしの木組の家が、すっきりとしたデザインになっていることを記事にしてくださいました。 どうぞ御覧ください。玉井さん、ありがとうございます。

【木のいえブログ】 http://kinoieb.exblog.jp/20570813/

 

「日本の木のいえ情報ナビ」は林野庁と農林水産省が国産材の家を普及を推進するために、公的な補助事業としてはじまったサイトで、木の家づくりのサイトのとしては国内最大級です。 国産材を扱う設計事務所や工務店が検索できるようになっており、わかりやすいサイトですので、ぜひ一度御覧ください。

【日本の木のいえ情報ナビ】 http://www.nihon-kinoie.jp/

ワークショップ「き」組も 参加しています。 http://www.nihon-kinoie.jp/search/card.php?oi=162#card

2014年04月23日 Wed

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「高円寺の家」お住まい内覧会【春】開催のおしらせ

木組みの家「高円寺の家」内覧会春 高円寺の家解説シート

 

「高円寺の家」が完成して1年と4ヶ月になります。

「お風呂から庭を眺めたい」という、たった一つのご要望から始まったこの家は、 たくさんの知恵と工夫にあふれた「現代木組」になりました。

冬でも明るい「屋上庭園」と、季節の移ろいと暮らす「庭」。 南側に隣家の迫る20坪の狭小地で、西窓から採光しか採れませんでした。そこで「浄土寺格子」と遮熱シートで、西日を楽しむことにしました。 部屋の湿度を安定させて、住む人の肌や体調を整える、調湿作用のある「漆喰壁」。 1台で全室を空調し、晴れた月は電気代が500円になる「床下エアコン」。 新防火地区でも無垢の木をあらわしで使える「木組の準耐火建築」。 そして、いつまでも飽きの来ない、さりげないデザイン。

国産無垢の木と漆喰でつくる、丈夫で長寿命の、快適な木組の家です。 連休前のこの機会に、木組の家を体験しに来ませんか? お住まいの様子を、建主さんから直接お話をお聞きいただける良い機会です。 また、建主さんはエッセイで日々の暮らしを綴ってくださっています。 連載「木組みの家に住んで。」は松井事務所のHPで掲載中です。

お誘い合わせの上ぜひお越しください。みなさまのご来場をお待ちています。

 

「高円寺の家」お住まい内覧会【春】

開催日時:
2014年4月29日(祝)
10:00~15:00
対象:家づくりをご検討の方
※一般向け見学会ですので建設業関係の方のお申込みはご遠慮ください。

お申込み先:
松井郁夫建築設計事務所
電話:03-3951-0703 メール:ok@matsui-ikuo.jp
松井郁夫建築設計事務所お問い合わせフォーム

また、今回の内覧会にご来場の方には、
近日発行の「松井郁夫建築設計事務所の小冊子」無料プレゼントにご登録いただけます。
完成作品の解説スケッチ、書き下ろしエッセイ、写真集、65ページ以上の楽しい本になりました。
ぜひ奮ってご参加ください。

松井事務所小冊子エッセイ松井事務所小冊子表紙

松井事務所小冊子写真集 松井事務所小冊子図面

2014年04月22日 Tue

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山が笑う・落日荘にて

「山が笑っているから見に来ないか」と誘われて、茨城県八郷の「落日荘」にお邪魔しました。わたしの敬愛する岩崎駿介さんのご自邸です。たしかに、周囲の山は笑ってました。「わっはっは」というくらいに笑っていました。

落日荘に着くなりすぐに宴会となって、いろいろな話をしました。まずは、現在の社会問題について。原発事故のこと、カミさんが活動している福島の子供キャンプのこと、わたしの仕事のこと、などなど。

さまざまな話題の中で、物の本質について、話が及んだときに「人は真実から顔をそむけるんだよ」といわれてハッとしました。実直に真実に向き合うことが、正義だと思って活動してきたつもりですが、そのたびに苦慮してきました。そのことを指摘された気がしました。不特定多数の人々の共感を得ることの難しさです。

2度の国政選挙で、田中角栄氏と戦った岩崎さんの生の声は重いです。常々、選挙の結果は一ミリの違いもなく国民の民意だとおっしゃっていましたが、そのことがジワリとわたしの胸に浸みこんできています。

家づくりを通して、共存共栄の社会を築きたいと望む、一人の実務者の夢の裏付けが足りないのでしょうか。これからの日本の家づくりの行方は、平たんではないということでしょうか。

とはいえ、日本の伝統を大切にしたいと望む「き」組の仲間たちと、信じることのできる方法で木組の家づくりを進め、普及に努めたいと思います。省エネ計算対応や金物の使用強要など、伝統構法の置かれている現状は、冬のように厳しいかもしれませんが、常に新しい技術と融合させ、経験を積んだ技能を駆使して、進化する木組みで乗り切りたいと思います。春になると「山が笑う」ように、新鮮な気持ちで進みたいと思います。

山が笑う

山が笑う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岩崎邸

岩崎邸

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岩崎邸 居間

岩崎邸 居間

 

2014年04月18日 Fri

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落日荘のこと

デザインで何ができるのかを考えあぐねていた、まだ学生の頃、横浜のまちづくりを知った。

そこには、市庁舎前の広場や、商店街の街路の楽しく歩ける都市デザインがあった。ヨーロッパ旅行から帰って、日本の街はつまらないと思っていた時期で、横浜のまちづくりは新鮮に驚いた。 都市デザインという仕事にあこがれて、いつか自分も街づくりをデザインしたいと思った。

当時、横浜の都市デザイン室の室長は岩崎駿介さんであった。そのデザイン力と理念にあこがれた。 「都市住宅」という雑誌に連載していた岩崎さんのエッセイ「クロスオーバー」は今も大事にとってある。自分の進む方向を決めた人だ。

明日は、岩崎さんが奥さんの美佐子さんと一緒に自力建設した「落日荘」を訪ねる。もう何度目の訪問だろう。自力建設のお手伝いに始まって、僕の悩みを聞いてもらうまでになったいま、仕事のこと、人生のこと、現在の社会のこと・・・話したいことは山積みだ。

長く開発国の援助に尽力した経験を持つ、岩崎さんの言葉は重い。うわべのデザインの話では済まない叱咤を受けることも、しばしばだ。 明日もまた、いま悩んでいる伝統構法のグローバル化を、どう乗り切るのかということと、ローカルな仕組みの継続について、聞いてもらおうと思う。

日が暮れる直前の落日が美しい岩崎邸の建設は、まだまだ続く。建設のお手伝いにかこつけて、千年生きると豪語する岩崎さんのエネルギーを時々浴びに行く。

2014年04月16日 Wed

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RCでも無垢の木のリノベーション

かつて進学塾であった、3階建てのコンクリートの建物を住宅として改装しています。もとは教室であったので、間仕切りをとれば、広々としたワンルームの住まいとなります。

二階には、リビング・ダイニングと座敷につながる水廻りを配置しました。一階は、個室と和室をつくります。玄関は、ガラスのドアを木製の引き戸に変えて、建物全体は、和の住まいを目指します。

まずは、二階が出来上がり、仮の引っ越しを済ませました。まるで戸建に住んでいるような、その暮らしを少しだけご紹介します。

外部に面する壁には、全てウレタンを吹き付け、断熱性能を上げました。天井や床は、杉の無垢材です。壁は、吸放湿性の高い壁紙です。家具も入って、暮らしやすくなりました。

これから一階の改修工事にかかります。コンクリートの建物も、内装を無垢の木の変えて、自然素材に囲まれた木の家の快適さを満喫できる、暮らしができます。

無垢の木の内装

無垢の木の内装

2014年04月14日 Mon

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フツーの家

先週土曜日に「吉祥寺の家3」の内覧会を終えた。多くの方に来ていただいて、木組みの家を体感していただき、様々な感想を聞かせていただいた。

「木の香りが素敵!」「明るくて暖かい」「落ち着く」などなど、中には「帰りたくないね」とおっしゃる方もいて、うれしかった。大きな木の窓と格子の細長い家は、一日中、和やかな雰囲気に包まれた。

わたしのつくる家が、みなさんに評価される点は、どなたにもスーとなじんでいただけることかもしれない。どこを凝って創ったとか、ここが目玉ですということはない。どちらかというと作品性とか作家性を排除した、フツーの家を目指している。

おそらく、みなさん家に帰ると、雰囲気は良かったけど、どこがどうだったかな?と思われるかもしれない。もし、そう思っていただけたなら、それはわたしのつくる家がうまくいったのだと思う。

写真にすると狙った構図が決まるとか?この場所が一番だとか。そんな家づくりは、長く住むうちに飽きてくると思う。つくり込まずに、どんな生活も受け入れるような家。住む人の感性がイキイキと感じる家がいいと思っている。

設計者としては欲がないのかもしれないが、長い間生きてきた古民家を見ると、その佇まいや創り方に感銘を受ける。無名の職人による質の高い造形がある。できれば、わたしもその当たり前なフツーをつくるために、技能の修練をめざしたい。

内覧会の後、「ブラインドが付きました。」と建て主さんが写真を送ってくださった。それはそれは、家の雰囲気に馴染んだ、おあつらえのロールブラインドで、何気なく自然な感じに建て主さんのセンスが光っている。

引っ越されると、建て主さんの選ばれたテーブルや照明がセットされることになっているが、室内はどんなインテリアもしっくりとなじみ、居心地の良い家でありたいと思う。この後は、庭づくりが始まるが、この家の持っているフツーの感じが出せるような雑木林のような木を植えたいと思う。

 

2014年04月13日 Sun

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「吉祥寺の家3」完成内覧会は大盛況でした

木組みの家「吉祥寺の家3」格子をから灯りが漏れる夜景

格子から灯りが漏れる夜景

 

 

木組みの家「吉祥寺の家3」完成内覧会140412_

たくさんの方にご覧いただきました

「吉祥寺の家3」完成内覧会は、多くの方に御来場いただき、大盛況でした。

一間幅の木製の窓、茶室のしつらえ、木漏れ日格子は、みなさんに喜んでいただきました。

内覧会開催中に、茶室の照明の配線付け根部分に、真鍮のキャップが取り付けられました。

友人の彫金家 藤平朱美さんにお願いしてつくってもらいました。これで茶室の風格が上がった気がします。

竣工おめでとうございます。
これから外構と庭の工事に入ります。
武蔵野らしい庭にしたいと思います。

木組みの家「吉祥寺の家3」真鍮の照明キャップ

この茶室の照明のためにつくってもらった金具。一点ものです

木組みの家「吉祥寺の家3」真鍮取り付け後

配線の付け根に金具を設置。風格が上がりました

木組みの家「吉祥寺の家3」二階夜

夜は間接照明で、屋根野地板を照らします

2014年04月12日 Sat

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「登戸の家」完成内覧会のご案内

 

 木組みの家「登戸の家」完成内覧会案内

川崎市登戸に木組の二世帯住宅が完成しました。

2階をせり出した「せがいづくり」と、無駄のないデザインで、8畳の居室を3室設けました。21坪の狭い敷地を逆手にとって、広くつかえる小さな家です。良質の無垢の国産材をふんだんにつかった金物を使わない木組で、すっきりとした空間に仕上げました。

前面道路の騒音対策として、断熱材には防音効果のある「セルロースファイバー」を採用しました。
無垢の桧+杉と漆喰でつくる、現代木組です。

狭い敷地の小さな家でも、広く使える間取りの工夫を、ぜひご体感ください。

 

「登戸の家」完成内覧会

開催日時:
2014年5月25日(日)
10:00~15:00
対象:家づくりをご検討の方
※一般向け見学会ですので建設業関係の方のお申込みはご遠慮ください。

お申込み先:
松井郁夫建築設計事務所
電話:03-3951-0703 メール:ok@matsui-ikuo.jp
松井郁夫建築設計事務所お問い合わせフォーム

印刷用PDFはこちら

また、今回の内覧会にご来場の方には、
近日発行の「松井郁夫建築設計事務所の小冊子」無料プレゼントにご登録いただけます。
完成作品の解説スケッチ、書き下ろしエッセイ、写真集、65ページ以上の楽しい本になりました。
ぜひ奮ってご参加ください。

松井事務所小冊子エッセイ松井事務所小冊子表紙

松井事務所小冊子写真集 松井事務所小冊子図面

2014年04月11日 Fri

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古民家の再発見

千葉県佐倉市の旧市街地で、新築の住宅建設が始まるので、何度か敷地に足を運んだ。

久しぶりに、鏑木小路に保存公開されている武家屋敷を訪ねた。25年間に千葉大学の大河直身先生と田中文男棟梁に連れられて、文化財保存のお手伝いで実測調査をさせていただいた建物である。

佐倉は昔城下町で、起伏の多い通りには、いまも古い民家や武家屋敷が残っている。江戸時代の町人や武士になった気持ちで市内を歩くと、丘に続く小道や高低のある坂道の眺めには、城下の名残を強く感じる。

お手伝いさせていただいた武家屋敷は、但馬家と河原家である。武家屋敷といっても茅葺の屋根である。細い小路は両側に土手が盛り上がっており、屋敷林が続いている。馬で通ると、ちょうど良い高さに生垣ができているという。この通りには茅屋根が良く似合う。

調査は泊りがけで、古い建物の柱の痕跡を調べ、復元工事のために一本一本の記録を採ることだった。まるで探偵のように柱の傷を観察して、元の間取りを復元する作業は、シャーロックホームズのような推理の連続であった。

但馬家では、痕跡から、床の間の位置が、90度変わった。屋根裏に潜って、本来の床の間の向きが判明したのである。さらに、河原家では、建物の向きも大きく変わって、横向きに配置された。民家の持つ構造の可変性と融通無碍さに驚いたことを覚えている。

田中文男棟梁と大川直身先生の深夜に及ぶ論争の激しさも忘れられない。この調査に参加させていただいて、たくさんのことを教えていただいた。

古民家にはまだまだ私たちの知らない、多くのことが隠れていると思う。民家は、あまりにも身近すぎてよく見ていないことがあると思う。今回の新築の建物には、佐倉の歴史的な建物の思いを込めて、過去と未来をつなぐ現代の住まいとして設計させていただいた。

2014年04月07日 Mon

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「吉祥寺の家3」木漏れ日格子と木の窓

木組みの家「吉祥寺の家3」木漏れ日格子140107

南向きの大きな木の掃き出し窓です

「吉祥寺の家3」に木の窓が入りました。
春の日差しが、格子を通して木漏れ日になります。

完成まであと少しです。

庭づくりはこれからですが、出来たばかりで内覧会をさせていただくことになりました。

木組みの家「吉祥寺の家3」木漏れ日格子外観

木漏れ日格子と、一間の木の窓です

木組みの家「吉祥寺の家3」居間140409

明るい居間と食堂

木組みの家「吉祥寺の家3」茶室140409

竿縁天井の茶室もできました

4/12(土)完成内覧会は、まだまだ募集中です。

松井郁夫建築設計事務所では、手の届く価格で、質の高い木組みの家を提供しております。
快適で、美しい無垢の木と漆喰の木組の家を、御覧になりませんか?
みなさまのお越しをお待ちしております。

お申し込みは、松井事務所まで。

2014年04月04日 Fri

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11期を迎えた「木組のデザインゼミナール」

わたしたちが、いまつくっている木造住宅は、本当に日本の家といえるのか?世界に誇る大工職人の技術と技能を持ちながら、伝統的な日本の住まいをつくってきて来たのか?

阪神大震災を契機に、日本の木の家とは何かを考え、実践してきた仲間と始めた講座が11期を迎えた。

実務者のための伝統的な木造住宅の技術と技能を習得する「木組のデザインゼミナール」である。これまでに147名の修了生が、現場で活躍している。

講座の目的は、伝統構法の木組の家づくりの技術を身につけていただくことにある。

残念ながら、現在の日本の建築教育は、大工技術や民家の流れを組んではいない。明治以来、日本の大学では、本格的な木の家づくりを教えているところが少ないのが事実である。

設計者の多くは、社会に出て現場に立って初めて、木造建築を知ることになる。しかし、大工には大工の言葉があり、現場では学校で教わる知識では分からないことが多いのも事実である。

そこで、西洋建築の教育を受けた設計者から伝統木造の苦手意識をなくし、難しいとされている大工言葉を知り、職人と会話のできる設計者を育成することが必要と考えたのである。

「木組ゼミ」では、伝統的な木組の習得を、各自が設計した住宅の木組の模型(1/50)をつくりながら、木拾いから木の特性、間取りのつくり方や木材の規格寸法の理解、地盤から基礎、柱・梁・小屋組、耐震の工夫まで、木造の基本を体得できるようなプログラム構成となっている。

教科書は、木造住宅「私家版」仕様書(松井郁夫・小林一元・宮越喜彦:共著 エクスナレッジ)を使い、著者3人がマンツーマンで実践力が付くまで教える。

このゼミでは、木組の習得だけが最終目標ではなく、日本の町並みを美しくしたいとの想いを込めて、美術教育(デッサン・色彩構成・立体構成)も行っている。美しいプロポーションや色彩、立体構成力を学ぶ講座である。

さらに、実践的なカリキュラムとして、省エネ法の改正に向けて「温熱計算の実習」や、伝統構法に適した動的構造解析の「限界耐力計算の実習」などの講座もそろえている。明日からでも使える講座である。

受講生の顔ぶれは、大工棟梁や若い職人さん、設計事務所の主催者や駆け出しの所員、専門学校の先生、学生まで様々であるが、みなさん熱心に一カ月一度の講座に通ってこられる。この講座を修了して、すぐに木組の家に取り組む実務者も多く、修了生がそのままワークショップ「き」組の会員として活動する機会もある。

本講座は、即、実践力の付くゼミとして、志ある実務者にはオススメの講座である。残り3名の余席があるので、お申し込みはお早めに。

2014年04月04日 Fri

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【残り3名】2014年度木組のデザインゼミナール受講生

2014「木組のデザイン」ゼミナール募集 2014「木組のデザイン」ゼミナールスケジュール

全国から受講生が集まる人気の講座「木組のデザイン」ゼミナールが今年も開催されます。

伝統的な木組の家づくりを基本から学び、実践力を身つける講座です。
美しいデザインができるようになる、表現力を身につける美術講座があります。
温熱性能を向上させる講座は、計算ソフトを使って省エネ効果を確かめます。

ゼミ修了後に、実際に木組みの家づくりを実践する方が、毎年増えています。
また修了生は、全国の木組の実践者でつくるワークショップ「き」組の入会資格を得られます。

募集要領は以下からどうぞ。 全国のみなさまのご参加を、まだまだ募集しております。

 

申込用紙・募集要項はこちら

2014年度 第11期「木組のデザインゼミナール」受講生を募集します 丈夫で快適な、燃費の良い木組の家づくりを身につけたい、全国の実務者の方に

いま、日本の家づくりは大きな節目を迎えています。戦後69年つづいた簡便な在来軸組住宅の時代から、丈夫で長寿命の架構を持つ省エネルギー住宅へ変わろうとしています。 そこで見直されてくるのが、日本の気候風土に合った伝統の木組です。

本講座では、伝統構法による日本の家づくりを、職人がこれまで培ってきた木を組む技術に学び、さらに美しい日本の風景を取り戻すために美術の習得を目指します。 昨年大好評でした岐阜森林文化アカデミー講師・辻充孝先生による、木組の家の温熱環境と改正省エネ法への対応が身につく講座に加え、 伝統構法の耐震設計を適切に行うための「限界耐力設計法」講座を用意しました。

架構を知りつくした「き」組による、丈夫で、快適で、燃費の良い木組の家づくりを身につけませんか?

対象は、木組の家づくりを学びたい設計者および施工者です。 本講座の特色は、美しいデザインと耐震的な構造のバランスの取れた木組を学べる点にあります。 美術大学出身のメンバーが「美術講座」を、国土交通省による伝統構法の見直し委員会に参画する「木造住宅【私家版】仕様書」執筆メンバーが「木組講座」を指導します。 美術と技術の二方向から美しい木組の架構と温熱環境の構築の手法を学びます。 知識だけでなく、実際に手を動かしてデッサンや軸組模型をつくることで、しっかりと実践力を身に着けることができます。

ワークショップ「き」組の家づくりが「平成20年度 長期優良住宅先導的モデル事業」の採択を受けたことを契機に、全コースとも「長期優良住宅」に対応するプログラム構成となっています。 講座は「入門コース」と「上級コース」と「実践コース」の3講座制です。 実際の建物の架構を実践するコースも、サポート体制として用意しました。受講生による実践事例も増えています。

わたしたちは、伝統的な大工技術と国土保全につながる木材の循環の仕組みから、省エネルギーにつながる日本の家づくりを考えます。 日本の優れた木組の仕組みを、みなさんと共に未来へつなげていきたいと思います。 全国の皆様のご参加をお待ちしております。

ワークショップ「き」組 代表理事 松井郁夫

 

 

 

◆2014年度 「木組のデザイン」ゼミナール受講生募集要項

申込用紙・募集要項PDF

 

■ 入門コース: 美術講座と木組の理念 ■ 上級コース: 私家版メンバーによる木組講座 ■ 実践コース: 温熱講座、限界耐力設計法講座、3Dモデル作成講座。より実践的な木組講座

■ 開講日:4月~8月、9月~1月 基本的に月1回 (入門・上級コースは日曜日、実践コースは土曜日)

■ 時間:10:00~17:00 全5回(詳細は別紙スケジュールを参照) 一泊研修(植林ツアーまたは伐採ツアー、自力建設補助+スケッチ旅行:費用別途) 詳細後日

■ 費用:入門コース・上級コース 受講料8万円(1講座1万6千円×5回)+入学金1万5千円(お申込み時) 実践コース 受講料5万円

■ 場所:一般社団法人ワークショップ「き」組事務局内(東京都中野区江原町1-46-12-102) ※受講生多数の場合は会場を変更することがありますのであらかじめご了承ください。

■ 講師: 美術講座:松井郁夫、松井奈穂、松井匠 木組講座:現場講座:私家版研究会メンバー・松井郁夫、宮越喜彦、小林一元 温熱講座:辻充孝(岐阜森林文化アカデミー講師) 限界耐力設計法講座:水津民生(アンデン東京) 3Dモデル作成講座:高野量平(高野量平アトリエ一級建築士事務所)

■ 講座内容

100613nyuumonj 美術講座 「美術を身につける」 家づくりにかかわる基礎的な美術の実技を行い、プロポーションや色彩感覚を養う。 デザインの基本となるスケッチや色面構成、立体造形を学ぶ。

130116mokei

木組講座 「木組を学ぶ」 初めて木の家を学ぶ人や改めて木組の家を学びたい人のための、実習。 木組の家づくりにかかわる、実施構造図から模型までの木組を学ぶ。 私家版研究会メンバーによる課題と講評。

「木組のデザイン」ゼミナール樫原健一

実践講座 「温熱講座」   省エネルギー法改正に基づく温熱対応の手法を学ぶ。 「限界耐力設計法講座」   木の特性を活かした構造解析で、木組の家を適切に設計する。 「3Dモデル作成講座」 はじめての人のための3Dモデル講座。日影のシュミレーションを行う。

実際に計画中の建物を私家版メンバーが添削する「スペシャルプログラム」(別途料金)も用意しました。 今すぐ建てる家を、木組でつくりたいとお考えの実務者にオススメです。

11年目を迎え、大好評の温熱講座と、限界耐力設計法講座が加わったことで、これまでで最も充実した内容となっています。 全国から奮ってのご参加をお待ちしております。

■ 申し込み: 所定の申し込み用紙に必要事項を 手書きで 記入の上、下記に郵送する。 〒165-0023 東京都中野区江原町1-46-12-203 一般社団法人ワークショップ「き」組事務局 「木組のデザイン」ゼミナール 係

■ 問い合わせ: 一般社団法人ワークショップ「き」組事務局 (松井郁夫建築設計事務所内) TEL 03-3951-0703  FAX 03-5996-1370  E-MAIL info@kigumi.jp

2014年04月04日 Fri

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「吉祥寺の家3」完成内覧会受付中「解説シート」付き

木組みの家「吉祥寺の家3」完成内覧会

140404木組みの家「吉祥寺の家3」解説シート

 

「吉祥寺の家3」完成内覧会は、参加者をまだまだ募集中です。手描きスケッチの解説シートもできました。当日ご来場の方々にお配りします。

国産・無垢の木と漆喰でつくる金物に頼らない、伝統構法の木組の家です。 

2階の格子から吹抜を通して木漏れ日がゆらぎます。
南面の大きな木製建具に、繊細な趣の茶室も見所です。
エアコン1台で、ほぼ全室を冷暖房する省エネルギーの工夫も施しました。
架構も外皮も満足する木組の家は、これからの日本の家です。
みなさま、お誘い合わせの上お運びください。
ご来場を、心よりお待ち申し上げております。

 

木漏れ日のある家「吉祥寺の家3」完成内覧会

開催日時:
2014年4月12日(土)
10:00~16:00
対象:家づくりをご検討の方
※一般向け見学会ですので建設業関係の方のお申込みはご遠慮ください。

お申込み先:
松井郁夫建築設計事務所
電話:03-3951-0703 メール:ok@matsui-ikuo.jp
松井郁夫建築設計事務所お問い合わせフォーム

印刷用PDFはこちらからどうぞ。

また、今回の内覧会にご来場の方には、
近日発行の「松井郁夫建築設計事務所の小冊子」無料プレゼントにご登録いただけます。
完成作品の解説スケッチ、書き下ろしエッセイ、写真集、65ページ以上の楽しい本になりました。
ぜひ奮ってご参加ください。

松井事務所小冊子エッセイ松井事務所小冊子表紙

松井事務所小冊子写真集 松井事務所小冊子図面

2014年04月02日 Wed

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「吉祥寺の家3」完成内覧会のお知らせ

木組みの家「吉祥寺の家3」完成内覧会

「木漏れ日のある木組の家」が吉祥寺の住宅街に完成いたしました。
国産・無垢の木と漆喰でつくる金物に頼らない、伝統構法の木組の家です。
2階の格子から吹抜を通して木漏れ日がゆらぎます。
南面の大きな木製建具に、繊細な趣の茶室も見所です。
エアコン1台で、ほぼ全室を冷暖房する省エネルギーの工夫も施しました。
架構も外皮も満足する木組の家は、これからの日本の家です。
みなさま、お誘い合わせの上お運びください。
ご来場を、心よりお待ち申し上げております。

 

木漏れ日のある家「吉祥寺の家3」完成内覧会

開催日時:
2014年4月12日(土)
10:00~16:00
対象:家づくりをご検討の方
※一般向け見学会ですので建設業関係の方のお申込みはご遠慮ください。

お申込み先:
松井郁夫建築設計事務所
電話:03-3951-0703 メール:ok@matsui-ikuo.jp
松井郁夫建築設計事務所お問い合わせフォーム

印刷用PDFはこちらからどうぞ。

また、今回の内覧会にご来場の方には、
近日発行の「松井郁夫建築設計事務所の小冊子」無料プレゼントにご登録いただけます。
完成作品の解説スケッチ、書き下ろしエッセイ、写真集、65ページ以上の楽しい本になりました。
ぜひ奮ってご参加ください。

松井事務所小冊子エッセイ松井事務所小冊子表紙

松井事務所小冊子写真集 松井事務所小冊子図面

2014年03月27日 Thu

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内閣官房地域活性化統合事務局「地域活性化伝導師」に登録されました

地域活性化伝導師について 内閣官房地域活性化統合事務局・内閣府地域活性化推進室による、26年度「地域活性化伝導師」の更新が行われ、今年も引き続き「地域活性化伝導師」として登録されました。

「地域活性化伝道師」派遣制度とは、地域における活性化の取組を具体的・実質的なものへ後押しするため、省庁等が連携し、職員が積極的に地域に出向くとともに、専門家(地域活性化伝道師)を積極的に派遣するものです。

 

 

松井は「地域産業・イノベーション・農商工連携」という分野の専門家として登録されています。

■「地域活性化伝道師について」内閣官房地域活性化統合事務局 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/siryou/pdf/about_dendoshi.pdf

■首相官邸HP「地域産業・イノベーション・農商工連携」
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/genki/090707/sangyou.html

2014年03月20日 Thu

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「佐倉の平屋」が始まります

木組みの家「佐倉の平屋」模型1:100 木組みの家「佐倉の平屋」模型1:100俯瞰

「佐倉の平屋」がはじまります。

城下町として栄え、武家屋敷の残る佐倉の町に、木組みの平屋が建ちます。

若いご夫婦と小さなお子さん2人がお住まいになります。
庭を楽しみ、冬はいつでも陽だまりができる、明るくて大らかな家です。
省エネ等級4も取得予定です。エアコン1台で全室を空調する工夫を採用しました。
現在実施設計中です。ご期待ください。

2014年03月17日 Mon

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公開フォラム・伝統的木造住宅と省エネルギー

先日の日曜に、伝統的木造住宅と省エネルギーというテーマで、公開フォラムが開かれた。建築士会、建築学会、木の建築フォラムなど5団体の主催による公開討論会は、参加者370名という満員御礼の盛会であった。

多くの実務者が参加した、今回の公開フォラムの契機となったのは、2020年に義務化される省エネルギー法によって、伝統的な木造住宅の建設に支障をきたすのではないか、という危惧からである。

本来、日本の家の壁は真壁という柱や梁の見える構造である。真壁は、土でできているうえに薄いことが特徴である。

真壁に、今回の省エネルギー法の性能を満たす断熱材を、挿入ことができるのか。もしくは、断熱材を挿入するために外壁を厚くするによって、日本の家らしさが失われるのではないか。ということが参加者の関心事であった。

エネルギー問題は、世界の要求であり、地球環境保全の手段として待ったなしの重要事項である。いまや、低炭素化社会を目指す省エネルギーは、建築界にに限らずモノづくりの関係者の目標でもある。

伝統木造とはいえこの事態を避けることはできない。この機会に伝統木造が特別扱いを受けることは、かえって衰退につながる。むしろ、伝統は常に新しい時代を包括しながら、前に進むべきであろう。

わたしも、伝統的な木組みの家を実践しながら、外皮の性能を上げることは可能だと考え、日々の設計でも努力をしている。常に、伝統は進化すべきと考える一人である。

しかしながら、内外真壁ができなくなると困る建物もあると思う。茶室や数寄屋建築である。ここでは土壁の熱伝導率が良いことが熱を逃がすことにつながり、問題となるのだが、蓄熱性能や吸放湿性能は高い。とはいえ数値に現れる熱量としては低い。

また、外皮計算は気密を前提としているために、真壁の実現性が薄れると思う。さらに、自然素材の採用が伝統的な木造住宅の重要な要素であるとすると、呼吸する素材が主体であり、ますます気密は不可能になる。

ここで、壁の性能を高める新しい自然素材による製品の開発ということも考えられるが、あと6年というタイムスケジュールの中でどれほどの期待ができるであろうか?

今回の省エネルギー法改正の性急な義務化には疑問が残るし、性能のハードルの高さにも疑問が残る。特別扱いはないにしても、伝統素材や構法に根差した制度であって、はじめて実現性も出てくる。

このままの工程と性能規定では、外皮性能確保のために大切な構造がないがしろにされる恐れがある。真壁づくりの日本の家が、外皮のために丈夫な木組みが骨抜きにされ、災害に弱くなっては困るのである。

ここからが知恵の絞りどころである。骨と皮を両立させながら伝統がさらに進化するために努力を続けたい。むしろ、この機会をとらえて、未来につなぐ伝統構法の再構築を実践したい。

 

2014年03月11日 Tue

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3.11に本格的な復興を願う

東日本大震災からの3年が、長く感じる。多くの命を奪った津波も憎いが、原発事故は余計だった。

ふるさとを奪われた人たちの気持ちを思うと、本当につらい。震災後すぐに、何とかしたい気持から、復興のために高齢者共同住宅の設計をお手伝いしたが、入札不調に終わった。

一年間の設計期間のうちに現地の工事費の高騰で、金額の折り合いがつかなかった。その当時も、多くの(400件)入札が不調に終わったと聞いていたが、わたしたちの設計もその一つとなった。折り合いのつかない見積書を前に、復興は善意だけでは気持ちが届かないことが分かった。

最近の報道で、今も不調工事が多いことを知って、怒りを感じる。被災した人々や町から、利益を得ようとする行為は、建設に携わるものとして恥ずかしい。建設業界の体質がおかしいと思う。国の施策として、対処できないのか?そのような行為を許していいものなのだろうか?

善意の寄付金や税金の使い道は、そのような業者にわたることのないように、被災地の地元はもとより全ての人々に納得できるような制度が必要なのではないか。

このままでは、高台にできる新しい町が、かつてのような東北独特の重厚な町並みが再現できるとは思えない。東北各地で、復興に努力されている関係者の皆さんに敬意を表しながらも、本来の家づくりや景観づくりの実践を、官民の双方にお願いしたい。

 

 

2014年03月10日 Mon

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「吉祥寺の家3」木漏れ日をつくる格子

木組みの家「吉祥寺の家3」木漏れ日をつくる格子

外壁の左官も終わりました

2階に格子がつきました。「吉祥寺の家3」の大きな見どころのひとつです。 ランダムに並んだ格子が、室内に木漏れ日をつくります。 この後、木製サッシが入り、いよいよ完成です。

完成内覧会を4/12(土)10:00-15:00に開催させていただける運びとなりました。
本日より受付を開始致します。お問い合わせフォームからお申込み下さい。
詳細なご案内は、当HPにて追ってお知らせ致します。
みなさまのお越しをお待ちしております。

 

木組みの家「吉祥寺の家3」木漏れ日をつくる格子

ランダム格子が木漏れ日をつくります

2014年02月12日 Wed

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「我孫子の家2」破風板の眉

木組みの家「我孫子の家2」破風板の眉

ケラバに張る板を「破風板」といいます

木組みの家「我孫子の家2」眉

上に向かって鋭角に欠き込んだ丁寧な仕事です

「我孫子の家2」は大工工事が着々と進んでいます。

写真は下屋の破風板です。 破風板には、雨風から建物を守る大事な役割があります。

よくみると下部に線が掘り込んであり、これを「眉欠き」といいます。 水切りを良くするためと、板自体を軽くみせるための細工です。

原田棟梁はこの「眉」を鋭角に欠き込んでいます。 そちらのほうが水がよく切れるからですが、これには特殊な刃物が必要で、じつに丁寧な仕事です。

日本の民家は、こうした工夫が随所に施されていました。
木組みの家はこうした技術を伝承していきます。

2014年02月08日 Sat

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【延期のお知らせ】「八王子の家」構造見学会

平素は格段のご支援ご厚情を賜り、厚くお礼申し上げます。
本日2014年2月8日に開催が予定されておりました「八王子の家」構造見学会は、大雪のため延期となりました。

お申込みの方々にはご迷惑をおかけしまして申し訳ございません。
延期後の開催日時は改めて告知させていただきます。

一般社団法人ワークショップ「き」組事務局
松井郁夫建築設計事務所

2014年02月02日 Sun

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「大きなバルコニーの小さな家」構造見学会のお知らせ

 

八王子の家構造見学会PDF用

東京都八王子に木組の家が上棟します。若いご夫婦の小さな家です。
奥様が材木のプレカットオペレーターを経験されていましたが、建てるならやはり手仕事がいいと、木組の家の建設に辿り着かれました。

構造材は天然乾燥の無垢の杉と桧です。木材の故郷である天竜の山を見に行きました。

その材料を若き大工の村井くんが棟梁の指導の下で墨付けと刻みを行いました。日本の優れた大工技術が、受け継がれていきます。

また、八王子市は都心よりも寒い地域なので、通常の断熱材に加えて、吸放湿性のある自然素材系断熱材をプラスして採用しました。エアコン1台で全部屋を空調できる工夫があります。

南側の大きな建物からの日影を3Dシュミレーションし、日射を確保するために吹抜をもうけました。東側には、駐車スペースを兼ねた大きなバルコニーを設置しました。明るくて、健やかな家です。

ワークショップ「き」組では、骨(構造)と皮(外皮性能)の両方を充実させながら、若い世代にも手の届く価格で、無垢の木と漆喰でつくる木組の家を提供しています。

構造見学会は骨組のみえる貴重な機会です。
丈夫で美しい木組の家を御覧になりませんか?皆様のお越しをお待ちしております。

2014年02月01日 Sat

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「我孫子の家2」見学会は盛況でした

木組みの家「我孫子の家2」構造見学会140127abiko2木組みの家「我孫子の家2」構造見学会外観

先日行われた「我孫子の家2」構造見学会は、近所の方から西東京の方まで、たくさんの方がご来場になりました。

みなさん「木の香りがよい」「床面積よりもずっと広く感じる」とおっしゃっており、 天然乾燥の無垢材の良さと、コンパクトな家でも広く感じさせる空間づくりを感じていただけたと思います。
ご来場いただいたみなさまに改めて御礼申し上げます。

2014年01月21日 Tue

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「我孫子の家2」が上棟しました

木組みの家「我孫子の家2」建方6「我孫子の家2」が上棟しました。

朝八時に曇り空の下で始まった建方は、昼には日が差して、絶好の上棟日和となりました。 建主さん御一家も朝から、大工さんたちの勇姿を御覧になっていました。

 

木組みの家「我孫子の家2」建方5 柱が一本ずつ立っていき、貫、足固め、梁が入っていきます。 原田棟梁のしっかりした刻みで、ギシギシと音をたてて気が組まれていきました。

大工育成塾出身の27歳大工篠塚くんが、2階と小屋組をすべて刻みました。 一番に梁の上に登り、かけやで叩いて組んでいきます。

伝統の大工技術が受け継がれる瞬間です。 木組みの家「我孫子の家2」建方 木組みの家「我孫子の家2」建方2

夕方の17時、見事上棟しました。
日没直前に屋根の垂木がかかり、家の形ができました。

通し柱を斜めに倒しながら、ほぞ穴に梁を入れていく様子を見て、ハラハラしていた建主さんでしたが、 貫が入り、2階が出来てくると「この家は倒れない」と確信されたそうです。

上棟おめでとうございます!

1月26日(日)の構造見学会へのお申込みを受付中です。木組みの家の丈夫な架構を見に来ませんか?皆様のご参加をお待ちしております。木組みの家「我孫子の家2」建方4 木組みの家「我孫子の家2」建方3

2014年01月17日 Fri

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19年前の今日を忘れない

阪神淡路大震災から、今日で19年がたちました。

震度7の激震により6,434人の方がなくなり、そのうち建物や家具の下敷きでなくなった人が8割。約5000人が建物が原因でなくなったのです。

木造家屋の多くが、一階が崩壊し、二階が道路に投げだされるように倒れました。地震国である日本の住宅は、本来地震に強い建物ではなかったのか?

わたしたち木造建築にかかわる実務者は、この日からあらためて地震に強い家とは何かを模索し始めたのです。

当時の新聞には、「プレファブは残った」と書かれて、大工さんがつくる在来工法の家が地震に弱いかのような風評が流れ、長く仕事に苦しむことになりました。さらに、縦揺れに対する備えとして、引き抜きに耐えるホールダウン金物が必要となり、木造とはいえ多くの金物で固める工法が主流となりました。

しかし、13年後の2008年から行われた、国土交通省による伝統木造の実大実験で、伝統的な木造住宅が、神戸の地震波に耐え、粘り強く地震に耐えることが実証されました。2011年からは、石場置きといわれる足元フリーの建物が実大実験により被害がほとんどないことも確かめることができました。

2000年の法改正では、木の特性を生かした「めり込み」と「摩擦」により力地震力を減衰する建物の構造解析が認められ、新たな一歩が築かれました。「限界耐力設計法」という手法です。

ようやく、日本の民家が受け継いできた、地震に対する知恵と工夫が見直されつつあります。いわゆる伝統構法と、在来工法との違いも明らかになりました。明治以来、わたしたちがつくってきた木造建物が本当は日本の伝統に基づいていなかったことも分かりました。日本の伝統的な構法は、明治で進化を止めたのです。

松井事務所では、日本の民家の知恵である「木組の家」を造り続けています。木のめり込みを生かした「貫」をどの建物にも実践し、柱の足元が大きな揺れで、滑りが生じてもバラけないように「足固め」も必ず実践しています。

首都圏でも、巨大地震が来る可能性が高いことが話題になっていますが、わたしたちは阪神大震災に学んだ、大きな地震で建物が変形しても倒れない、命を守る家を造ります。さらに伝統を未来につなぐよう進化を計りたいと思います。

19年前の今日を忘れないためにも。

 

 

貫は命を守る日本の民家の知恵

貫は命を守る日本の民家の知恵

 

2014年01月15日 Wed

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遠州流の初釜にお招きいただきました

吉祥寺「米八」遠州流初釜1

あけましておめでとうございます。松井匠です。
今年は暖かいお正月でしたね。

僕は年が明けて1月5日に、人生初の「お茶会」を体験して参りました。

吉祥寺「米八」遠州流初釜お菓子

「吉祥寺の家3」の建主さんからお招きいただき、おこわで有名な「米八」本店の茶室で、遠州流の堀内ギシオ先生のお茶をいただきました。
正座すら苦手な僕としましては、正直に申し上げまして前日の夜からよく眠れなかったのですが、気さくな堀内先生と建主さんの多大なるフォローのおかげ様で、茶碗に傷をつけるなどの大事故も起こらず、無事に終えることができました。

吉祥寺「米八」遠州流初釜おこわ弁当

というより茶室に入ってからは「茶の湯」のあまりの面白さにキョロキョロとしてばかりで、あっという間の時間でありました。
茶室のしつらえ、先生の所作、茶碗、道具、すべてに美しさへの探究があり、自分の好奇心が呼び覚まされるのを感じました。
美味しいお茶菓子と、おこわ弁当もご馳走になり、新しい年のはじまりに華やかさをいただきました。
建主さん、堀内先生、どうもありがとうございました。 この経験を「吉祥寺の家3」のお茶室づくりに活かします。

<匠>

2014年01月15日 Wed

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とうもろこし畑に浮かぶ木組みの家
「我孫子の家2」構造見学会のお知らせ

木組みの家「我孫子の家2」構造見学会 千葉県我孫子市に木組の家が建ちます。

手賀沼にほど近い緑豊かな敷地で、南にはトウモロコシ畑が広がります。
建物は真っ直ぐ南に向けました。 最高の陽当たりと、風通しのよい間取りで、 自然をいっぱいに感じる家です。
夏涼しく冬温かい温熱性能の高い、省エネの家です。
国産無垢の木を大工の手で刻み、金物に頼らない木組の家です。
筋交いを使わず、地震国日本で古来から受け継がれてきた民家の知恵 「足固め」と「貫」を採用し、地震に粘り強く耐えます。

構造見学会は上棟したばかりの骨組をご覧いただけます。
これからの時代を先取りした日本の家をぜひ御覧ください。
皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。

 

とうもろこし畑に浮かぶ木組みの家
「我孫子の家2」構造見学会

開催日時:
2014年1月26日(日)
10:00~15:00
対象:家づくりをご検討の方
※一般向け見学会ですので建設業関係の方のお申込みはご遠慮ください。

印刷用チラシはこちらです

お申込み先:
松井郁夫建築設計事務所
電話:03-3951-0703 メール:ok@matsui-ikuo.jp
松井郁夫建築設計事務所お問い合わせフォーム

2014年01月15日 Wed

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「我孫子の家2」上棟間近です

木組みの家「我孫子の家2」継ぎ手 「我孫子の家2」の上棟が近づいています。

原田棟梁が刻んだ無垢の木が、組み上がるのを待っています。
基礎コンクリートの鉄筋もしっかりと配筋され、いよいよ上棟です。

 

木組みの家「我孫子の家2」配筋全景

しっかりと家族を支える基礎配筋です

2014年01月01日 Wed

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あけましておめでとうございます

松井郁夫建築設計事務所2014年賀

新年あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

2013年12月26日 Thu

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「吉祥寺の家3」吹抜と茶室の竿縁

木組みの家「吉祥寺の家3」吹抜131226

「吉祥寺の家3」の大工工事は順調に進んでいます。
すっきりと大らかな空間が出来てきました。
柱と梁が見える木組みの家は、架構のデザインがそのまま意匠のデザインです。
南の大きな開口部には木製サッシが入ります。
茶室の天井に使う細い竿縁も準備されていました。
仕上がりが楽しみですね。

木組みの家「吉祥寺の家3」開口131226

南には大きな木製のサッシが入ります

茶室天井の細い竿縁です。繊細な空間に仕上げます

茶室天井の細い竿縁です。繊細な空間に仕上げます

2013年12月26日 Thu

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レストラン「キャンティ」の改修のお手伝いをしました

レストラン「キャンティ」クリスマス

麻布の歴史あるイタリアンレストラン「キャンティ」から、クリスマスカードが届きました。
今年の春に、カウンターの修理をお手伝いさせていだきました。
キャンティの長い歴史がまとめられた冊子と写真集もお贈り頂きました。

2013年12月25日 Wed

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「登戸の家」上棟しました

木組みの家「登戸の家」上棟2 木組みの家「登戸の家」上棟1 木組みの家「登戸の家」上棟3

「登戸の家」が上棟しました。

雲ひとつない冬の高い空の下、掛合が響き渡り、丈夫な架構が組み上がりました。

一本一本手で刻んだ材木が、音を立てて組み込まれていきます。

門型フレームが空に映え、見事棟が上がりました。
木組みの家の上棟です。

おめでとうございます!

2013年12月20日 Fri

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年末年始休業のお知らせ

誠に勝手ながら、下記の期間を年末年始休業とさせていただきます。

■年末年始休業期間■
2013年12月28日(土) ~2014年1月5日(日)

■お問合せ対応について■
お休み期間中にいただいたお問合せは、 2014年1月6日(月)より順次ご対応させていただきます。

何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

2013年12月19日 Thu

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吉祥寺の家3 構造見学会盛況でした

吉祥寺の家3 構造見学会の報告です12月とは思えない暖かな日差しの中、先週の土曜日に吉祥寺の家3の構造見学会が開催されました。

吉祥寺の家3は、細長い建物です。南側に大きく庭を設けて、冬の日差しの確保を計ります。
吹き抜けを通して、建物の奥深くまで日差しが入り、ポカポカと日向ぼっこができる家になりそうです。

遠く宇都宮からお越しの方も含めて、6組の見学者の方たちに木組みの構造を見ていただきました。
あらためて、この場をお借りして、感謝申し上げます。

2013年12月18日 Wed

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南信州の木の家と暮らし展~伝統木構造による田舎生活のススメ~

南信州の木の家と暮らし1展

 

南信州の木の家と暮らし展2

 

松井事務所と親交のある、株式会社矢沢設計主催の伝統構法の展示会が、
新宿パークタワーで開催されています。 ぜひお運び下さい。

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「南信州の木の家と暮らし展 ~伝統木構造による田舎生活のススメ~」
飯田市を中心とする南信州は、長野県の南に位置し、 県内ではもっとも温暖な気候で、
中央アルプスと 南アルプスに囲まれた自然豊かな地域です。
この展示会では、日本の原風景とも言える南信州の
景色に馴染む伝統木構造の住宅を紹介するとともに、
南信州ならではの暮らしの魅力をお伝えします。
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2013年12月11日 Wed

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ベニス 夕陽

初めてのベニスの夕日は、この上もなくきれいでした。

ベニス,夕陽,イタリア,旅行

イタリア旅行で、初めてベニスに行きました。夕日がきれいで、しばらく眺めていました。

 

2013年11月30日 Sat

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福島の子どもたちに保養キャンプを

福島支援活動の紹介です。

松井奈穂が2年前から、福島の市内の子どもたちを、千葉の館山に呼んで外遊びのできる保養キャンプ「どんぐりキャンプ」を実施しています。福島市内でも放射能の濃度が高いホットスポットがあり、子供たちが外で遊べないと聞いて、千葉県の千倉の友人たち「結いの会」と中野の仲間「なかのアクション」を募って始めた活動です。

春夏4回の保養キャンプには、延べ120人の子どもたちが、千倉の海や山で元気に遊びました。その時の楽しい写真を2014カレンダーにしました。支援活動の資金に600円以上のカンパをいただいた方に差し上げています。

よろしければ、郵便口座 00160-3-512819 なかのアクションまで、住所氏名を書いてお申し込みください。

これからも息の長い活動にしたいと思います。どうぞ、ご支援ください。

福島支援 放射能

福島支援 放射能

福島支援 放射能

2013年11月22日 Fri

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スイス グルガン邸

スイスの建築家ピーター・ツムトールは、保存修復士です。スケッチのグルガン邸は、16世紀から存在していたと思われる農家を再生してモダンな別荘として使っています。山に向かって雪の中にたたずむ姿は素晴らしい。090322グガルン邸

2013年11月21日 Thu

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新刊発売【いまこそ「木組の家」に住みたい!】

著=松井郁夫 / 出版社=彰国社 / 2013年11月28日頃発売 / 1,600円

いまこそ「木組の家」に住みたい!

「むかし」の知恵を生かし「いま」に伝え、「みらい」につなぐ。

2004年に出版した「木組の家」に住みたい!の続編です。
好評につき木組みの家づくりを事例を交えて描きました。
2008年より実大実験に参加させていただいた折に感じた所見や、3.11以来のエネルギー問題に対する温熱の考え方も描いています。 
山を守る木の値段を検討し、植林費用を山に還す方法や、木の特性を活かす手仕事の大切さなども書きました。
ワークショップ「き」組メンバーの事例も載りました。
本物の木の家に住みたいと思う方や、木造住宅を志す人たちが、一軒でも多く木組みの家が建てられるように、
3年の年月をかけ心をこめて描きました。2013年11月28日に書店並ぶと思います。是非お手にとってご覧ください。

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目次

第一章 いまこそ木組の家を
人工環境の進行  /  住環境の人工化とエネルギー問題
環境に配慮する  /  伝統的手仕事を見直す
むかしといまをみらいにつなぐ  /  気候風土と地域を見直す

第二章 ワークショップ「き」組の活動
ワークショップ「き」組の家とは
こだわり① 無垢の木にこだわる  /  こだわり② 自然素材でつくるエコな家
こだわり③ 適正な価格でつくる   /  こだわり④ 山を守る
こだわり⑤ 職人技を生かす   /  こだわり⑥ シンプルな架構
こだわり⑦ 木組だからできる耐震の工夫  /  こだわり⑧ 間取りとデザイン

第三章 もっと知りたい「き」組の家
事例1:鵠沼海岸の家  /  事例2:青梅の家
事例3:葛西の家  /  事例4:豊田の家
事例5:江原の家(長期優良住宅)  /  事例6:朝霞の家
事例7:切久保の家  /  事例8:常田の家
事例9:パッケージ・プラン

第四章 「き」組でつくる燃費の良い家
家の燃費を考える  /  省エネルギー基準の変遷
改正省エネルギー基準の目的  /  素材の吸放湿を考える
呼吸する木組  /  「パッケージ・プラン」の温熱環境
さらに快適で燃費の良い家を目指して

第五章 山を知る
山の現状  /  伐ったら植える
山の値段を安定させる  /  履歴の表示(トレーサビリティ)
家をつくる木材のつくり方  /  川上(山)川下(まち)の意識
乾燥 強度 精度を確保する

第六章 伝統は職人がつくる
ハウスメーカーの存在  /  大工技術の継承
職人の木を視る力  /  伝統を受け継ぐ
経験主義を見直す  /  プレカット(機械加工)は救世主か
設計者は何ができるか  /  時代を観る目
環境を大切にする  /  素材から考える
架構を重視する  /  情報の波にのまれない

第七章 「き」組の住まい手に向けて
迷える住まい手  /  家をつくる意味
ボーダーラインを超えない  /  レジャー林業
共存共栄の家づくり  /  家はだれのもの

第八章 家づくりからまちづくりへ
日本の風景  /  地域の気候風土を知る
土地の歴史・文化を引継ぐ  /  民俗学的見地に立つ
風土との調和  /  一軒の家からまちを考える

あとがき

2013年11月20日 Wed

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広くつかえる小さな家「登戸の家」構造見学会のお知らせ

木組みの家構造見学会「登戸の家」

川崎市登戸に木組の二世帯住宅が上棟します。
2階をせり出した「せがい造り」による、 小さく見えても、広く使える住まいです。
断熱材に防音効果のある「セルロースファイバー」を採用しました。
冬暖かく、夏は涼しく、温熱性能の高い、省エネの家です。
国産無垢の木を、大工の手で刻み、金物に頼らない木組の家です。
筋交いを使わず、地震国日本で古来から受け継がれてきた民家の知恵、「足固め」と「貫」構法を採用し、 大きな地震にも粘り強く耐えます。
構造見学会は上棟したばかりの骨組みをご覧いただけます。
これからの時代を先取りした日本の家を、ぜひご高覧ください。
皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。

 

広くつかえる小さな家「登戸の家」構造見学会

開催日時:
2013年12月22日(日)
10:00~15:00
対象:家づくりをご検討の方
※一般向け見学会ですので建設業関係の方のお申込みはご遠慮ください。

お申込み先:
松井郁夫建築設計事務所
電話:03-3951-0703 メール:ok@matsui-ikuo.jp
松井郁夫建築設計事務所お問い合わせフォーム

2013年11月20日 Wed

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木漏れ日のある家「吉祥寺の家3」構造見学会のお知らせ

木組みの家「吉祥寺の家3」構造見学会案内2

吉祥寺の閑静な住宅街に、木組の家が上棟しました。
遠州流の茶道教室に通う、若いご夫婦の家です。
国産・無垢の木を、大工の手で刻み、金物に頼らない木組の家です。
筋交いを使わず、地震国日本で古来から受け継がれてきた民家の知恵「足固め」と「貫」構法を採用し、大きな地震にも、粘り強く耐えます。
コンセプトは「木漏れ日のある家」。武蔵野の自然を感じる家にしたいと思います。
お茶室のある繊細な和の木組みが見所です。
エアコン1台でほぼ全室を空調する省エネの工夫も施しました。
キューブワン・ハウジングの若き棟梁、永田五郎さんが頑張っています。
これからの時代を先取りする日本の家です。
ぜひお誘い合わせの上お越しください。
皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。

印刷用PDFはこちらです

 

木漏れ日のある家「吉祥寺の家3」構造見学会

開催日時:
2013年12月14日(土)
10:00~15:00
対象:家づくりをご検討の方
※一般向け見学会ですので建設業関係の方のお申込みはご遠慮ください。

お申込み先:
松井郁夫建築設計事務所
電話:03-3951-0703 メール:ok@matsui-ikuo.jp
松井郁夫建築設計事務所お問い合わせフォーム

2013年11月18日 Mon

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大工の「中年もの」って?

いわゆる中年とは、何歳からを言うのでしょうか?一般的には、45歳からをそう呼ぶと言いますが、大工の世界では、18歳で「中年もの」と呼ばれます。

それはなぜでしょう?

法隆寺大工の西岡常一棟梁の話にも出てきますが、現在鵤(いかるが)工舎の棟梁である小川三夫さんが、高卒で弟子に入りたいと訪ねた折に、年を取り過ぎていると断られたそうです。

わたしも、元大工棟梁で建築家のところに入りたくて訪ねた時に、同じように断わられました。

その時に、「中年もの」だから使えないと言われたのです。わたしが26歳の時でした。中年はいくつからですかとたづねたところ、大工は15の春から弟子入りする。大工の世界では、18才でも中年ものというのだと教わりました。

なんでも15歳からが、人間の身体ができてくるので、そのころでないと大工に向いた筋肉が付かないというのです。さらに、ものの分別が付くかつかないかのころに、親方の価値観を植え付けられるので、物ごとを知り始めてからでは遅いと言われました。

正直、物事を知り過ぎてはダメということに驚きました。それでは一体、大学で学んだことはどうなるのか?と思いましたが、その頃は、職人の世界の徒弟制をよく知らなかったのです。

大工育成塾で教えることになって、ようやくその意味が分かり始めています。

大工育成塾には、伝統構法を学ぼうという若者がたくさん入ってきますが、座学はともかく実務の方では、徒弟制度は厳しいらしく、一般的な勤め人感覚では通らないことがおおくて、やめてしまう子がたくさんいます。

そういうわたしも、大工棟梁のところでは、短期間しか持ちませんでした。知識が付き過ぎて、所長の言うことに疑問を感じてしまったのです。やはり「中年もの」だったのでしょう。

しかし、今では中年から学んだ技術ながら、真摯に家づくりに向かい取り組んでいます。いつの間にか、若い人たちに教える立場になっています。「中年もの」もいいじゃないかと思える今日この頃です。

 

 

2013年11月15日 Fri

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スイス 木の教会

しばらくぶりのスケッチです。

数年前にヨーロッパを訪れ、ピーターツムトールの作品を見て回りました。

古建築の改修を得意とする建築家で、私の敬愛する人です。

ピーターズンドー 教会 スイス

2013年11月15日 Fri

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古民家再生サイトを公開しました

リノベーションの時代、古民家もまたリニューアルの対象です。

松井事務所では、古民家再生をこれまでも数多く手掛けてきましたが、

今回あらためて、古民家再生に特化したサテライトサイトを立ち上げました。

得意の実測調査を駆使しながら、伝統的な古民家に新しい価値づけをして、

さらに百年の命をつなぐ。

常に、伝統木造の進化を目指して、古民家再生に挑戦し続けます。

どうぞご訪問ください。

http://kominkanet.com/

古民家 再生 木の家 伝統構法

2013年11月15日 Fri

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「木組の家」新刊近日発売

木組み 木の家 松井郁夫いまこそ「木組の家」に住みたい!が彰国社より発売になります。

10年前に出版した「木組の家」に住みたい!の続編です。好評につき木組みの家づくりを事例を交えて描きました。

3年の年月をかけた力作です。2008年より実大実験に参加させていただいた折の感じた所見や、3.11以来のエネルギー問題に対する温熱の考え方も描いています。

山を守る木の値段を検討し、植林費用を山に還す方法や、木の特性を活かす手仕事の大切さなども書きました。若いワークショップ「き」組メンバーの事例も載りました。

11月中旬には書店に並ぶと思います。本物の木の家に住みたいと思う方や、木造住宅を志す人たちが、一軒でも多く木組みの家が建てられるように、心をこめて描きました。是非お手にとってご覧ください。

 

2013年11月15日 Fri

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大工育成塾の教え子たち

11年前より、国土交通省が大工の育成を行っています。

きっかけは、町の工務店から職人の徒弟制度が失われたことによって、優れた伝統の大工技術を伝承することが困難になったことです。そこで、国家プロジェクトとして伝統技術を学ぶ「大工育成塾」を立ち上げました。

3年間、大工志望の子どもたちを工務店が預かり、実践を学ばせるとともに、職人に必要な座学を教え、将来の棟梁に育てることが目的です。今年で11年目になりますが、提唱者の住宅産業研修財団の理事長・松田妙子氏のもとで、すでに多くの大工志が巣立っています。

わたしは立ち上げ当初から、教科書づくりをお手伝いしました。設計図の描き方の講師も続けさせていただいています。おかげさまで、教えた子供たちが、わたしが依頼する工務店の大工として働いているので、いまでは一緒に仕事をすることができます。

今も、八王子の家の墨付けをしているキューブワンハウジングの村井君や、我孫子の家の刻みをしているタケワキ住宅建設の篠塚君は、現場で会っています。先日は、優良工務店会の講演会で、二人の卒業生と会うことができました。どちらも、今では立派な工務店の顔になって働いています。

10年一昔といいますが、入塾式の時に「君たちと仕事ができるようになるといいね」と挨拶していますが、それが確実に実現しています。最近とみに、日本の未来を支える若い大工たちと、一緒に仕事ができる喜びをかみしめています。

2013年11月14日 Thu

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「登戸の家」配筋検査を行いました

木組みの家「登戸の家」配筋検査

家を支える基礎を、頑丈につくります

「登戸の家」の基礎配筋検査を行いました。
鉄筋の太さやピッチも問題なく検査を終えました。
家族を守る、頑丈な基礎になります。

いよいよ12月中旬に上棟です。

2013年11月13日 Wed

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フリーハンドは自由だ!

最初のインスピレーションは、フリーハンドのスケッチで描くことにしています。どんなにCADが発達しても、発想をかたちにするには自由な線が必要です。数値化された機械的な線よりも、フリーハンドの線の方が無限の可能性があります。

感性の発露は、手から出すことがいいと思います。手は不思議なもので、頭で考えなくても、手が練り上げてくれることがあります。手を動かすことで発想が広がることもあります。

より自由な発想を得るためには、まずは、周辺環境を読み込むことです。敷地に立って、光や風の流れを捕まえ、廻りの建物や緑をよく観察することです。

そのうえで図面に向かい手を動かすと、自然と建物の配置や間取りが決まってきます。結果、周辺となじみのいい、さりげなく周囲の溶け込むいえづくりにつながります。

ともすると設計は、理屈から入って頭でっかちなコンセプトに支配されやすいのですが、頭は後から、手についてゆくというと言い過ぎでしょうか?

過剰なデザインや、システムにこだわり過ぎることの不自由さが分かるのは、手が先にあるからです。フリーハンドはいつも自由です。手から紡ぎ出すやわらかな線は、生活の質も柔らかく優しく包んでくれると思います。

古民家 再生 まちづくり 伝統構法

 

2013年11月12日 Tue

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「登戸の家」地鎮祭と材料検査を行いました

木組みの家「登戸の家」地鎮祭 木組みの家「登戸の家」材木検査 「登戸の家」の敷地で地鎮祭を行いました。
神主さんが土地の神様を呼び、工事の安全と家族の無事を祈願して、鎮めます。

下小屋には材木が届き、無垢の桧が並びました。
佐々木棟梁と村井大工が墨付け、刻みを行い、12月中旬に上棟予定です。

2013年10月22日 Tue

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ワークショップ「き」組の新サイトがオープンしました

ワークショップ「き」組サテライトサイトワークショップ「き」組の新サイトがオープンしましたのでお知らせいたします。

 

木組み×自然素材・無垢材でつくる健康的な木の家 ワークショップ「き」組
http://kiguminet.jp/

 

新サイト(サテライトサイト)では、 「木組みの家って、どんな家なんだろう?」 という住まい手の方に向けて、よりわかりやすく紹介した内容になっています。

現在閲覧していただいております本サイト(公式サイト)では、引き続き、木組みの家の完成作品のご紹介、進行中の木組みの家のご報告と、住まい手会員登録を行ってまいります。

新サイトと公式サイトを併せてご覧いただくことで、「き」組の家の良さが伝われば幸いです。 今後共、ワークショップ「き」組をどうぞよろしくお願いいたします。

 

ワークショップ「き」組事務局(松井郁夫建築設計事務所)

2013年10月21日 Mon

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「吉祥寺の家3」上棟しました

木組みの家「吉祥寺の家3」上棟2

「吉祥寺の家3」が上棟しました。
朝から夕方まで大工さんたちの手際の良い働きで、一日で棟が上がりました。
シンプルで外連味のない架構です。
見学にはたくさんの方がお見えになり、地震に粘り強い「貫」構法の骨組みに感心しておられました。
上棟おめでとうございます。

木組みの家「吉祥寺の家3」上棟3
木組みの家「吉祥寺の家3」上棟4

2013年10月20日 Sun

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スケッチの楽しさ

木組みの家 木の家車窓から見える風景に、ちょっと立ち寄りたくなるほど魅力的な場所があります。そんなときにスケッチブックがあれば、楽しく絵が描けます。

 無性にスケッチが描きたくなって、時間を忘れてしまうことがあります。そこが、海だったり山だったり、建物だったり食べ物だったり、旅先だったり近所だったり、場所は問いません。冬景色や秋の紅葉、夏の夕日、春の新緑など季節によってテーマもたくさんあります。

スケッチがいいのは、対象物をよく観るということです。よく観察して描くので、興味深いところがクローズアップされて、写真よりも描いている人の気持ちがこもり、多くを物語ることができます。

また、絵になる風景をつくりたいと思うことがあります。周りの自然に溶け込むような家をつくりたいと思います。形やプロポーションはもちろん、素材や暮らしぶりまで絵になるといいなと思ったりします。

風景は、そこに住む人々の生活の総体がにじみ出てくるものと考えれば、家づくりは生活をつくると同時に、まさに風景づくりそのものです。

2013年10月16日 Wed

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「我孫子の家2」がはじまります。材木検査を行いました

トウモロコシ畑の木組みの家手賀沼の自然に囲まれた町の、トウモロコシ畑の奥に、木組みの家が建ちます。

施工は松戸市のタケワキ住宅建設です。 
静岡県天竜から構造材が届き、下小屋に材木検査に行きました。
含水率計を手に、一本ずつ全ての材を点検し、柱を取り替えたり、材種の訂正がありました。
毎回、材料を厳しく検査しながら、適正価格で材を買い、植林できる費用を還元することで、山と誠実な信頼関係を築くことができます。

この日は大工の原田さんが、仕口の模型をつくって待っていてくれました。 
板図も完成し、いよいよ手刻みがはじまります。

木組みの家「我孫子の家2」1材木検査131016 木組みの家「我孫子の家2」2材木検査131016 木組みの家「我孫子の家2」3材木検査131016

木組みの家「我孫子の家2」4材木検査131016

竹脇さん、原田さん、よろしくお願いいたします

2013年10月10日 Thu

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「高円寺の家」西日を楽しむ内覧会は盛況でした

木組みの家「高円寺の家」風呂131010

お風呂に入って庭を眺めていただきました

先日行われました「高円寺の家 西日を楽しむ内覧会」は、各地からたくさんの方にお越しいただき盛況でした。

この日は曇天でしたが、ひと組づつ、じっくりと木組みの家をご案内しました。
ご来場の方の中には、高円寺の家の大きな特徴のひとつ「庭を眺めるお風呂」に実際に入った方もおられました。

引込みの木製サッシや、省エネの秘密など、高円寺の家に施された様々な工夫やデザインを、ゆっくりと感じていただけたと思います。
時間をずらせて見学をしていただきましたが、終えた方が口をそろえておっしゃったのは「とても良いものを見させていただきました」という言葉です。「そうでしょ」と建て主さんが応じていたのが印象的でした。
ご来場いただきました方々に、改めて御礼申し上げます。

木組みの家「高円寺の家」庭131010

 

2013年10月08日 Tue

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「吉祥寺の家3」上棟見学会のお知らせ

木組の家「吉祥寺の家3」上棟見学会

吉祥寺の駅前から少し歩いた静かな住宅街に、木組の家が上棟します。
国産・無垢の木を、職人の手で刻み、金物に頼らず組上げます。
一本ずつ組まれていく、迫力ある建方は、木組の家づくりの見せ場です。
大きな地震にも粘り強くしなやかに耐えるために、 伝統の「足固め」と「貫」構法を採用しています。
民家に学んだ、これからの日本の家を見に来ませんか?
上棟見学会は、木組の家の骨組みをご覧いただける貴重な機会です。
ぜひお誘い合わせの上お越しください。
皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。

印刷用の高画質チラシはこちらです。

 

「吉祥寺の家3」上棟見学会

開催日時:
2013年10月19日(土)
10:00~15:00
対象:家づくりをご検討の方
※一般向け見学会ですので建設業関係の方のお申込みはご遠慮ください。

お申込み先:
松井郁夫建築設計事務所
電話:03-3951-0703 メール:ok@matsui-ikuo.jp
松井郁夫建築設計事務所お問い合わせフォーム

2013年10月07日 Mon

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すばらしい古民家に巡りあいました

古民家再生長野県青木村

「古民家を再生して別荘にしたい」という方の相談を受けて、
古民家を探しに行ってきました。
ご依頼主はドイツの方で、日本が大好きだそうです。

俊建築設計室の田中俊章さんにご協力いただき、
長野県青木村で、とても良い古民家をみつけました。
明治時代の養蚕農家です。
状態もよく、再生すれば居心地の良い別荘になることは間違いありません。

この古民家が生まれ変わるお手伝いができれば、すばらしいと思います。

古民家再生長野県青木村131007

立派な梁組です

2013年09月24日 Tue

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「高円寺の家」西日を楽しむ内覧会開催のお知らせ

木組の家「高円寺の家」西日を楽しむ内覧会

「高円寺の家」に“西日を楽しむ浄土寺格子”ができました。
狭小地のため、西日を上手に利用した空間です。
浄土寺格子の隙間から日が射し、趣ある住まいになりました。

この度建主さんのご厚意で、お住いの様子を見学させていただけることになりました。

「高円寺の家」は、どの部屋からでも庭を臨める20坪の小さなコートハウスです。国産無垢の木を、金物に頼らずに組み上げました。

木組の家での実際の暮らしをご覧いただける貴重な機会です。
素直で趣あるデザインと、燃費の良さ、自然素材による快適さを、どうぞこの機会にご体験ください。

印刷用の高画質チラシはこちらです。

 

「木組みの家」お住まい内覧会ツアー

開催日時:
2013年10月6日(日)
13:00~17:00
対象:家づくりをご検討の方
※一般向け見学会ですので建設業関係の方のお申込みはご遠慮ください。

お申込み先:
松井郁夫建築設計事務所
電話:03-3951-0703 メール:ok@matsui-ikuo.jp
松井郁夫建築設計事務所お問い合わせフォーム

2013年09月22日 Sun

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町家の井戸

 わたしが生まれ育った家は、いわゆる町家です。福井県の大野という古い城下町で生まれました。大鋸(おが)町という職人街で、代々、曲げ輪っぱをつくっていたようです。曲げ輪っぱとは、桧の薄板を丸く曲げた、篩(ふるい)やお弁当箱のような器のことです。

 江戸時代の古地図には、「ヒモノヤ甚平」という屋号が残っています。ヒモノは桧のものという意味でしょう。今でも、その頃の木の定規が残っていて、わたしの事務所の棚に大事に飾ってあります。

 京町家に似た古い町家には、通り土間があって台所には井戸がありました。深い井戸だったと思いますが、子供のころその井戸に落ちた思い出があります。

 どうやら頭の大きな子供で、キラキラひかる井戸の水面を見ているうちに、頭から落ちたようです。井戸の中は暗くて冷たくて、内側には苔がびっしり生えていましたから、ヌルヌル滑ったのを覚えています。

 頭の大きな子は、桶につかまって助けだされるのですが、ジタバタ暴れた後の井戸は、しばらく使い物にならず、母親にひどく叱られました。大野のおいしい水も、この時ばかりは恐怖でした。

 そんな町家も今では少なくなりました。都市計画による道路拡幅が、美しい町家の町並みを壊してしまったのです。

 壊されてしまった建物は、残念でなりませんが、そのことでわたしが都市計画を志し、古民家に興味を持つきっかけとなったのは事実です。

 いまも幼い時の町家の記憶が強く残っていて、民家のような木組みの家を設計しているのかもしれません。

mini大野マップ

2013年09月20日 Fri

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「吉祥寺の家3」地鎮祭と遣り方を行いました

木組みの家「吉祥寺の家3」地鎮祭

「吉祥寺の家3」地鎮祭を執り行いました。

神主さんが土地の神様を呼び、工事と家族の暮らしの安全を祈願して、また土地に還ってもらいます。

神主さんに鎮め物をいただき、このあと基礎工事の際に、地面に埋めます。

木組みの家「吉祥寺の家3」遣り方

次に、配置を決めました。水平と距離を見るので、水盛り遣り方といいます。

 

さあ、いよいよ着工です。

上棟は10月の中旬を予定しています。

上棟時には、見学会を予定しています。

この日が、一番の木組みの架構を見る機会です。

このHPで、ご案内いたしますので、是非お運びください。

2013年09月17日 Tue

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職人言葉

 私の妻の実家は、不思議な雰囲気の家です。和風の家なのにモダンな感覚があります。50年前の家なのですが、大工棟梁で建築家になった人が設計した家です。

 義理の親父がシナリオライターで、物書きでしたから、一日中家にいても、気にならない家を建ててほしいと注文したそうです。柱や梁が黒く塗ってある、桂離宮のような「黒木造り」の家です。

 はじめてその家の玄関に立った時は、妙に懐かしい気になりました。昔から知っているような空間で、ふるさとの町家に似ていました。違いは、モダンで粋なしつらえが随所にあったことです。和風なのにバタ臭いのです。

 ちょうど都市計画と建築のはざまで悩んでいた頃でしたから、この家を設計した人のところへ行きたいと思いました。26歳の時です。

 義理の親父の口利きで、何とか入れてもらったのはいいのですが、気難しい人で、気分屋さんでした。しかし、そこは元大工ですから、毎晩一緒にお酒を飲みながら、いろいろ教えてもらいました。飲まないと話してくれないのです。

 当時その事務所での担当は、コンクリート造の住宅でした。コンクリートも面白いのですが、木組は初心者には難しいからといって、教えてくれませんでした、時折、外弟子の方が来て図面を置いてゆきました。

 そこで、打ち合わせに来る職人たちの話を盗み聞きしていました。職人言葉は難しいです。隣の部屋で聞き耳を立てながら、わからない言葉があると、図面の隅にメモして、その晩にお酒を注ぎに行って聞き出します。

 ところが、その説明の中に、また分からない言葉が出てきます。こちらも酔っ払いながら聞いて、帰りの電車の中でまたメモをとって、次の日に聞くということを毎日のように繰り返しました。

 おかげさまで、独立して一軒目の仕事から大工言葉で話すことができました。職人と仲良くなることができたのも、言葉が通じたからかもしれません。むかしから、「大工と話すときは大工言葉で話せ」と言ったそうです。大学では、職人の言葉は教わらないですから。「門前の小僧習わぬ経を読み」ということでしょうか。

2013年09月12日 Thu

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職人との付き合い

 子供のころは、古い城下町の職人街で育ちました。大工さんや建具屋さんが住んでいて、作業場が通りから見えるような町並みです。大鋸屑(おがくず)がたくさん出るので、大鋸(おが)町と呼ばれていました。

 向かいの建具屋さんのおじいちゃん職人には、随分かわいがってもらいました。毎日建具屋さんの手仕事を見ることが楽しみでした。障子の組子という細い木材が、糊も付けずに格子に組みあがっていく姿に、子供ながら驚きました。

 「どうや、糊なんかつこうておらんで」と自慢するおじいちゃんの得意顔を、いまでも覚えています。まるで手品のように見せてくれる手仕事に憧れました。そのうちに職人さんを尊敬するようになりました。美術大学に入ったのも、手仕事の素晴らしさに目覚めたからだと思います。

 家づくりは職人の手仕事の集大成ですから、職人との協働作業は大切です。この仕事に就くまで、しばらく職人さんとの付き合いを忘れていましたが、一軒目の家づくりからすぐに思いだしました。

 口が悪くて、こわもての職人さんも多いのですが、実は、みんなナイーブです。手の器用な人は、自分の仕事に自信を持っていますが、口下手です。

 だからわたしの役割は、建て主さんと職人さんとの橋渡しみたいなものです。職人同士は、隠語といって業界用語で話しますから、なかなか一般の人には通用しません。分かりにくい職人言葉も通訳しなければなりません。

 そこは職人の中に入って、飲みにケーションです。自分で言うのもおこがましいのですが、どうやらわたしは職人さんに好かれるタイプのようです。今日も職人と一緒に、建て主さんに現場の説明をしに行きます。

 夕方に寄るのはもちろん焼鳥屋です。ここでの仕事の話が一番はずみます。毎回、建て主さんのためにも、いい建物をつくろうと言って帰ります。

2013年09月11日 Wed

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「吉祥寺の家3」材木検査を行いました

木組の家「吉祥寺の家3」材料検査

「吉祥寺の家3」の材木が、キューブワンハウジングさんの下小屋に届きました。

静岡県天竜の山から伐り出した木で、梁は杉、通し柱は五寸角の見事な桧です。

建主さんと一緒に、柱梁とも一本ずつ検査しました。

この無垢の木が、大工さんの手で刻まれて、吉祥寺の地で木組みの住まいになります。

いまから上棟が楽しみですね。

木組みの家「吉祥寺の家3」材木検査

これから手刻みがはじまります

2013年09月03日 Tue

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住まいから寒さ暑さを取り除く

3.11以降、エネルギーの問題から、省エネを考えない家づくりは成り立たなくなってきています。

国の省エネルギー基準も、2013年10月改正に向けて動きがあわただしくなってきました。

住まいづくりにかかわる人たちの間では、いかに燃費の良い家をつくるのかが課題になっています。

そこで、表題の「住まいから 寒さ暑さを取り除く」という本が出版されました。

北海道大学名誉教授・荒谷登先生の著書です。

副題には、採暖から「暖房」、冷暴から「冷忘」へ、と書かれています。

北海道で1976年から2010年までに発行された5冊の本を再編集されたものです。

この本に書かれている住まいの温熱環境の話は、本州と北海道の気候の違いを超えて、つくり手や住まい手に是非読んでいただきたい内容です。

わたしたちが日頃考えている暖冷房の考え方が、一変するでしょう。さらに、日本の伝統的な建物の知恵や工夫が見直されるでしょう。

例えば、いろりやこたつは採暖の代表的な例であり、暖房は、「房」といわれる空間を、温めるというより「ある温度に保つ」ことが目的だといいます。

そこでは寒さを持ち込まないことが重要になります。つまり断熱が主役となります。

また、日本の民家は通風を大切にしていますが、室内の発生熱を上方に排出する工夫である、通り庭、煙出し、透かし欄間、隙間の多い竿縁天井など、上方開放が重要であり、熱容量の大きな土間は冷却面として働いていた等、民家と自然エネルギーの関係がよくわかります。

これからの家づくりの開放性を楽しむには、冷気流が起こらない室内のつくり方が大切な点など。空気の性能を知り尽くした先生の示唆に富む話ばかりです。

さらに日本の伝統の持つ良さに着目して、家づくりをすることが大切であり、欠点の克服ばかりに科学の目を向けては、見失うことが多いことなど。荒谷哲学といえる内容です。

この本は名著だと思います。これからのエネルギーを考える上で、しっかりとした羅針盤を得た気がします。

 

2013年08月27日 Tue

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「南房総の民家再生」完成内覧会は盛況でした

南房総の古民家再生竣工「外観」

先日開催された「南房総の民家再生」完成内覧会は、たくさんの方にお越しいただき大盛況でした。

古民家の多く残るこの地域の方々もお見えになり、築106年の家がモダンに再生された様子をご覧になっていました。 調査にご協力いただいた住宅医ネットワークのみなさんや、宇都宮城復元を手掛けた山本兵一棟梁もお越しになり、実務者の方々からも好評でした。「南房総の民家再生」アーチ130726

 

「南房総の民家再生」完成内覧会、大兵さん

宇都宮城復元を手掛けた大兵さんもお越しになりました

詳細な調査に基づき、石場建てのまま、耐震・省エネ改修する、これからの古民家再生です。

内覧会を開催させていただきました建主様に改めて御礼申し上げます。

「南房総の民家再生」完成内覧会浴室前

各地からたくさんの方にご来場いただきました

「南房総の民家再生」完成内覧会住宅医スクールの皆さん

調査にご協力いただいた、住宅医スクールの皆さんです

2013年08月06日 Tue

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「南房総の民家再生」完成内覧会開催のおしらせ

「南房総の古民家再生」完成内覧会のご案内 「南房総の民家再生」の完成内覧会を開催させていただけることとなりました。

この家は、明治40年に建てられた、房総の地域によく見られる古民家です。
骨組を石の上に載せ、土壁を塗り、瓦を葺いてから106年の歳月が流れました。
このたび、現代生活に古民家の価値を活かしながら、新しく生まれ変わることとなりました。
構造の解析の結果、石の上に置いたままで、大きな地震に耐えることが分かりました。
そこで、足元を取り換え、土壁を活かし、耐震と省エネの改修を行いました。
未来への可能性をもった、むかしの民家の知恵と工夫をどうぞご覧ください。

 高画質案内チラシはこちら

 

「南房総の古民家再生」完成内覧会

開催日時:
2013年8月17日(土)
11:00~16:00

参加をご希望の方は、住所、氏名、ご職業を明記の上、松井郁夫建築設計事務所までご連絡ください。

お申込み先:
松井郁夫建築設計事務所
電話:03-3951-0703 メール:ok@matsui-ikuo.jp
松井郁夫建築設計事務所お問い合わせフォーム

2013年08月06日 Tue

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「南房総の民家再生」開放的な浴室

南房総の古民家再生竣工「外観」

南房総の古民家再生竣工「浴室」

「南房総の民家再生」が完成です。

築106年の古民家が、その趣を残したまま、モダンに仕上がりました。

耐震、断熱エコ改修です。

お風呂は窓がすべて引きこまれて、露天風呂のようになります。

完成内覧会でぜひ御覧ください。
お申込みをお待ちしております。

お申込みはこちらからどうぞ。

南房総の古民家再生竣工「居間」 南房総の古民家再生竣工「ダイニング開口部」

2013年07月30日 Tue

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「高円寺の家」西日を楽しむ格子

「高円寺の家」西側窓浄土寺格子

「西日を楽しむ家」の完成です

「高円寺の家」の西窓に、浄土寺浄土堂をイメージした格子が設置されました。 格子の隙間から光が入り、漆喰の壁には格子の影が落ちます。「西日を楽しむ家」です。

そこで建主さんのご厚意により、【高円寺の家「西日を楽しむ」内覧会】を、10/6(日)に開催させていただけることになりました。 詳細は後日、当サイトでお知らせいたします。ぜひこの機会にお申込みください。

「高円寺の家」格子を通した夜の光

格子を通って漆喰に映る、夜の光です

2013年07月26日 Fri

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「南房総の民家再生」床と壁が仕上がりました

「南房総の民家再生」アーチ130726「南房総の民家再生」床の養生がとれ、仕上がりがあらわれました。
これから設備が設置されます。築106年の古民家の再生が、もうすぐ完成します。

8/17(土)の完成内覧会へのお申込みをお待ちしております。

お申し込みは、こちらのフォームからどうぞ。詳細な地図をお送りします。

2013年07月19日 Fri

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「南房総の民家再生」浴室石貼

「南房総の民家再生」浴室石貼工事

十和田石が貼られました

「南房総の民家再生」は順調に大工工事が進んでいます。 浴室には十和田石が貼られました。 十和田石は水はけがよく、滑らないので安心です。 お湯をかけるとすぐに温まる性質もあり、冬も足が冷えません。

「南房総の民家再生」アーチ開口130719

漆喰塗りも進んでいます

ダイニングとリビングをつなぐアーチの開口部も 漆喰が塗られました。 順調に完成に近づいています。

建主さんのご厚意により、 8月に完成内覧会を開催させていただけることになりました。

後日、当サイトで告知とお申込みの受付を開始します。ご期待ください。

2013年07月12日 Fri

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ランニング

最近、走っている。昼の猛暑を避けて、早朝ランニングだ。

朝もやの中の森は緑が豊かで、すがすがしい。ここは元中野療養所という結核病院の敷地であった。

かつては、公園に植える樹木の苗圃であり、その後、空気のよい丘の上だったので結核病棟が建てられたのだった。

そのむかし日米親善のためにワシントンに桜を送った返礼に、花水木が送られてきてここの苗圃に植えられたという。

10年ほど前に、療養所がなくなることとなり、近くの住民の方と一緒に、緑地にしてほしいと要望してできた森である。

子供たちを集めて自然遊びのワークショップをしたり、区の公園課の人たちと話し合いをしたことを覚えている。

今では広い緑地と石神井川の調整池を合わせて「江古田の森」として区民に親しまれている。

朝夕には散歩やランニングの人でにぎわい、日中には木陰で休む人がいる。最近まで蛍のせせらぎもあった。

ここを走っていると、街中と気温が違うことに気付く。土があり緑があるおかげで、ここはひんやりとして涼しい。

近くには哲学堂があり、みんなでつくった「屋敷森緑地」もある。

走りながら、この町のと付き合いも長くなったなぁと考える。

我が家の子供たちにとってはここは故郷であり、わたしにとっても第二の故郷となってきた。

早朝ランニング

早朝ランニング

2013年07月02日 Tue

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「登戸の家」が始まります

木組みの家「登戸の家」SketchUp外観130702

「登戸の家」が始まります。

木組みの家ならではの「せがいづくり」で、小さな敷地に、2階を張り出して広がりのある家をつくります。
2階のリビングは12畳の吹抜け、一番小さな個室でも8畳の広さがあります。
狭さを感じさせない室内空間を考えました。
これから実施設計です。

2013年06月29日 Sat

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「南房総の民家再生」土壁

古民家再生「南房総の家」土壁漆喰おさえ

古民家再生「南房総の家」貫摺り

古民家再生「南房総の家」土壁木摺

南房総の家の壁は土壁です。

土壁は、部屋の湿度を調節したり、ストーブの熱を蓄える性能があるので、再生では、既存の土壁を補修して仕上げます。

表面を落とすと、むかしの職人の丁寧な仕事が出てきました。

貫に伏せた棕櫚や、地離廻りの漆喰抑え、木小舞の上の漆喰塗など、今では見られない丁寧な仕事です。

この左官塗を大切にして改修を進めます。

2013年06月22日 Sat

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木組みの家「お住まい内覧会ツアー」のご報告

先週「お住まい内覧会ツアー」が行われ、建主さんたちのご厚意で、1日に2棟の木組みの家をご案内することができました。
当日は、ご参加の方たちに無垢の家の暮らしをじっくりと見ていただきました。

「高円寺の家」はお一人住まい、「小竹の家」は2人のお子さんのいるお宅です。
当日は、それぞれの家の違いを体験していただけたかと思います。
建主さんからは、木組みの暮らしの実体験をお話いただき、内容の充実した内覧会になりました。

ご参加のみなさま、お家を見学させていただきました建主さん、どうもありがとうございました。
これからも末永く大切にお住まいください。

2013年06月21日 Fri

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古民家再生「南房総の家」浴槽が入りました

古民家再生「南房総の家」浴槽搬入 「南房総の家」の浴室は、露天風呂のように、自然に囲まれたロケーションを楽しむことができます。 木製窓を引き込み、2方向を開放して180度パノラマを眺望できます。「南房総の家」の大きな特徴です。

 

大工工事も順調に進行中です。
リビングとダイニングをつなぐアーチの開口も形ができました。これから漆喰が塗られます。

奥に立て掛けられた立派な格子の建具は、元々納戸の扉として使われていました。
今度はダイニングとキッチンの間に設置されます。

古民家再生ならではの空間になってきました。

古民家再生「南房総の家」大工工事居間

2013年06月17日 Mon

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小さな「八王子の家」が始まります

木組みの家「八王子の家」SketchUp外観

朝日を浴びるバルコニーをつくりました。
下は駐車場になります

小さな木組みの「八王子の家」が始まります。

若いご夫婦とお子さんの3人家族の家です。
南側に大きな建物が建っていますが、3Dで日影の検討を行い、
冬でも吹抜けを通して、暖かくて明るい陽が入るように計画しました。
さらに、寒さの厳しい八王子に対応するために、高断熱仕様で、約25坪2000万円の家です。

木組みの家「八王子の家」SketchUp冬至

SketchUpによる日影検討で、冬でも明るい家です

 

2013年06月12日 Wed

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小さな家

都会では狭い敷地が多くなったのか、徐々に小さな家が増えているようだ。当事務所でも最近、小さな家を依頼されることが多くなった。

とはいえ都市に生活する人たちにとっては、狭いながらも、住めば都。夢を実現する設計者としては、狭い敷地を有効に生かすことは当然ながら、住まい方に工夫を凝らして努力する。これまでも、大きな豪邸ばかりを手がけていたわけではない。標準的な30坪くらいの建物が多かったが、さらに広さを絞ることになってきた。

通常ならば、一定の広さを確保できていたのに、最初から違う。型にはまったルーティンワークではすまない。無駄を徹底的に洗う作業が続く。空間のどこを絞るのか。これが意外と楽しくて、面白い。

小さな家づくりには、コツがある。最小限住宅という言い方があるように、ぎりぎりの狭さで生活することを考える。こうなると、人の体の大きさから必要な空間を確保する作業となる。人間工学の探求だ。

かといって、機能本位ではなく、癒される住まいでありたい。宇宙ステーションのような空間では落ち着かない。これまでのような常識や定番を見直す。トイレや水周りなどの単位寸法を見直す。さらに玄関や階段の最低限の大きさはどのくらいか。導線は短く、むしろなくする。

それでも、窮屈に感じない室内をつくるには、絞るところは絞るが、必要な広さは確保する。広げられるところは広げる。敷地の狭さのために、横に広げることはできなければ、縦がある。小さな家の空間は、断面で考えるということか。気積は大きくできるから。

究極は、狭さを感じさせないのがいい。出来上がりが、さりげなく普通の家に見えるといい。小さな家には、意外性と驚きと平穏がある。さぁ、知恵を絞ろう!

 

2013年06月11日 Tue

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「吉祥寺の家3」が始まります

木組みの家「吉祥寺の家3」SketchUp南外観

「吉祥寺の家3」南面外観です

木組みの家「吉祥寺の家3」

3Dで日影の検討を行い、形状と配置が決まりました

「吉祥寺の家3」がはじまります。

若い二人の新居です。コンセプトは木漏れ日のある家。

 配置と建物の形は、南側に建つだろうと予想される、隣の家の冬至の影の長さから決まりました。

南ルーバーが特徴的な家で、ルーバーは夏の日射遮蔽に役立ちます。

温熱環境を計画しながら、まだまだ検討中ですが、2.5間✕6間の細長い木組みの家になりました。

シンプルな架構で心地よい家をめざします。

 

2013年06月06日 Thu

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「木組みの家」お住まい内覧会ツアー開催のご案内

木組みの家内覧会ツアーのご案内(2013.6.16)

 急なお誘いですが、都内の木組の家のお住まい内覧会ツアーを開催いたします。

どちらのお宅も、暮らしの様子がわかる見学会です。

「無垢の木と漆喰の住まいは、どんな居心地なんだろう?」
「無垢の木は傷つきやすいの?」
「メンテナンスはどうすればいいの?」
「小さな家でも広々と住める?」

建主さんとのお話から、木組みの家での生活がお分かりになると思います。
少人数でのご案内ですので、ゆっくり見ていただけます。

この機会に、木組みの暮らしをご覧になりませんか?
どうぞお申込みをお待ちしております。

「小竹の家」のページはこちら
「高円寺の家」のページはこちら
高画質案内チラシはこちら

 

「木組みの家」お住まい内覧会ツアー

開催日時:
2013年6月16日(日)
13:00~16:00
対象:家づくりをご検討の方
※一般向け見学会ですので建設業関係の方のお申込みはご遠慮ください。

お申込み先:
松井郁夫建築設計事務所
電話:03-3951-0703 メール:ok@matsui-ikuo.jp
松井郁夫建築設計事務所お問い合わせフォーム

2013年06月04日 Tue

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ウッドマイルズ 10周年記念フォーラムのお知らせ

国産材利用の研究会です。6月25日に10周年記念フォーラムがあります。

ウッドマイルズ研究会10周年記念フォーラム

 

申し込みはこちらから

ウッドマイルズフォーラム申込書

 

ウッドマイルズ研究会発足10周年記念フォーラムのお知らせです。

いままさに、木材の利用を考える時期ですが、ウッドマイルズ研究会はもう10年以上の活動を通して、地域材利用の大切さを訴えてきました。

今年は、10周年の記念フォーラムです。木材利用ポイントなど、国産材利用が国の施策として取り組まれている最中です。

この時期に、各地の先進事例に学びませんか。

松井もコメンテーターとして参加します。

みなさまもぜひお運びください。

2013年06月03日 Mon

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「新建ハウジング+1」に「高円寺の家」が巻頭掲載されました

新建ハウジング「新防火地域で実現する木の家」

新建ハウジング「新防火地域で実現する木の家」
高画質PDFはこちらをどうぞ

【新建ハウジング+1】の6月号に『「新防火地域」で実現する木の家』と題して、「高円寺の家」が掲載されました。事例の一番はじめに大きく取り上げられています。

防火規制の厳しい都心部でも、無垢の木をふんだんにあらわした木組みの家が、実現できます。
住宅密集地でお住まいをお考えの方は、どうぞお気軽にご相談下さい。
無垢の木と漆喰につつまれた自然素材の家をお届けします。

2013年05月30日 Thu

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連載【木組みの家に住んで】
第一話「木組みの家の暖房事情」

 「高円寺の家」のオーナーのKさんが、エッセイを送ってくださいました。 
今日から、連載をはじめます。

Kさんは60歳でこの家を建てられ、お一人でお住まいになっています。

無垢の木と漆喰の木組みの家の生活は、どのような暮らしなのでしょうか。
日々のお住まいの様子をお楽しみください。

 

【木組みの家に住んで】

「高円寺の家」施主

第一話
木組みの家の暖房事情

木組みの家「高円寺の家」外観

外観の全景です

今冬の寒さはとても厳しいといわれています。

野菜が育たなくてスーパーで高騰しているくらいです。
おまけに東京では成人の日の大雪。

 

新しいわが家は畳がなくすべての床が板敷の設計です。

その板敷と寒さには思い出がありました。

わたしが40年前に入学した高校では、柔道と剣道の選択授業があったのです。わたしの選んだのは「剣道」クラス。

この剣道が寒かった。
防具をつけて板敷の体育館で素足にならなくてはいけません。
冬場はこれがつらい。

床板が冷たくて、凍える思いがするのです。

先生がくるまでは、ちゃんと立っていられなくて、震えながら「かかと」だけで立っていたおぼえがあります。
みると他の同級生も同じような格好になっていた。

ですから「板敷は寒い」というのがその頃からのわたしの印象だったのです。

今回、家を建てるにあたって、床はすべて檜(ひのき)の板敷になると聞かされていました。

床下暖房を設置するとは聞いていましたが、「板敷の寒さの」印象がよみがえってきます。
いったい、どんな住環境になるのでしょう?

 

木組みの家「高円寺の家」ダイニング

床は桧、壁は漆喰です

引っ越し日は、昨年のクリスマスでした。

実際に住んでみないとどれだけの寒さかわかりませんでしたから、 旧家から4畳半のカーペット1枚と10畳用のファンヒーターを持ち込んで寒さ対策に備えたのでした。

寒さがつらければ、すぐこれを取り出すつもりです。

暮らしてわかったことは、室内が寒くないのです。
板敷も冷たくない。

専門家に聞くと、
「床が檜(ひのき)なら冷たくないでしょ」と言われました。
床材につかう木の種類で、冷たさが違うらしいのです。

 

 

前に住んでいたのは、終戦後すぐに建てられた木造モルタルの家だったのですが、冬のさかりには頭が冷えて暖房なしではいられなかった。
でも、新しい家では、そういう厳しさを感じなくてすむのです。

それは床の材質のほかに、壁が昔ながらの「漆喰(しっくい)」
だということに秘密があったようなのです。

室内の湿度の違い。

「同じ30度の気温でも、日本の夏とハワイでは感じる暑さが違う」とは、よくいわれます。
湿度によって体感温度が異なるという。

夏は湿度が低いほうが涼しい。
ということは冬に乾燥(湿度が低い)すると、寒さはより厳しいことになります。

湿度からみてみれば、日本の夏は多湿なので
「厳しく」暑く、冬は乾燥していて「厳しく」寒いのですね。

木組みの家は、壁が漆喰です。

たとえ外気が乾燥していても、室内では壁が呼吸をしていて適度な湿り気を排出してくれます。

だから低温でも寒さを感じなかったのでしょう。

暮らして1ヶ月ですが、暖房をほとんどかけていません。
そのかわり、ウールの帽子をかむり、綿入れを着て、厚手のソックスをはいて一日をすごしています。

 

木組みの家「高円寺の家」暖房器具

アミアミに暖房器具がかくれています

 引っ越しして2日目の12月26日にこの家の設計をしてくださった松井さんから

「どうですか。寒くはないですか」というお電話をいただきました。

わたしは暖房をつけずに住んでいることを話して、持ち込んだファンヒーターのことなどをお伝えしました。

すると松井さんは、
「煤のつく石油ストーブをたくのは壁によくないですよ」とおっしゃったのです。

炎をたくとどうしても室内の空気がよごれて、それを吸った白壁が、長年月をかけて黒ずんでしまう、とのことでした。

ほんとうに壁は呼吸をしているのですね。

 

<第二話につづく>

 

_

「松井事務所」より

Kさん、エッセイありがとうございます。
「高円寺の家」は無垢の木と漆喰の調温湿効果によって、室内の温度と湿度が安定しているので、一度温まると冷えにくいのでしょうね。また、乾燥した時期に湿気を放出してくれると、体感温度は良いかもしれません。
床置エアコン一台で全室が空調できる工夫を施した、省エネルギーの木組みの家ですが、エアコンはあまりつけていらっしゃらないようですね。この冬の寒さは、大丈夫でしょうか?

燃費の良さを計るために、1年を通して温熱環境がわかる、温湿度計を置かせてもらっています。
シーズン毎にデータを公開します。夏のレポートも楽しみですね。

木組みの家「高円寺の家」お庭づくり「高円寺の家」では、庭づくりがはじまりました。
斜めに流れるイメージで石を置いていきます。塀は竹でつくりました。
家づくりのご依頼のとき、建主さんからひとつだけいただいたご要望は「庭を眺めて暮らしたい」というものでした。
家の中からは、どこからでもお庭を臨めるようになっています。
5月の「お住まい内覧会」をご期待ください。

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