プロジェクトレポート
2009年05月31日 Sun
せがいは、船外と書いて船の甲板を広げるために梁を伸ばした形を言う。二階が一階よりも飛び出す木組みの醍醐味が味わえる。
「清瀬の家」上棟
2009年05月28日 Thu
木組みは木と木を栓で締めることがある。栓は打たれるたびに締まる。
2009年05月27日 Wed
木組みの建て方はいつも感動的だ。木と木を組むことで現れる空間は光が大切。空間の伸びやかさは、光の方向が決めてくれる。
「清瀬の家」上棟
2009年05月25日 Mon
ブログ | プロジェクトレポート | 清瀬の家
いよいよ建て方がはじまりました。
2009年05月23日 Sat
おかげさまで、わたくしたちの手がける木組みの家も100棟目を迎えました。今回の「清瀬の家」は、せがい造りという木組みだからこそできるダイナミックな架構です。長年、金物に頼ることなく手刻みの家づくりをともにしきた渡辺棟梁の極上の仕事です。またとない伝統的な木組みの醍醐味をこの機会にご高覧下さい。
2009年05月20日 Wed
今夜、国の伝統構法分類委員会にて発表した「提案書」を掲載します。これを契機に議論を深めたいと思います。国交省の木造振興室長からは公開討論会を約束していただきました。
伝統構法についての共有認識事項「提案書」
(1)伝統構法で建てられた家は、地球環境に適合する
(2)伝統構法の建物は、長寿命である
(3) 伝統構法の家は、保守管理や維持管理がしやすい
(4) 伝統構法の家は、再生・移築が可能である
(5) 伝統構法の家は、段階的に安全に対処する
(7) 伝統構法の家づくりは、地域づくりにつながる
(8) 伝統構法の家は、気候風土に根ざしている
(9) 伝統構法の家は、美しい景観を創出する ・ 大工技術の体系の中に建物の美しさを規定する基準「匠明」や「木割書」により日本の寸法体系をつくってきた。
(10) 伝統構法の家づくりを実践することで、成熟した社会をつくることにつながる
以上
2009年05月15日 Fri
ブログ | プロジェクトレポート | 清瀬の家
おかげさまで、わたくしたちの手がける木組みの家も100棟目を迎えました。
長年、金物に頼ることなく手刻みの家づくりをともにした渡辺棟梁の仕事です。
この度建主さんのご厚意で上棟見学会を開催させていただくことになりました。
「清瀬の家」は閑静な住宅地に建つ二世帯住宅です。
ダイナミックな架構が見える上棟見学会は、
伝統的な大工技術を体感できるまたとない機会です。
「せがい」という2階がせり出した伝統的な造りも見どころです。
むかしといまをみらいにつなぐ現代的な木組みの家をご高覧下さい。
2009年05月13日 Wed
ブログ | プロジェクトレポート | 越美文化研究所
上棟しました。懸造りが迫力を一層際立たせています。
夏に屋根と室内の暑い空気を抜いて、大雪の降る冬場には、部屋に光をいれてくれる越屋根です。
材を二段重ねすることを「船肘木」といいます。けらばを出すために用いました。
野地板を落としていきます。このあと断熱材をしっかり入れます。
垂木とそれを支える出桁です。豪雪地帯なので太い垂木を入れました。
松丸太が乗りました。途中で継いで、全部で6間強の長さです。
外壁に張る椹(さわら)の板を見てきました。
きめの細かいとてもきれいな材で、水に強く、香りもよく、色も変わらない最高の板です。
2009年05月07日 Thu
千葉の白浜の海岸にはユーモラスな奇岩が多い。海の波に洗われてできた不思議な造形に心惹かれる。
2009年05月01日 Fri
ブログ | プロジェクトレポート | 越美文化研究所
丸太の登場です。味のある格好のいいカーブの丸太が架かりました。
柱を一本一本立てて行きます。この風景が木組みの家の醍醐味です。
長い建物なので、まるで林のように材が立っています。
建方がはじまりました!はじめに懸造りから組んでいきます。写真からも水平面の精度が伺えます。
きれいな打たれた基礎コンクリートの上に正確に材が並んでいます。
階段もしっかりとできています。
2009年05月01日 Fri
この水の都に、いつの時代も人々は癒されてきたのだろう。ベニスにお別れの日。