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2010年10月29日 Fri

おかげさまで25年

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「むかしの技術をいまに伝えみらいに継ぐ」 という考え方で25年間。
おかげさまで、よい仕事に恵まれ、 多くの家づくりのお手伝いをさせていただきました。
お世話になった皆様に感謝の気持ちを込めて、 最近5年間の家づくりの写真展示を行います。
同時開催として、私の通う陶芸教室の皆さんの展示も行います。
どちらかというと陶芸展が中心になりそうですが・・・ お時間のある方は、どうぞお運びください。

 

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2010年10月13日 Wed

大文(ダイフミ)さんのこと

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ダイフミさんこと大工の田中文男さんは、いまを憂いながら全速力で現代を駆け抜けていってしまった。
先日、偲ぶ会が盛大に行なわれ、国交省や研究者、
設計者など多くの人のお話をお聞きし 改めて故人の存在の大きさを知った。
いつも怒鳴ってばかりいたが、伝統構法の復権を目指して多くの名言を残した。
「知識より智恵を大切にしろ」
「不易なものを真剣に勉強しろ」
「人をつくることを怠ったツケが来ている」
「設計者が出てきて仕様書が必要になった」
「建築は社会の仕組みそのものだ」
設計者の知らない大工の世界を目の当たりに見せてくれた人であった。
奥の深い名言の数々を思い出しながら、遺志に応えられる木組みの家づくり進めたい。

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2010年10月10日 Sun

「せがい造り」の家・公開二次審査通過

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「せがい」とは和船の構造から名づけられた、梁をせり出す架構のことである。
船の甲板を広げる工夫であり、「船外」ともいう。
「検見川の家」は4年前に建てられた「せがい造りの家」であり、南と西に張り出した2階の床が「船外」である。
この家の張り出しは、伝統構法の架構だからできる5段の梁組みである。
伝統構法「木組みの家」を造り続けたい!と思う気持ちで木の建築フォラムの賞に応募。
昨日「木の建築賞」の二次審査を通過した。
公開審査会場では社寺建築や茶室を手がける松本高広棟梁に絶賛を受けた。
棟梁ありがとうございました。日本の伝統構法の復権に乾杯!

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船の図は増田一真氏講演録より出典

2010年10月03日 Sun

「板橋の家」上棟

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秋雨の合間を縫って、2日遅れの建て方が始まりました。
木組みの醍醐味は、建て方にあります。
木と木が軋みながら組みあがってゆく様は、 木組みの家が靭性のある、粘り強い建物であることがわかります。
木は木同士で組むことの大切さがわかります。
金物では木を傷めてしまう事も、建て方を見ているとわかります。
木組みは、優れた接合部の工夫であることを実感した建て方でした。 上棟おめでとうございます。

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2010年10月01日 Fri

COMINET LIVE No.29-50

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2010年 / 10月-->