プロジェクトレポート
2019年01月29日 Tue
今年で5年目を迎える「八王子の古民家再生」現場の足場が取れて、外観の全容が現れました。
これから内部の造作にかかります。3月完成を目指していますが、まだまだかかりそうです。
暖かくなった頃に、内覧会を開催したいと思います。
その前に古民家好きの学生を連れていきます。学生に古民家は、大人気!
特に女子学生は興味あるようです。なんででしょうかね?
2019年01月25日 Fri
ブログ | プロジェクトレポート | RC
保育園と共同住宅の工事が、佳境をむかえおります。
2月のお引渡しまで、一ヶ月を切りました。
1・2階は保育園、3階は共同住宅。保育士さん向けのワンルームとファミリータイプがあります。
内部の木組フレームや外部のランダム格子が付きました。
通行人が振り返ってゆきます。
家具工事も終えて、外構工事を残すのみと言いたいのですが、いろいろ積み残しがあり、現場は大わらわです。
毎回思いますが、後一ヶ月時間がほしい!
2019年01月11日 Fri
長年、本陣の建物を傾いたままで補強していた鉄骨を撤去しました。
これで16cm傾いていた建物の直しが、ようやく完了しました。
これからは、室内の仕上げ工事にかかります。
5年目の工事が続きます。 5月の竣工を目指して、完成が楽しみです。
2019年01月08日 Tue
15年続いた「木組のデザイン」ゼミナールと、好評だった「古民家再生ゼミ」を統合し、「古民家+木組」のデザインゼミナールとしてリニューアルします。
(案内チラシの画像をクリックで、詳細ページにジャンプします)
「古民家+木組」のデザインゼミナールは、再生コース・設計コースの2つのコースがあります。
再生コースは、江戸東京たてもの園での実測実習を経て、古民家再生の設計を行う実践型講座です。また、古民家再生に適した構造計算法である、限界耐力計算の演習も行うので、ゼミを修了すれば、仕事でそのまま活かせる技術が身につきます。
設計コースでは、初日の即日課題をベースに、耐力壁・水平構面の考え方などの座学に加え、伏図の作成、木拾いの実践、軸組模型の作成を行い、段階的に木組の家を創るための実践を行います。更に、温熱編では、時代の要請である温熱性能の向上・省エネ性能の向上を森林文化アカデミーの辻充孝先生によるパッシブデザイン講座から学びます。課題を提出することで、最新の温熱計算ツールを手に入れることができます。
また、設計コースの3回目には、美しいデザインの建築を手がける横内敏人先生、泉幸輔先生をお呼びしました。最近の仕事を中心に講演をしていただきます。
古民家再生、美しい木組の家づくりを同時に学ぶことができる内容盛りだくさんのゼミとなっております。
定員に達し次第締切となりますので、お早めにお申し込みください。
全国から奮ってのご参加をお待ちしております。
2019年01月06日 Sun
2019年1月7日「鎌倉古今」がGROUND OPENします。
最新の写真が届きましたので公開します。
鎌倉二階堂の隠れ家。「古今」にお運びください。
ふるさのなかのあたらしさが 心地よい。
むかしといまが あなたを癒やします。
2019年01月01日 Tue
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
2019年01月01日 Tue
新年あけましておめでとうございます。
おかげさまで、今年は当事務所も開設から35年を迎えることが出来ます。
昨年は、「鎌倉古今」と「さくらさくみらい保育園」の完成から始まり、
拙著「古民家への道」の発行と、ウエルパイン書店の開設を果たし、
古民家再生「漢方の本陣」が「2020年日本エコハウス大賞」を受賞いたしました。
これもひとえに、みなさまのおかげと事務所一同 感謝致しております。
いよいよ2020年「地球環境の回復の年」であると思います。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2018年12月26日 Wed
ブログ | プロジェクトレポート | 八王子の家
八王子の古民家再生工事の現場報告です。
ようやく外観がきまりました。
寄棟だった屋根を切妻にし、両方のケラバを「セガイ造り」にして、小屋裏をせり出して立体感を強めました。
左官塗りの小屋裏と目板張りの焼き杉のコントラストがいい感じです。
屋根の中央に開けた明り取り「高ハッポウ」もすでに完成しております。
来年1月中に足場が取れて全容を現します。
ケヤキの上り框も永田棟梁が加工中です。
内装はまだ時間がかかりますが、完成が楽しみな現場です。
乞うご期待!
2018年12月24日 Mon
ブログ | プロジェクトレポート | 保育園+マンション | RC
来年4月の開園を目指して、「さくらさくみらい保育園」の建設が進んでいます。
1階と2階は保育園。3階は共同住宅の建物です。
足場が外れて一部の外観が見えてきました。
内装工事も佳境です。
完成が待ち遠しい現場ですが、スタッフは目まぐるしく働いています。
来年2月に引き渡しです。みんながんばれ!
2018年12月20日 Thu
鎌倉の山懐に包まれた二階堂に、古民家HOTELとレストランが竣工しました。
1月7日OPEN
安政2年(163年前)の農家をレストランに、昭和初期の数寄屋をHOTELに食事と宿泊ができます。
松丸太の架構のダイナミックなレストランと、意匠を凝らした建具・唐紙が、時間を超えて訪れる人を癒やしてくれます。
イタリアンのランチもありますので、鎌倉にいらした折には、是非お運びください。
2018年12月14日 Fri
2019年2月4日に横浜で樫原健一氏の「地域技術者が守る伝統的木造建築物」という講習会が開催されます。
JSCA関西監修「木造住宅・建築物の耐震性能評価・補強耐震マニュアル」限界耐力計算の作成の中心人物である樫原健一氏から直接お話を伺うことができます。
いわゆる、古民家や石場建てなどの耐震設計に特化した「限界耐力設計法」の講習会は関東では大変珍しく、この機会に是非受講をおすすめします。
伝統的建築物の保存と活用のために聞いておきたい講習会です。
2018年12月08日 Sat
あっという間の一年でしたが、みなさま、大変お世話になりました。
お正月休みを12月28日から1月4日までいただきます。
少し早いですが、来年もよろしくお願いいたします。
2018年11月15日 Thu
ブログ | プロジェクトレポート | 保育園+マンション
順調に進んでいる「保育園+共同住宅」ですが、先日、消防検査を受けました。
質問された内容をパートナーの荒俣さんが答えます。
細かいところまでクリアして終了。頼りになるなぁ!
仕上げ工事を進めてもらいます。
現場の白石建設監督下田氏さん、もうひと頑張りですよ!
それにしてもRCは迫力があります。
古民家の架構を見ているような・・・
2018年11月13日 Tue
ブログ | プロジェクトレポート | 八王子の古民家再生
八王子で進めております、古民家再生現場の屋根が姿を表しました。
もとは茅葺きの古民家です。屋根裏は蚕を飼うようになっていましたが、茅を下ろして明り取りをつけました。
「高ハッポウ」という山形県の月山の麓、田麦俣集落に多い屋根です。古い写真を載せておきました。すごい迫力でしょう!
今回は板金屋根になりますが、その美しい姿を八王子で再現しました。
古民家の屋根は地域の気候風土によって形づくられます。
元は豪雪地帯の屋根形態ですが、今の時代に伝えたいと思いました。
この古民家にも似合うかなぁ?
2018年10月25日 Thu
ブログ | プロジェクトレポート | 漢方の本陣
滋賀県長浜市木之本で進めております「漢方の本陣」再生工事の現場報告です。
大きく傾いていた建物を立て起こし、耐震壁が出来てから、先代の時代に入れた鉄骨の補強を取り除きます。
傾いたままで入れた補強鉄骨材は厄介です。この鉄骨がずっと、建物の垂直保持を阻害していました。
耐震壁は落とし板ですが、これは構造担当の川端真氏の提案です。
早く仕上がりの姿が見たいのですが、古民家の再生仕事は架構が命。
今しばらくの辛抱です。
2018年10月23日 Tue
佳境にはいった「鎌倉古今」の現場に、建具の打ち合わせに行ってきました。
レストランの客席の天蓋と厨房のフード周りが出来つつあります。
古建具の再生もはじめました。
なんと言っても今回のメインは「蔵戸」です。
重厚な扉がレストランの入口で、お客様をお迎えします。
古建具の中でも、最も大きな扉です。どのように仕上がるか楽しみです。
2018年10月16日 Tue
15年続いた「大工育成塾」からリニューアルした「大工志塾」が始まりました。
入塾式には、全国から30名の新塾生が集まりました。
理事長の上野公成さんの挨拶から始まり、塾長、国交省、林野庁、神流町長などの関係者のお言葉をいただきました。
さあ!来月から全国行脚が始まります。気を引き締めて、がんばります。
2018年10月16日 Tue
設計監理に行ってきました。レストランの内装の打ち合わせです。
カウンターまわりの原寸を壁に描いていてくれていました。
カウンターや椅子の高さの検討に、時間をかけました。
原寸で検討することで、一層リアリティがわきます。
心地よく、美しい空間を提供したいと思います。
まだまだ下地の段階ですので、職人を増やして、急ぐようにお願いしてきました。
お引渡しまで、あと二ヶ月。
ipadによる現場指示もしてきました。現場指示が簡単にできて便利です。
2018年10月13日 Sat
ブログ | プロジェクトレポート | 飯山の古民家再生
日本に長く住んでいるカナダ人のJさんが、長野県飯山に古民家を購入されました。
スキーの基地として別荘する予定です。
飯山市には、移住定住推進課があり、市の担当者が、古民家の売買のお世話をしてくれます。
この古民家も、終日実測までお手伝いいただいて、購入が決まりました。
さて、これからどのように生まれ変わるのか?
楽しみです!
2018年10月05日 Fri
ブログ | プロジェクトレポート | 保育園+マンション | RC
コンクリートが打ち上がり型枠も外れて、建物内部の全体像が見えてきました。
太い柱と梁が印象的です。ラーメン構造という柱梁で支えられた開放的な架構は、まるで古民家の骨組みのようです。
「民家はコンクリートや鉄骨の現代建築につながっている」と言ったのは、建築史家で民家研究で有名な「伊藤ていじ」先生です。
この建物が長く使われるように、丈夫な架構で将来の間取りや仕切りの変更に耐えるように作りました。
間仕切りは軽量鉄骨でいつでも取り外せます。配管設備も床下の広い空間で交換ができます。
立つ前から変更話で恐縮ですが、保育園の契約期限の20年後も考えて設計しました。
建物は人の人生より長いと思うからです。
それにしても、コンクリートはモノトーンですね。