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2017年04月10日 Mon

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台湾の楊棟梁にお会いしました

台湾 楊棟梁訪問

台湾 楊棟梁訪問

随分前になりますが、事務所に一本の電話がかかってきました。

「いまからスカイプ出来ますか?」「あなたの書いた本で質問があります」電話の主は台湾に住む楊さんの親戚の甘さんでした。

「私家版仕様書」を読んで家を造ろうとしているというのです。楊さんは日本語ができないのですが、技術書なので図や写真を見て造るといいます。

とても驚きましたが、それから何度かFBで質問のやり取りをしました。それから長い年月がたちました。時々、工事の写真を見ていましたが、ついに今年4月8日に、台湾の高雄市のさらに南の自力建設の現場を訪ねることになりました。

長い間交流していたので、会った瞬間にむかしからの友人のような気分になりました。現場には延べ100人の建築関係者や親戚の方が見えて大盛況! 早速、家を見せていただき、わたくしのスライドショーと楊さんとの対談を行いました。

建物は「私家版仕様書」を見ながら造っているので、書いてあるとおりの木組です。本から学んだ知識だけで造るとは驚きです! 「私家版仕様書」を揚さんに勧めていただいた国立高雄大学の陳教授も、まさか実際に造るとは思ってなかったようです。

継手や仕口も試作の模型を作りながら、ミリ単位で仕事をしていることもわかりました。すごい情熱です。

なぜ日本建築を作りたいと思ったのか訪ねたところ、子供時代に親戚の方が日本式の住宅に住んでいて、畳の部屋で寝たことがあり、その感覚が忘れられなかったといいます。畳の良さがわかるなんて、うれしいですね。

ところが、台湾ではいまや木の家を作ることはないといいます。台風常襲地域でコンクリートの家が当たり前の土地柄だそうです。沖縄と同じです。あまりにも珍しいので、マスコミの取材も多くこの日も、昨年日本に取材に見えたカメラマンのSuさんも来てくれました。

現場では、陳教授も交えて3人で鼎談を行いました。会場に見えていた木造に興味のある建築家や、学生さんとゆっくり話ができてとても有意義な時間が過ごせました。わたしにとっては夢のような交流体験です。楊さん、陳先生、甘さん、ご親戚のみなさま、会場で会えたみなさま、ありがとうございました。

中国語のわからないわたくしの話をわかりやすく通訳をしてくれたのは、中国籍の工学院大学4年生の岡崎灌涵さんです。彼女がいなければ、今回の訪問はなかったと思います。

みなさん本当にありがとう!

完成した頃に再度訪ねたいと思います。木造建築の技術は本来中国から伝わったものですが、どちらの国からも伝統技術が失われようとしている最中、有意義な訪問であったと思います。

2017年4月8日が、日本と台湾の木の家の復活の始まりの記念日となれば幸いです。謝謝!

 

很久之前,事務所裡打來了一通電話。
 
  電話的另一方是住在台灣的楊先生的親戚,甘先生。他說,“我們可以現在用skype嗎?”,“關於您寫的書籍,我們有一些問題想要資訊”。
 
  對方講到想要以我們寫的《私家版 仕様書》來建造一所住宅。楊先生說他雖不懂日語,但能讀懂圖紙和照片。

 

  我非常驚訝,隨後便經常在FB上與楊先生進行交流和問答。從那之後已經過去了很久,之間,我會經常看到工程的照片。直到如今,今年4月8日,終於得到機會訪問台灣高雄市以南的自力建設現場。
 
  因為很長時間都有聯繫,所以即使是第一次見面,也感覺像是認識了多年的舊友。現場來了百餘位的建築關聯者以及楊先生的親朋好友,很是熱鬧。參觀家屋後,便開始了我的簡報和與楊先生的對談。
 
  不愧是以看《私家版 仕様書》這本書所蓋起的建築,它擁有和書中所載相同的組木結構。真不敢相信單單是以書中所記載的知識而蓋起來的。把這本《私家版 仕様書》介紹給楊先生的,國立高雄大學的陳教授,好像也沒有想到楊先生會真的蓋起來。
 
  我發現楊先生真的十分熱心,不僅注重每一公分的精準度,還會將榫頭做成模型。
 
  當我詢問起為何要建造日式建築,他說,因為小時候在親戚的宿舍住過日式建築,並且無法忘記睡在榻榻米上的感覺。楊先生能感受到榻榻米的好處,這讓我不知有多高興。
 
  儘管如此,因為經常會有颱風的來襲,如今在台灣已經不再建造木造家屋,反而是RC造的房屋更加普遍。這和沖繩是相同的。因為很稀奇,這一天也來了許多媒體朋友,也包括了去年來日本訪問過我的蘇女士。
 
  我於楊先生和陳教授三人,在現場進行了鼎談。也與在場對木造感興趣的建築家,學生,進行了交流,度過了十分有意義的時間,彷彿是在做夢一樣。非常感謝楊先生,陳老師,甘先生,各位親朋好友還有在場的各路人士。
 
  這次在現場為了不懂中文的我負責翻譯的是工學院大學四年級學生,中國國籍的岡崎灌涵(姜灌涵)。我想如果沒有她,就不會有這次訪問。
 
  再次感謝大家。
 
  待到完成之時我會再次前來訪問。雖然木造建築技術原本來源於中國,但如今兩國的傳統技術都在逐漸消失,所以我認為這次的訪問具有重大的意義。
 
  2017年4月8日,希望這一天能成為日本和台灣木屋復興的紀念日。謝謝。
 
  本文翻譯:姜灌涵

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