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2015年11月30日 Mon

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日本が取り残される?

地球温暖化が待ったなしの状況であることは、世界的な天候異変を見れば明らかです。そんな中で、温暖化対策パリ会議(COP21)が開かれます。

この会議から、脱化石燃料時代に向けて新たなルール作りが始まります。1997年の京都議定書(COP3)は、先進国に対して法律的な義務を課する割り当て目標として、当時は画期的なルールでしたが、2020年には、途上国や新興国も含めた新しいルールを目指します。各国が目標案を設定し、その成果を監視し、評価しあうことになるのです。

日本は、現在2020年の省エネルギー改正の義務化の検討にあたって、地域の気候風土に応じた住まいに対してガイドラインが公表されました。その中では、伝統的な工法の建物は、温熱の性能である外皮性能の適用が基準に満たなくても、ガイドラインに沿った建物であれば建築主事の判断で適用除外を受けることができそうです。

日本の伝統的な内外真壁の家づくりも可能になることは歓迎しますが、一次エネルギー削減の世界的な大きな流れの中で、賛否両論が生まれそうな制度です。パリ会議とガイドライン検討の行方が気になります。
外皮適用除外概要_ページ_02

2015年11月21日 Sat

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「古民家リノベーション・プランニング講座」に行ってきました

岐阜森林アカデミーで開かれた社会人講座に参加してきました。

兵庫県篠山市で古民家を活用したまちづくり「ニッポニア」を運営する、金野幸雄氏(一般社団法人NOTE代表)の指導で、美濃市の古民家を取り上げて利活用と事業手法を学びました。

半年にわたる連続講座は、篠山の古民家再生事例や、雲上の城で有名な竹田城下のつくり酒屋を改装した、ホテル「エン」などの見学から始まりました。その後美濃市の伝統的建物群保存地区「うだつの上がる町」に場所を移して、市が所有する古民家「須田家」を事例に実践講座が続きました。

周辺の地域を把握するために町を歩き、住んでいる方のお話を聞き、3つのグループが提案をつくります。受講生は、総務省が全国の自治体に派遣する「地域おこし協力隊」の若者ばかりです。同じグループの人たちに助けられて、座敷から見える庭を生かした、いい提案ができました。講座の最終日には、市民の方を招いて発表しました。

事業手法や運営費用までを盛り込んだ発表は、市民の方に好評でした。金野氏は、「この提案は、実際に実現可能なものばかりです。」と言っていただきました。今後の美濃市の動きが気になりますが、ここで培った手法を、多くの若者たちが実践してゆく日が来るのが楽しみです。

うだつの上がる町 美濃

伝統的な町家は紙問屋です。

須田家のお庭

綺麗なお庭と座敷が印象的な建物です。

グループの中間発表です。

みんな才能のある人で助けられました。

須田家の座敷で発表

市民の前で発表会。須田家の座敷にで行われました。

2015年11月08日 Sun

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住宅建築 好評連載中「古民家その用と美に学ぶ」 

雑誌 住宅建築に連載記事を書いています。「古民家の用と美に学ぶ」という題名です。隔月の発行の雑誌ですが、住宅雑誌としては老舗です。これまでも時折、古民家再生の仕事を取り上げていただきましたが、講演会を機会に連載記事となりました。このブログでは、校正中の表紙をちらりとお見せするだけですが、どうぞ、バックナンバーをお取り寄せになり、詳しくお読みください。今回は第3回のスケッッチを掲載します。

足固めの効果

住宅建築連載第3回

2015年11月02日 Mon

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「深大寺の家」完成内覧会のご報告

「深大寺の家」完成居間

先週末の「深大寺の家」完成内覧会は快晴で、
たくさんの方々にお越しいただき、
木組ゼミの受講生を中心に、
新潟や能登からもプロの方々がお見えになりました。

24坪の小さな家ですが、風の流れや太陽のまわり方を計算して、
建物を配置し、小さな吹き抜けを設けました。
窓の断熱性能を上げ、太陽光発電を搭載し、
エアコンによる床下暖房によりエネルギーの効率を上げました。
松井事務所の建物の中でも、温熱性能の高い木組の家になっているのは、
これからの地球環境を見据えてのことです。

もちろん架構は、無垢の木による伝統構法です。
吉野産の杉を使い、手刻みによる貫と足固めの壁、
仕上げは自然素材の漆喰壁です。調湿に優れた素材は、快適な室内を造ります。

建て主様ご家族には、これからの寒い季節を、
温かく過ごしていただけると思います。
建て主様のご厚意に感謝し、
お運びいただいた多くの皆様に御礼申し上げます。

設計:松井郁夫建築設計事務所
構造協力:小林一元建築設計室
施工:キューブワン・ハウジング

「深大寺の家」完成外観

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