プロジェクトレポート
2008年11月27日 Thu
いよいよ伝統構法の建て物が実験されます。
明日は神戸の波が入ります。はたして・・
くわしくは日本住宅・木材技術センターのHPをご参照ください。
http://www.howtec.or.jp/gijyutsu/dento/dento.html
2008年11月26日 Wed
日本の伝統的な木組みの家づくりを詳細に解説した実務書、木造住宅「私家版」仕様書が架構編に仕上げ編と現場編を加えて帰ってきました。
日本の気候風土に根差した伝統構法でつくる長寿命の家づくりを丁寧に解説しています。
これから木組みの家を造りたいと考えている実務者の方にはもちろん、無垢の国産材で、長寿命の家がほしいと考える「住まい手」の方にもお勧めです。
初版発売より13年の時を経て、国土交通省も見直し始めた伝統の木組みをさらにスキルアップした内容でお届けします。
この仕様書に則って造られた【ワークショップ「き」組の家】は、第二回「超長期住宅先導的モデル」として選定を受けたばかりです。「200年住宅ビジョン」に合致する内容を盛り込んだ、究極の木組の家づくり図鑑をどうぞお手元に。
2008年11月21日 Fri
これからの日本の住宅のあり方を先導する【超長期住宅先導的モデル】としてWS「き」組が国土交通省から選定されました。
ワークショップ「き」組の家は、
超長寿命の仕組みをもつ日本の伝統的な木組みの家として
さらに進化します。
■【超長期住宅先導的モデル事業】とは…
日本は今、地球温暖化問題や、ゆとりある社会への転換を求めて、住宅政策の大規模な見直しが図られています。
そこで、高度経済成長期に広まった、つくっては壊すフロー消費型の考え方を一新し、定期的にリフォームをしながら、世代を超えて200年住める家を建てるストック型社会を目指すために【超長期住宅先導的モデル事業】が立ち上げられました。
【200年住宅】と呼ばれるこの事業は、「いいものをつくってきちんと手入れして長く大切に使う」 というストック社会のあり方について広く国民に提示し、技術の進展に資するモデル事業を、国が公募し、建設工事費等の一部を補助するものです。
■ワークショップ「き」組は…
「多様な取組みを行うことと合わせ、伝統的な木組みの技術の継承や山の育成に寄与する取組みも評価した」という講評を得ました。
これまでワークショップ「き」組が取り組んできたことが、高く評価されたと思います。
これからも山と職人と住まい手を結ぶワークショップ「き」組の家を、
よろしくお願いします。
※詳細は後日、特設ページを開設いたしますので、そちらをご覧下さい。
2008年11月14日 Fri
今年も「木組みゼミ」で八郷に行ってきました。八郷は何時行っても日本の「ふるさと」のような懐かしさがあります。いつもよりも深い里山を訪ねると、そこには茅葺民家がいくつも残っていました。写真を撮ったりスケッチを描いたりしていると、民家の中からおばあさんが出てきて「どこから来たの?」「何がいいの?」とたずねられました。しばし地元の話を聞きながら、秋の紅葉が始まった八郷を楽しみました。(画・松井奈穂、郁夫)
2008年11月13日 Thu
もう一度デザインを一から推敲し、磨きをかけました。
屋根を低く抑え、和風建築本来の落ち着きを大切にしたプロポーションになりました。
下屋の屋根を片流れにしました。屋根はその建物の印象を決めます。美しい外観は住み心地もよくします。
天井を張った、家族団欒の居間です。網代(あじろ)張りの駆込み天井になった和室。数寄屋の趣向を凝らしました。
ブログ | プロジェクトレポート | 下連雀の家
2008年11月13日 Thu
朝夕の寒気が身にしみるころとなりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
このたび「善福寺の家・Ⅱ」が竣工し、
2008年12月13日(土)に建主さんのご厚意で完成内覧会を開催することとなりました。
善福寺公園に近い住宅地に空中回廊とパティオのある木組みの家が建ちました。
建主さんはWS「き」組の環境への取り組みに賛同してくださる方で、
天竜の植林ツアーにも参加しました。
構造材は天竜TSドライです。施工はベテランの渡辺棟梁、設計は松井事務所。
小さくてもお洒落で楽しい家になりました。
どうぞ皆さんお誘い合わせの上ご高覧下さい。
大勢の皆様のお越しをお待ちしております。
※見学をご希望の方は事前に事務局までご連絡下さい。詳しい地図をお送りします。
2008年11月11日 Tue
木造住宅の伝統構法による「私家版」仕様書が完全版になって帰ってきました。既刊の発売から10年。日本の伝統構法が国土交通省の見直しを受けている最中の発行です。
今後の伝統構法の仕様書として、
誰もが使える教科書を目指しました。
「架構編」に「仕上げ編」と構造の根拠を「現場監理編」として加えて、「木組みの家」を、さらに多くの全国の皆さんに建てていただける仕様書になりました。乞うご期待!
2008年11月07日 Fri
この度「下連雀の家」が上棟の運びとなり、
建主さんのご厚意で構造見学会を開催することとなりました。
緑豊かな三鷹市の住宅地に木組みの家が建ちます。
下屋の屋根をゆったりと伸ばした、
日本建築の落ち着いた佇まいを大切にした家です。
材木は徳島のTSウッド、施工は横田木材工事部。
ベテラン渡辺棟梁。設計は松井事務所です。
素晴しい檜の大黒柱が下小屋で上棟を待っています。
骨組みの見える構造見学会は、
伝統構法による木組みの醍醐味を味わえるまたとない機会です。
どうぞ皆さんお誘い合わせの上ご高覧下さい。
大勢の皆様のお越しをお待ちしております。
※見学をご希望の方は事前に
松井事務所までご連絡下さい。
詳しい地図をお送りします。