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2014年07月31日 Thu

いま「住まい」に求められること

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昨晩、WEB・HOME’sPRESSで「木組みの家」を取材して下さったコーディネイターの方とライターの方を交えて食事会をしました。

まずは取材の連載が、好評であったとのうれしい報告を受けました。3回とも250以上の「いいね」がついたそうです。なんと1回目は367の「いいね」がついたということです。通常は80くらいだそうですから、大変な反響だといえます。

また、HOME’sPRESSは、広告収入に頼らない自主的な運営によって、社会的にも公平な記事を書いていることも分かり、驚くとともに取材を受けたことを光栄に感じました。あらためて感謝です。

食事会ではいろいろな話をしましたが、これからの家づくりの方向について、いくつかお話を聞かせていただき、大変参考になりました。

なかでも、これからの住まいに求められることの一番は、「寿命」だということです。住まい手が求めるのは、長く住めるということ、つまり建物の寿命が最も気になるという話でした。最近の傾向として、「構造」「温熱」「劣化」がキーワードだと他でも聞いていましたので、なるほどと納得しました。

住まいの動向は、2020年に控えた省エネ法の改正、義務付け問題がクローズアップされて、ゼロエネや、スマートハウスなどがマスコミを賑わせています。どれも建物の性能を向上させることが大切ですが、建物本体の構造が長持ちしなければ意味のないことです。そこで、住まい手が求めていることが「寿命」だという話は健全だと感じました。

3.11以来、これまでの生活をあらためる方たちが増えていますが、控えめな暮らしと節電は3年が経過しても風化させてはいけないことだと改めて思いました。

人は人生の90%を建物の中で暮らすといいます。いまこそ、安全で快適かつ丈夫で長持ちする住まいが求められていると感じた会でした。お二人に感謝!