プロジェクトレポート
2018年07月26日 Thu
今春より設計を進めてまいりました、鎌倉の古民家再生工事がいよいよ始まりました。
鎌倉の奥座敷、二階堂に残る安政2年(167年前)の建物を、レストランとホテルに改修します。
緑豊かな自然に囲まれた、素晴らしいロケーションです。
「くらつぐ」という古民家再生に特化した会社の企画運営です。
https://kuratsugu.jp/
まさに蔵を改装した寝室や昭和の数寄屋を改装した宿泊棟がみなさまをお迎えします。
レストランは、奥田シェフをお迎えしております。
オーガニック料理のディナーやランチをお楽しみください。
すでに予約を受け付けております。
https://www.kamakura-cocon.jp/news/stay
どうぞ新しい鎌倉の魅力を体感してください。
2018年07月23日 Mon
竹中大工道具館から展覧会のお知らせがありました。
興味のある方は是非足をお運びください!
「南の島の家づくり-東南アジア島嶼部の建築と生活」
https://www.dougukan.jp/special_exhibition/minaminoshima
2018年07月21日 Sat
ブログ | プロジェクトレポート | 漢方の本陣
「漢方の本陣」は、大きく傾いていた建物が真っ直ぐになりました。
橋本工務店の技術には目を見張るものがあります。
きれいな足固めの仕事を見てください。
数多くの根継ぎは、すべて金輪継です。柱の継ぎ手で最も堅牢な仕事です。
270年前の古民家の再生現場とは思えない強固な架構になりました。。
土壁も貫を入れ竹木舞を掻いて再現しています。
改修後は、「登録文化財」に滋賀県から推薦していただけるようです。ありがたいですね!
さらに、昔の姿そのままに、温熱改修を行います。
ここからは、夏見工務店の力をお借りします。
夏見さんは見えない空気をコントロールします。凄腕のパッシブハウス会員です。
現場では断熱材の入れ方について、念入りに打ち合わせしました。
外断熱が基本ですが、敷地の境界が厳しく内断熱になる箇所もあり、納まりの検討が必要です。
床下は、ゾーニング計画によって、エアコン一つで生活空間の寒さを取り除く試みです。
今回のような古民家での本格的な温熱改修は、おそらく日本でも珍しいと思います。
また、古くて低い梁を欠き込んで、頭が当たらないように補強も入れます。
もともと日本家屋の内法は5尺7寸の高さです。現代人では頭が当たります。
今回、床を水平に直したので、さらに低くなりました。
ここが知恵の絞りどころ。仕上げをお楽しみに!
2018年07月10日 Tue
ブログ | プロジェクトレポート | 保育園+マンション
暑い中、炎天下の下での中間検査を受けました。特に指摘されることもなく、順調な現場です。
コンクリートの躯体は、木造住宅の何倍も大きく、柱、梁に囲まれた広い空間が出来るのが、魅力です。
まるで、民家のような架構に見えます。
作業員の方、逃げ場のない猛暑の中、ご苦労様です。
2018年07月10日 Tue
ブログ | プロジェクトレポート | 八王子の古民家再生
八王子の古民家の屋根に、明かり採りの窓が付きました。
このような窓を「高ハッポウ」といいます。
山形の田麦俣の「かぶと造り」の民家に見られる屋根の形態です。
八王子の古民家は3階から光を取り入れて、1階までの吹き抜けで明るさを確保します。
これからが、楽しみです。
2018年07月06日 Fri
松井事務所では、一緒に仕事をしてくれる工務店さんを探しております。
当事務所は、事務所開設以来、無垢の木と漆喰を使った家づくりを目指しております。
最近、木の家がほしいと望まれる方が多く見えていますが、仕事をしてくださる工務店が足りません。
木と木を組み上げる家づくりを、昔ながらの手刻みで、実践しくださる工務店を探しています。
できれば、都内の仕事ができると助かります。もちろん東京の近郊の会社でも結構です。
日本の本来の家、木組の家づくりをご一緒しませんか?
詳しくは、当事務所の松井にお電話もしくは、メールにてお問い合わせください。
これまでの実績を検討させていただきますが、これからの家づくりの未来をともにできる、
よい出会いをお待ち申し上げております。
代表取締役 松 井 郁 夫
2018年07月05日 Thu
ブログ | プロジェクトレポート | 住まいの相談会・見学会 | 高円寺の家
6年めを迎えた「高円寺の家」に、2組の建主さん候補の方たちをご案内しました。
午前中、1組目は若いご夫婦とお子様。
小さくても広がりのある空間を、とても気にっていただき、
現在計画中の3階建ての木組の家を、実施設計に進めることになりました。
午後は、4人のご兄弟で共同住宅を考えている建主さん候補の方たちです。
8人の見学者に19坪の家は、満杯で狭くなると心配しましたが、大丈夫。
広さは面積ではなくて、空間の繋がりや、外部の見え方、透視感などが大切なことをご説明させていただきました。
梅雨明けの暑い日でしたが、どちらも、自然素材の体感温度の爽やかさを体験していただき、みなさん大変熱心に見学されました。
2組の建主さん候補のご案内でしたが、みなさん木組の家の空間と性能に納得されたと思います。
松井事務所では、お住まいの家を見学していただく「お住まい見学会」をご要望に応じて実施しています。
現在お住まいの建主さんの方のご感想などお聞きする良い機会ですので、どうぞお申し込みください。
2018年 / 7月