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2007年08月27日 Mon

金沢・大野

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金沢市の日本海側に大野という醤油蔵の建つ町があります。江戸時代から栄えた港町です。近年、蔵を改装したお店や、ギャラリーができて観光客でにぎわっています。
金沢市街には、いつも文化のにおいが強く感じられますが、この大野にも新たな文化拠点が芽生えつつあります。スケッチは中心街の様子です。消防署の火の見櫓がアクセントになって、景色をつくっています。(画・文 松井郁夫)

金沢・大野

2007年08月23日 Thu

千倉・白間津

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毎年通っている千葉の海、千倉の近くに白間津(しらまづ)とういう漁村があります。変わった地名の上に、4年に一度の珍しいお祭りがあります。今年が開催の年だったのですが見逃してしまいました。
写真で見る祭りの風情は、なにやら平家の落人伝説につながるような?それとも韓国の祭りに近いような?スケッチの家もどこか沖縄の家ような?詳しいことは分かりませんが、海辺の集落には、さまざまな文化が波のように押し寄せて、吹き溜まっていくのでしょうか?(画・文 松井郁夫)

千倉・白間津

2007年08月20日 Mon

郡上八幡・菊美屋

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郡上八幡での定宿は、菊美屋さんと決めています。笑顔のお女将さんと、鮎釣りで真っ黒な旦那さんがいつも優しく迎えてくれます。夜はいつも、役所や町の悪い友人と飲んでしまうので、菊美屋さんで晩御飯を食べたことがなかったのですが、先日初めて夕食を頂きました。
鮎の塩焼きはもちろんですが、蜂の子やら明宝ハムやら、牛肉などとてもおいしく頂きました。初めて鮎ご飯を食べました。焼いた鮎を山菜とご飯に混ぜて頂きました。ほっぺたが落ちるとはこのことをいうのでしょうか?今度から夕食は、菊美屋さんですね。(画・文 松井郁夫)

郡上八幡・菊美屋

2007年08月13日 Mon

「浜田山の家Ⅱ」足場がとれて全景が現れました

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南側の外観。1階ベランダの腕木庇で影を深くし陰影のリズムを出しています。
和室も出来てきました。これから左官屋さんが入ります。

2007年08月13日 Mon

「浜田山の家Ⅱ」天井が張られました

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見事に張られました。きれいな板なので、庭の陽光が反射しています。
板は一枚一枚選別して色の近いのものを隣に合わせます。

 

木目もできるだけ合うように施工してくれました。まさに職人技です。
和室の床の間です。垂れ壁の曲線は現場で実際に描いて決めました。

2007年08月13日 Mon

「那須の別荘」順調に工事が進んでいます

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懸け造りで浮いた建物外観です。少しづつ優雅な平屋の雰囲気が出てきています。

 

小屋組みです。フレームが並んだ構造がよくわかります。ここには月見デッキが造られます。

2007年08月13日 Mon

「宮原の家」下小屋で丸太を組みました

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がっしり組まれました。

 

仕口を慎重に検討しています。丸太は水平垂直が出ないためレーザーをあてながら測ります。

 

きれいな仕口。これだけで造形物としてすばらしいものです。
 こちら側はこのように丸太の上に丸太が乗ります。

2007年08月11日 Sat

朝顔

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事務所の前に「朝顔」の鉢植えを置いています。夏の定番です。道行く人から「いつもきれいな花をありがとうございます。」と声をかけていただきました。ちょっとうれしい気分です。
当事務所も13日(月)より17日(金)まで夏休みに入ります。暑さ厳しい折。みなさんゆっくり休んで気を養いましょう。

2007年08月11日 Sat

郡上八幡・町家

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郡上八幡は、この時期夏の観光客でいっぱいです。お盆の徹夜踊りで有名な町ですが、町の中を流れる吉田川に子供たちが泳ぎ、その隣で鮎釣りをしている光景は、まさに「日本のふるさと」といえます。
スケッチは市街地に残る古い町家です。間口の広い大きな家です。残念なことに普段は、空き家になっています。踊りの時期だけ、都会に出た人が戻ってくるともいいます。年々増える町家の空き家が悩みのタネですが、なんとか人が住める仕組を考えられないでしょうか?(画・文 松井郁夫)

郡上八幡・町家

2007年08月10日 Fri

和泉村

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通りがかりの集落で、ふと足を止めてみたくなる風景に出会うことがあります。このスケッチの村もそんな集落の一つです。
福井県大野郡和泉村は、岐阜県郡上市白鳥町に抜ける峠の村です。深い谷の所々が少し平らになって、田畑を作っています。農作業用でしょうか、板倉の群れがきれいです。きっと紅葉の時期も素晴らしいでしょう。
全国に和泉という地名が数多く残っていますが、概ね平家の落人部落であったりします。その昔源氏に敗れた平家の残党が、この集落にも落ちのびて来たのでしょうか?ひっそりとした心に残る風景です。(画・文 松井郁夫)

和泉村

2007年08月09日 Thu

日本民藝館

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現在、私たちが身近に目にする、器や竹篭などの生活雑器を民具と呼んで、その美しさをあらためて価値付けてくれたのは、大正時代の民芸運動です。
「民家」と言う言葉もそのときに生まれたと言います。多くの人々が気付かなかった美を、日本全国から丹念にすくいあげ、各国の工人に影響を与え続けた、創始者・柳宗悦の残した足跡は大きいと思います。
スケッチは、駒場東大前に建つ日本民藝館の西館(柳宗悦旧宅)です。栃木から移築された長屋門ですが、驚くことに、屋根は大谷石の瓦で葺いてあります。
力強くも美しいたたずまいです。本館の展示品には、見るたびに新しい発見と驚きがあります。(画・文 松井郁夫)

日本民藝館

2007年08月01日 Wed

「浜田山の家Ⅱ」工事は順調に進んでいます

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まだシートは外れませんが全貌が感じられるようになりました。

 

2階は小屋組みが見えます。棟梁の仕事の繊細さが伝わります。
和室。穏やかな雰囲気を大切にして造って行きます。

2007年 / 8月-->